犬の早食いを止める6つのアイデア

犬の早食いを止める6つのアイデア

食べることが大好きなワンちゃんは、ご飯をあっという間に平らげてしまいます。犬食いという言葉があるように、犬は本来、早食いの傾向にあるようですが、早食いは人間と同じく満腹感が得られにくく、肥満や腸捻転などの病気のもとになってしまいます。普段の食事を工夫して、愛犬の早食いを防止するアイデアを6つご紹介します。

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記事の監修

  • 獣医師
  • 平松育子
  • (AEAJ認定アロマテラピーインストラクター・ペットライター )

獣医師・AEAJ認定アロマテラピーインストラクター・ペットライター
山口大学農学部獣医学科(現:共同獣医学部)卒業。2006年3月~2023年3月 有限会社ふくふく動物病院 取締役・院長。ジェネラリストですが、得意分野は皮膚疾患です。
獣医師歴26年(2023年4月現在)の経験を活かし、ペットの病気やペットと楽しむアロマに関する情報をお届けします。

犬にご飯をゆっくり食べさせるアイデア

ご飯を食べている犬

人間でもそうですが、お腹が空きすぎていると、ついつい食事を掻き込んでしまいます。
ワンちゃんも一緒で、お腹が空きすぎていると、やっぱり、ついつい早食いになってしまいます。
慌ててご飯を食べてしまうワンちゃんを飼っている方は参考にしてみてください。

アイデア1:食事の回数を増やす

少ない量のご飯を食べている犬

食事は1日分のフードを、たとえば朝、夕方、寝る前など3回から4回に分けてあげると、空腹の時間が少なくなり早食いを予防できます。
ワンちゃんからしてみると、食事の量より、もらった回数で満足しているようなので、ワンちゃんの満足感にもつながります。

アイデア2:手で一粒ずつあげる

手でご飯を食べさせてもらっている柴犬

食器からだと一気にパクパク食べてしまう子が多いです。そこで、飼い主さんの手から少しずつあげると早食いを防げます。

これには他のメリットもあり、ワンちゃんからして飼い主さんの手は、美味しいものをくれる手だと認識するので、食べている最中にフードに手が触れてもワンちゃんが怒ったりしなくなる。という躾の意味でも有効だと思います。
しかし、手からしか食べなくなってしまうかもしれませんので、お気を付けください。

アイデア3:早食い防止の食器を使う

上から見た食事中の犬

食器の中がデコボコしていたり、食べにくい細工がなされている食器が売られています。
ワンちゃんにとっては、食べにくくて大変かも知れないですが、病気を防ぐためなら普段からゆっくり食べる癖をつけるのは、とても良いと思います。

アイデア4:おやつを入れられるゴム製のおもちゃを使う

おやつを入れられる犬のおもちゃ

固めのおやつをあげても、すぐにパクパク!あっという間に食べ終わってしまうワンちゃんには、犬用クッキーや、ささみジャーキーなど、なめて水分を含むと徐々に柔らかくなるおやつをゴム製のおもちゃに詰めて与えると、固いおやつを与えるよりも、ゆっくり食べさせることができます。

長い時間、美味しく味わえるのでワンちゃんの気持ちも満たされます。口を使うとエネルギーの発散にもなるだけでなく吠えにくくなる効果も。
上手におもちゃを使って、ゆっくり味わい、ストレスも発散させてあげましょう。

アイデア5:オスワリで落ち着かせる

オスワリをしているトイプードル

食事の前にマテ。とさせる飼い主さんもたくさんいますが、マテ=ご飯!という風にワンちゃんが覚えてしまいます。
なので、食事を前にするだけで、マテを待てずに食べてしまう子達もいます。

マテ。という合図は普段の生活でも、危険を回避したり、静かにさせたりと、大切なコマンドなので、食事の際には使わずに、まずオスワリをさせて、気持ちを落ち着かせるのはどうでしょうか。
少しでもオスワリできたら、それはマテ。と同じ事。オスワリからの、どうぞ。という指示であげると、気持ちが少し落ち着いた分、慌てて食べるという早食い防止になるかも知れません。

アイデア6:フードの大きさをバラバラにして混ぜる

フードの大きさはメーカーによって、ある程度決まっていますが、大きめ、小さめをバラバラに混ぜてあげるのはどうでしょうか?
犬は本来、噛まずに飲み込む傾向がありますが、少しでも食べにくくすることで早食いを防ぐことができます。

まとめ

食事中の犬

ワンちゃん達は食べるのが大好きな子が多いですから、いつもの調子であげていて、急に腸捻転などの病気になってしまうと本当に心配です。
普段から、落ち着いて食べさせる習慣や、工夫をして病気を防ぎましょう!
早食いをやめて、おやつをゆっくり味わうのも悪くないなとワンちゃんが思ってくれたら、お留守番の時にも役立つかもしれませんね。

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