良いウンチってどんなウンチ?
- 硬さ
- 色
- ニオイ
- 回数
- 量
によってチェックすることができます。愛犬のうんちは毎日チェックされていますよね。ちょっとした変化にも飼い主さんであれば気づくことができるのではないでしょうか。
急激な変化には驚かれる飼い主さんも多いですが、普段のうんちとの変化を比べ、ご自分では原因や対処法が分からない場合、電話でも良いですし来院でも良いですし、すぐに獣医さに相談してみましょう。
良いうんちの硬さ
トイレットペーパーなどで掴み、崩れてしまわない程度の硬さがあることが理想です。
良いうんちの色
色には個体差があります。食べているフードによっても色に違いがあります。毎日のうんちの色をチェックし、変化に注意しましょう。
茶色やこげ茶色であることがほとんどですが、「いつもと同じ色」であれば問題ないと思います。いつもの色とあまりにも違いがある場合、獣医さんに相談し、検査など受けてみましょう。
良いうんちのニオイ
食事の内容に変わりがなければ、毎日のうんちのニオイも同じです。「いつもと同じニオイ」であれば問題ないと思います。
いつものニオイとあまりにも違いがある場合、獣医さんに相談し、検査など受けてみましょう。うんちが緩いときや下痢になってしまったとき、普段とは少しニオイに違いを感じるのではないでしょうか。
良いうんちの回数
毎日1回以上あることが理想的です。丸一日ないと心配になってしまいますよね。「食事の回数+1回」であることがベストであるとされています。
うちの愛犬は朝と夜に食事をし、朝と夜にうんちをします。「いつもと同じ」であることによって安心なのではないでしょうか。
良いうんちの量
毎日同じ量の食事を与えていれば、うんちの量も毎日同じなのではないでしょうか。ウェットフートとドライフードでは、ドライフードの方がうんちの量が多い傾向にあります。
たくさん出ると良い、と思われている飼い主さんも多いのではないかと思うのですが、うんちの量は多い方が良い、というわけではありません。
食べた食事のうち、消化吸収されなかったものがうんちとして出ます。ということは、うんちの量が急に増えた場合、消化吸収されなかった栄養素が増えたということでもあるんです。
うんちの量が多いのなぜ?
うんちの量が多いと「快便だな」「健康だな」と思ってしまいますよね。しかし、うんちの量が多いのは、フードの消化率が悪いからである可能性があります。
良質なフードの場合、食べた量に対して、うんちの量が意外と少ない事もあります。
肥満用フード
肥満犬のダイエットのために開発されたフードがありますが、カロリーや糖質や脂質を減らし、満腹感を与えるためにたくさんの食物繊維が含まれています。
うちの愛犬がダイエット中に食べるフードにも「食物繊維が豊富!」と書かれています。そのため、食物繊維の多いフードを与えるとうんちの量がとても増えます。
このような場合にはうんちの量が増えてしまっても問題ありません。
うんちの量が多いと感じたら
あまりにもうんちの量が多いのではないか、そう感じたら、フードを見直してみる必要があるかもしれません。うんちの量が多い原因がフードの質にある場合、栄養素の消化吸収が悪かったり、余計な栄養素で量ましがされている可能性があるからです。
特別なフードを食べた日
誕生日など、ケーキや特別なフードを与えることがありますよね。そんなとき、うんちの量などに変化があらわれやすいです。
いつもはフードだけだけど、果物を買ってきたから愛犬と一緒に食べよう、そんな日もうんちに変化がかもしれません。
検便がおすすめ!
愛犬のうんちは良いうんちなのか、ご自分で判断することができないのであれば、ぜひ検便を受けてみましょう。検便に持って行くうんちは「いつものうんち」であるときが良いでしょう。
いつものうんちが良いうんちなのかどうかを検査してもらうことができます。いつものうんちと違ううんちをしてしまって心配だ、そんなときも検便がおすすめです。
まとめ
「いつものうんち」を知っておくことで、愛犬のうんちの変化にすぐに気付くことができます。
硬さ・色・ニオイ・回数・量をチェックしておきましょう。
いつものうんちとは違う変化を感じたら、様子を見てみても良いですし、あまりにも大きな変化で心配な場合は獣医さんに相談しましょう。