犬が追いかけっこを喜ぶ理由は?遊び方のコツや注意点を解説!

犬が追いかけっこを喜ぶ理由は?遊び方のコツや注意点を解説!

この記事では、犬が追いかけっこを好む理由や注意点、メリットなどを詳しく解説!追いかけっこ好きの犬と暮らす飼い主さん、愛犬家の方、必見の内容です!

犬はなぜ追いかけっこが好きなの?

走る犬と男の子

犬は、追いかけっこなどの「遊ぶ」という行為をとても好む動物です。なぜなら、遊ぶことで社会的情動を満たしたり、ストレスを発散したりするからです。それでは、具体的になぜ追いかけっこが好きなのか解説いたします。

動くものに犬の狩猟本能を刺激される

犬には「動いているものを追いかけて捕まえる」という本能があり、これを狩猟本能と言います。犬は狩りをしませんが、先祖のオオカミの本能を受け継いでいるので犬にも同じ行動が見られるのです。

たとえば、走っている人を追いかけたり、自転車や車、道端の猫や鳥を追いかけるなど、動くものに敏感なのは狩猟本能によるものです。

犬自身があらがうことはできない行動なので、突然何かを追いかけてしまうことがあっても「生まれながら持つ本能だからしょうがないな」と思ってあげてください。

もちろん、犬自身や、人、他の犬に危害を与える恐れがあれば止めてくださいね。

捕食行動を楽しんでいる

捕食行動とは、「獲物を探し、とどめをさす」という一連の行動を指します。

実は、この行動は「好奇心に従い自分の周囲を探索するワクワク感」を得られるメリットもあるのです。つまり、犬にとって追いかけっこ自体がとても楽しいレクリエーションなのです。

犬は仲間とのコミュニケーションを喜ぶ動物

犬は、コミュニケーション能力が高い動物です。人間のように言葉を使って会話することはできませんが、ボディランゲージで犬同士はコミュニケーションをとるのです。

ボディランゲージは犬の社会的愛着(他社と触れ合いたい、仲良くなりたいという欲求)を満たす重要な役目を担っています。

追いかけっこは犬のコミュニケーションの1つで、欲求を満たしたり、ストレスを発散するための大切な遊び。ですから犬はコミュニケーションを好むのです。

犬が追いかけっこをして遊ぶメリット

走り出す犬と足元

犬の追いかけっこには、ただ「遊ぶ」ことだけではなく、他にもたくさんのメリットがあります。追いかけっこのメリットを知って愛犬の「遊ぶ」時間を有意義なものにしましょう。

犬の「走って追いかけたい」衝動を発散できる

犬の「走って追いかけたい」衝動は狩猟本能からくる行動と先述しました。実は本能であるこの行動を制限されてしまうと、犬にはストレスになってしまいます。

ストレスを感じ続けると問題行動をしたり、体調を崩す原因になりかねません。ですから、追いかけっこをする犬であれば、危険のない範囲で行い「走って追いかけたい」衝動を日常の中で発散させてあげるのが良いです。

他の犬との接し方を学べる

犬同士での追いかけっこは、ストレス発散や欲求を満たすことのほかに、マナーや社会性を学ぶために大切なことでもあります。

たとえば、「ぶつかってきたな、でも許してあげよう」「あまりしつこく追いかけるのも良くないな。」など、犬に対してどのように接すれば良いかを学んでいるのです。

特に子犬の時期にたくさん追いかけっこをしていた犬であれば、犬同士の追いかけっこが得意で関わり方も上手な犬が多いです。しかし反対に、経験が少ない犬は苦手なことが多いです。

しかし、愛犬が追いかけっこが苦手だからと言って無理やり追いかけっこさせる必要はありません。シニア犬や、もともと犬が苦手な犬や、遊ぶことが好きでない犬もいますので、その犬に合わせた遊びをしてあげましょう。

飼い主との絆を深める時間になる

犬は犬同士で遊ぶことと、人間と遊ぶことは全く別のものと捉えています。

犬同士の追いかけっこではマナーや社会性を学び、他の犬と競ったりして楽しんでいますが、飼い主との追いかけっこでは、協調性などを学び信頼関係を築いています。

さらに、飼い主と遊ぶ中で幸せホルモン(エンドルフィン)を分泌し、幸福感を得て絆を作り出すとも言われています。

犬の追いかけっこ遊びの注意点

走る3匹の犬

犬同士で追いかけっこ遊びをしているときの注意点は、飼い主が必ず見守ることです。なぜなら、追いかけっこは「お互いが楽しいこと」が大前提ですので、愛犬が、相手を困らせるようなマナー違反をしていないか観察する必要があるからです。

それでは、どのような場合がマナー違反になるのでしょうか。

「楽しい遊び」におさまる範囲で行う

基本的に犬同士が遊んでいるとき、飼い主は見守っているだけで問題ありません。しかし互いが「楽しい」と思える追いかけっこではないときには、飼い主が止めなければなりません。

避けるべき追いかけっこの状況とは……

一方的に追いかける

犬同士の追いかけっこは、「追いかけて追いかけられて」がルールです。どちらか一方だけでは、追いかけられている犬は遊びではなくなってしまいます。このようになってしまった場合は、一度愛犬を追いかけっこから戦線離脱させましょう。

犬同士がケンカを始める

追いかけっこをしているとケンカに発展してしまうこともあります。遊んでいるのかケンカをしているのか判断が難しい場合もありますが、明らかに犬同士が激しい様子で、歯茎むき出しに牙を出していたり、被毛が逆立っていたら追いかけっこを中断しましょう。

多数の犬で1頭の犬を追いかける

1対大勢でいじめるように追いかけることはやめさせましょう。追いかけている犬たちは楽しいかもしれませんが、追いかけられている犬は恐怖でしかありません。

追いかけっこが苦手な犬を追いかける

たとえば、ドッグランでは追いかけっこが好きな子もいれば、飼い主とゆっくり過ごしたい子などがいます。

追いかけっこをしたくない犬を追いかけまわしてしまうと、追いかけられた犬は困ってしまいますし、ドッグラン自体嫌いになってしまうかもしれません。

もし、愛犬がどちらかの立場にあったら追いかけっこは中断しましょう。初対面の犬と遊ぶときは、その犬が遊ぶことが好きなのか飼い主に確認し、犬同士の仲が悪くならないよう気を付けましょう。

犬が興奮している

犬が我を忘れ興奮しているときは追いかけっこを止めさせます。犬は興奮すると、吠える、相手の犬のシグナルを受け取れなくなる、飼い主の言うことを聞かなくなるなど危険な状態になる場合があります。

お互いがケガをしてしまうことも考えられるので、その際はまず愛犬を落ち着かせましょう。

犬の吠える・噛むなどの問題行動は飼い主が制御する

追いかけっこをしていると犬が相手を噛んだり吠えたり問題行動をしてしまうことがあります。以下のような行動を愛犬がしていたら飼い主がきちんと制御しましょう。

相手の犬を吠える噛む

遊びがヒートアップして相手の犬を吠えたり、噛んだりしてしまうケースは少なくありません。しかし、それは相手の犬を怖がらせ、最悪ケガをさせる恐れがあります。もし、愛犬がそのような行為をしていたら、追いかけっこは中断しましょう。

おもちゃを奪う、独り占めをして唸る

おもちゃを奪うことは、ケンカの原因になります。愛犬がほかの犬のおもちゃを取ってしまったら、すぐに取り上げて持ち主に返しましょう。

相手に勢いよく体当たり、飛びつく

遊んでいると楽しくなってしまい、じゃれあいがエスカレートになって体当たりなどの危険行為をすることがあります。特に体格差のある犬同士では、小さい犬に大けがをさせる恐れがあるのですぐに辞めさせましょう。

飼い主が犬と楽しく追いかけっこ遊びをするコツ

フローリングを走る犬たち

犬同士の追いかけっこについて解説してきましたが、飼い主と追いかけっこをするときはどのように行うのか、また何を気をつければよいのか。楽しく愛犬と追いかけっこするための方法と注意点を紹介します。

犬が飼い主を追いかけるやり方がおすすめ

愛犬と追いかけっこをするときは必ず飼い主が逃げる役をして、「呼んだら追いかける」ことを教えます。犬が逃げる役をすると、「逃げる=楽しい」と学習してしまいます。そうすると、日常でも不都合になる場合もあるのです。

例えば、散歩中にリードが抜けるハプニングにあっても、逃げられて捕まえることが難しくないなどの状況になることも。しかし、常に飼い主が逃げる役をしていて「呼ばれたら飼い主を追う」ことを犬が学んでいれば、そのようなハプニングにもうまく対応できることでしょう。

遊び始めと終わりは飼い主が決める

愛犬との遊びは飼い主が主導権を握りましょう。犬の言いなりにならずにルールを決めておくことは、犬と飼い主が楽しく遊ぶために重要なことです。

というのも、犬に主導権を握らせてしまうと、要求吠えを繰り返したり、興奮して飼い主の言うことを聞かなくなる、さらにはケガや事故を招いてしまうこともあります。

そんな訳で、愛犬と遊ぶときの主導権は飼い主が握るようにします。

誤食に注意

室内で遊ぶ場合は、誤食にも注意が必要です。例えば、おもちゃを追いかけてキャッチする遊びをしているとき、犬は大抵気持ちがハイになっているので、おもちゃ以外のものに興味を抱きやすくなっています。

飲み込んでは危険なもの(薬、チョコレート、化粧品など) は、あらかじめ犬の届かない場所に移しておきましょう。

フローリングなど滑りやすい床では遊ばない

これも室内で遊ぶ時の注意点です。フローリングや大理石の床は犬が滑りやすく大変危険です。脱臼やヘルニアなどの怖い病気になりかねませんので、犬が遊ぶ床はカーペットを敷いたり対策をしましょう。

まとめ

駆け出す犬と男性

今回、犬が追いかけっこを喜ぶ理由と遊び方のコツや注意点を解説しました。

この記事を読んで、追いかけっこは意味のある大切な「遊び」であり、飼い主との絆をつくるための重要な役割があることを知ってもらえたでしょうか。

追いかけっこをすることは、愛犬にたくさんのメリットをもたらします。しかしルールを守らなければ、そのメリットを得ることは難しくなってしまいます。

注意したい点は、犬同士で追いかけっこをするときは、マナーを守り、みなが楽しいと思える追いかけっこにしなければならないこと。

飼い主と追いかけっこをするときも、正しい方法で行い、飼い主と愛犬が安全に遊べるように努めることです。日ごろから、犬友達や飼い主と追いかけっこをして、愛犬のストレス発散や運動不足を解消しましょう!

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