犬にお留守番させる時に絶対してはいけないNG行為5つ

犬にお留守番させる時に絶対してはいけないNG行為5つ

犬と一緒に暮らしていると、どうしても1匹でお留守番してもらわなければいけない状況が出てきますよね。犬にお留守番をさせる時は、実は絶対にしてはいけない行為があるのですがご存知でしょうか。今回は犬にお留守番させる時に絶対にしてはいけないNG行為をご紹介します。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

犬にお留守番させるときに絶対にしてはいけないNG行為

つぶらな瞳で上を見るトイプードル

皆さんはいつも愛犬にお留守番させる際、どのような行動を取っていますか?「行ってきます」と声をかけたり、テレビを消したり…ご家庭によって様々でしょう。もしかすると、あなたの取っている行動の中に、実は犬にお留守番させるときにしてはいけない行為があるかもしれません。

1.声をかける

愛犬に「行ってくるね」「お留守番よろしくね」などと声をかけてから家を出るという飼い主さんは多いことでしょう。特に、家族の一員として見ていると、どうしても声をかけてしまいますよね。

しかし、家を出る際に声をかけてしまうと、犬は「飼い主さんが出掛けてしまう」と覚悟を決めなければいけないと、その状況を大げさに捉えてしまう場合があります。

その結果、飼い主さんがいなくなることへの不安や恐怖、寂しさが強くなり、お留守番中も心細い思いをしなければならなくなるのです。そのため、外出する際はなるべく声をかけず、ひっそりと出て行くことが望ましいですよ。

2.同じルーティンを行う

鏡の前で出かける準備をする女性

犬は飼い主の行動を私たちが思っている以上に観察しています。そのため、外出前に着替えて、化粧をして…と同じルーティンを毎日行っていると、その行動だけで「飼い主さんが出掛けてしまう」と察知してしまいます。

寂しがり屋な犬の場合、出掛ける前からそわそわしてしまい、「行ってほしくないな」「寂しいな」と余計なストレスを感じてしまいます。

そのため、外出する際のルーティンはなるべく毎日変えるようにしたり、あるいは愛犬がいる部屋とは別の部屋で準備をしたりするなど、愛犬に外出を悟られないよう工夫しましょう。

3.おやつを与える

おやつを食べているビーグル犬

愛犬にいい子で待っていてもらうために、追いかけてこないよう気を引くアイテムとして、外出前におやつを与える飼い主さんは多いかと思います。しかし、これもNG行為です。

特に子犬の場合、飼い主が居なくなることへの寂しさを強く感じるため、おやつを貰っても飼い主さんがおやつを食べている間にいなくならないよう、急いで食べようとする傾向が強いです。

その結果、上手く飲み込むことができず、喉に詰まってしまうトラブルを引き起こす原因にもなりかねません。これを回避するためにも、外出前におやつを与え、そのまま外出するという行為はやめましょう。

4.ケージの位置を外が見えるところに置く

窓の外を覗く柴犬

少しでも愛犬がお留守番中に気分転換ができるように、とケージを外が見える位置へ移動させてあげるというご家庭もあるでしょう。しかし、この良かれと思ってやっていた行為もNGです。

犬は警戒心の強い動物なので、外が見えてしまうと、その分「知らない敵が来ないように」と警戒心を強くし、見張ろうとする習性があります。すると、お留守番中はなかなか休むことができず、ぐったりと疲れてしまうのです。

また、夏場や冬場は窓際にケージやサークルを設置してしまうと、思うように体温調節ができず、熱中症になってしまったり、体を冷やしてしまったりします。外が見える窓に近い場所には置かないようにしましょう。

5.たくさんスキンシップを取ってから出掛ける

「これから出掛けるから」と、愛犬が寂しくないように出掛ける前にたくさんスキンシップを取っているという飼い主さんもいるでしょう。しかし、これも愛犬の寂しさを増幅させる行為なので、NGです。

たくさんスキンシップを取ってあげるのは悪いことではないのですが、これがお留守番直前であると、飼い主さんがいなくなった後に、より強い寂しさを感じてしまいます。

その寂しさによって強いストレスが溜まり、寂しさを紛らわすための問題行為を引き起こす原因となります。最初にもお話ししましたが、外出する際はひっそりと、愛犬に気付かれないように外出するのがベストです。

まとめ

窓の外を眺めて飼い主の帰りを待つパグ

いかがでしたでしょうか。良かれと思ってやっていた行為が、実は愛犬の寂しさをより大きくしている可能性があります。犬にお留守番させるときは、なるべくひっそり、静かに家を出るように心掛けましょう。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    50代以上 男性 Ku_u

    ウチはほとんどこの記事の反対側ですね。1歳4ヶ月のボーダーコリーです。
    基本的に留守番は留守番として、ウチの子の仕事としてやっています。
    まず、ちゃんとお座りをさせて、顔を両手で持って
    「今から出かけてくるからね」と言って マテ のコマンドを出します。それから体をガシガシと触ってもう一度
    「いい子で留守番しててね」と目を見てお願いします。
    30分位なら玄関先で伏せて待っていますがそれ以上長くなると、退屈するんでしょうね 帰って来てコソッとみればソファーか自分のケージの中のベッドでねています。
    けど、帰って来たのが判るが否や、尻尾ブンブン、「おかえり おかえり!!!」の大歓迎。
    「ただいまぁ!!」でまた体を ガシガシ体をなぜてやって、
    「うまく留守番できたね〜」とご褒美のオヤツ。
    いつもこんな感じです。
  • 投稿者

    50代以上 男性 匿名

    我が家では、初めて芝犬の女の子、ソラ(6か月)を先月から飼い始めました。留守中のソラは、玄関に近い場所に置いてあるケージで過ごしますが、出かける時は必ず外出時の挨拶とバイバイを告げ、帰宅時には戻って来た旨を伝えてケージから出して遊び場とトイレがあるテラスに一緒に向かう事にしています。留守中はボイスレコーダーでソラの様子(音だけですが)を記録してますが、最初は悲しげな声やケージ内で多少騒ぐ事が2〜3分ほどありましたが、1か月経過した今では、全く静かでお利口さんにしています。犬種や個々の性格、生活環境などにより、方法が変わってもよいのでは、と考える次第です。我が家のやり方は過去に米国で犬を飼う際に教わった方法で、もし留守中の飼い犬の居場所がケージ(または特定の場所)の場合、きちんとその居場所が飼い犬にとってどのような意味かを、明確に伝える事が有効との考え方でした。我が家でソラがケージに入る時は、留守番と夜の睡眠時、安全のためや家族の都合、それとソラ自身の意思です。飼い主や家族の都合でケージに入れる場合はソラにその目的を伝え、最後に必ず「バイバイ」を言ってアイコンタクト後にその場を離れます。仮にこのやり方が上手くいくと、外出前に行う片付けや身支度などがルーティン化していても全く問題は無く、双方が安心できるのでは... よろしければお試しください。
  • 投稿者

    50代以上 女性 匿名

    うちのチワワは、そうしつけた訳ではありませんが、私が出かける準備をしていると、自らサークルに入るし、帰宅しても平然としています。なので、留守番させることについて、こんなに深く考えたことありませんでした(笑)
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