【獣医師監修】プロット・ハウンド|犬種の特徴と性格、飼い方や価格相場まで解説

【獣医師監修】プロット・ハウンド|犬種の特徴と性格、飼い方や価格相場まで解説

プロット・ハウンドの歴史や特徴、性格、飼い方を解説。運動量やしつけ、毛色、寿命、注意したい病気、価格相場、似た犬種との違いまで、迎える前に知りたい情報を紹介します。

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記事の監修

麻布大学獣医学部獣医学科卒業後、神奈川県内の動物病院にて勤務。獣医師の電話相談窓口やペットショップの巡回を経て、横浜市に自身の動物病院を開院。開院後、ASC永田の皮膚科塾を修了。皮膚科や小児科、産科分野に興味があり、日々の診療で力を入れさせていただいています。

プロット・ハウンドの歴史

雪が降る中で立っているプロット・ハウンド

  • 犬種名:プロット・ハウンド(Plott Hound)
  • 原産国:アメリカ(ノースカロライナ州周辺)
  • 大きさ:中型〜大型犬
  • 体高:53〜69cm
  • 体重:18〜34kg
  • 被毛:短毛でなめらかな毛質
  • 毛色:ブリンドル、ブラック、バックスキン系など
  • 性格:家族に愛情深く、勇敢で粘り強い。自立心があり、猟犬らしい追跡本能も強い
  • 寿命:12〜14年
  • 役割:ハウンド系の猟犬

プロット・ハウンド(Plott Hound)は、アメリカのノースカロライナ州で発展した猟犬です。犬種名は、18世紀半ばにドイツからアメリカへ移住したプロット家に由来するとされています。

その祖先は、プロット家が連れてきたドイツ系のハウンドで、移住後はアメリカ南東部の山岳地帯で猟に用いられてきました。

とくにクマやイノシシなどを追跡する猟犬として重宝され、実猟の現場で能力を磨かれていった歴史があります。

当時のノースカロライナ周辺では、険しい地形や広い森の中で獲物を追うため、粘り強く働ける犬が求められていました。

プロット家はこの作業能力を重視し、代々犬を受け継ぎながら、独自の系統を築いていったと考えられています。

プロット・ハウンドは、アメリカ原産のクーンハウンド系犬種のなかでも、ドイツ系ハウンドの血を基盤に発展した点が特徴的です。

その背景から、現在も北米では猟犬としての歴史や実用性と結びつけて語られることが多い犬種です。

また、プロット・ハウンドはノースカロライナ州と深い関わりを持つ犬として知られ、同州を象徴する犬種のひとつにもなっています。

日本ではまだ珍しい存在ですが、北米では歴史ある猟犬として認識されています。

プロット・ハウンドの特徴

芝生の上を駆けるプロット・ハウンド

プロット・ハウンドは、引き締まった体つきと短い被毛、垂れ耳を持つ、実用的な猟犬らしい外見の犬種です。派手な装飾性よりも、山野で動きやすい機能的な体のつくりが目立ちます。

体は筋肉質でありながら重すぎず、胸はほどよく深く、四肢はしっかりしています。全体としては中型から大型寄りの存在感があり、家庭で迎える場合も小型犬とは異なるスペース感を想定しておく必要があります。

被毛は短くなめらかで、代表的な毛色にはブリンドルやブラック、バックスキン系などがあります。なかでも虎毛のように見えるブリンドルは、プロット・ハウンドを印象づける大きな特徴です。

プロット・ハウンドの大きさ

プロット・ハウンドの成犬時の体高は、53〜69cm程度が目安です。体重は18〜34kg程度で、オスのほうがメスより大きく、骨格もしっかりしやすい傾向があります。

体格としては中型犬に分類されることもありますが、実際には大型犬に近い存在感を持つ個体もいます。体が縦にも横にも伸びるため、室内で過ごす場合は寝床や移動スペースに余裕を持たせることが大切です。

外見はすっきりしていますが、華奢な犬ではありません。胸まわりや肩、後ろ足に筋肉がつきやすく、成犬になると力強い印象がはっきり出てきます。

プロット・ハウンドの被毛タイプ

プロット・ハウンドの被毛は、体に沿うように生える短毛です。毛質はなめらかで光沢があり、長毛犬種のように毛が伸び続けたり、毛玉ができやすかったりするタイプではありません。

短毛のため見た目はすっきりしていますが、抜け毛がないわけではありません。
短い毛が衣服や布製品に付着することがあるため、日常的なブラッシングで抜け毛を取り除いておくと、皮膚や被毛の状態も確認しやすくなります。

また、垂れ耳を持つ犬種のため、外見上は耳の長さも印象に残ります。耳は頭部に沿って下がり、ハウンドらしい落ち着いた表情をつくる要素になっています。

プロット・ハウンドの毛色の種類

プロット・ハウンドの毛色でよく知られているのは、明るい地色に黒や茶色の縞模様が入るブリンドルです。虎毛のように見える独特の模様で、個体によって縞の濃さや入り方に違いがあります。

そのほか、ブラック単色、ブラックにブリンドルの差し色が入るタイプ、バックスキン系の毛色も見られます。胸元や足先に小さな白斑が入る個体もいますが、白が大きく広がる犬種ではありません。

毛色によって見た目の印象は変わりますが、毛色だけで性格や飼いやすさが決まるわけではありません。迎える際は、色の珍しさだけでなく、体格や健康状態、家庭環境との相性もあわせて確認することが大切です。

プロット・ハウンドの性格

穏やかな表情でどこかを見つめるプロット・ハウンド

プロット・ハウンドは、家族に対して深い愛情を向ける一方で、猟犬らしい自立心と粘り強さを持つ犬種です。

人にべったり依存するタイプというよりも、自分で判断して行動しようとする面があり、落ち着いた信頼関係を築くことが大切になります。

もともと獲物を追跡する仕事をしてきた犬種のため、気になるにおいや動くものに強く反応することがあります。

集中力が高く、一度興味を持つと気持ちを切り替えるまでに時間がかかる場合もあるため、家庭犬として迎える際はこの本能を理解しておく必要があります。

見知らぬ人や慣れない環境に対しては、すぐに無防備になるというより、様子を見ながら距離を取ることがあります。

ただし、必要以上に攻撃的な犬種というわけではなく、幼い頃から人や犬、生活音に慣れる機会を持つことで、家庭内では穏やかに過ごしやすくなります。

家族に対しては忠実で、そばにいる人とのつながりを大切にします。一方で、猫や小動物に対しては追跡本能が出ることもあるため、同居を考える場合は相性を慎重に見極めることが重要です。

明るく頼もしい一面がある反面、頑固に見えるほど意志が強い個体もいます。
犬の扱いに慣れていない家庭では戸惑う場面もあるため、外見のかっこよさだけでなく、猟犬としての気質まで理解したうえで迎えることが大切です。

プロット・ハウンドの価格相場

上を見上げるプロット・ハウンドの子犬のアップ

プロット・ハウンドは、日本国内で一般的に流通している犬種ではないため、ペットショップなどで安定した価格相場を確認しにくい犬種です。

目安となる生体価格は、体格も大きく、希少価値の高い犬種であることから30万円を超える高価な価格になる可能性もあります。

ただし、この金額はあくまで生体価格の目安です。国内での流通数が少ないため、血統、月齢、健康診断の内容、血統書の有無、販売経路などによって費用は大きく変わります。

海外から迎える場合は、生体価格とは別に輸送費、検疫に関わる費用、手続き費用などがかかることがあります。

そのため、実際に必要な総額は30万円前後に収まるとは限らず、条件によってはさらに高額になる可能性があります。

また、迎えた後も中型から大型寄りの体格に合うケージやベッド、首輪・ハーネス、良質なフード、医療費などが必要です。

購入時の金額だけで判断せず、飼育を始めてから継続的にかかる費用も含めて検討することが大切です。

プロット・ハウンドのブリーダーを探す方法

プロット・ハウンドを迎えたい場合は、まず国内で取り扱いのあるブリーダーがいるかを確認します。

一般的なペットショップで見かける機会は少ないため、犬種名で検索するだけでなく、ハウンド系犬種を扱うブリーダーや、猟犬に詳しい専門家を探すところから始めるとよいでしょう。

探す際は、ブリーダー紹介サイト、犬種専門のコミュニティ、ドッグショーや犬種団体の情報、猟犬に詳しい訓練所などを手がかりにします。

すぐに子犬が見つからないこともあるため、希望する時期に合わせて早めに情報収集を始めることが大切です。

問い合わせる際は、親犬の性格や健康状態、飼育環境、子犬の社会化の進め方、血統書の有無、ワクチン接種や健康診断の状況を確認します。

プロット・ハウンドは家庭犬としての流通が少ない犬種なので、犬種の特徴をきちんと説明してくれる相手かどうかも重要な判断材料になります。

施設見学を断られる、親犬や飼育環境を見せてもらえない、健康状態の説明が曖昧、すぐに契約を迫るといった場合は注意が必要です。

価格の安さだけで決めず、犬の状態や引き渡し後の相談体制まで確認してから検討しましょう。

国内で見つからない場合は、海外ブリーダーから迎える方法もあります。
ただし、輸入には検疫や輸送の手続きが関わるため、個人で判断せず、経験のあるブリーダーや輸入代行、獣医師などに相談しながら慎重に進めることが大切です。

プロット・ハウンドの飼い方

公園の芝生の上に立っているプロット・ハウンド

プロット・ハウンドを家庭で迎える場合は、体力を発散できる生活環境と、落ち着いて過ごせる室内環境の両方を整えることが大切です。

もともと活動的な犬種のため、散歩だけでなく、においを使った遊びや頭を使う時間も日課に取り入れると暮らしやすくなります。

また、声がよく通る犬種でもあるため、住宅環境との相性も事前に確認しておきたいポイントです。集合住宅や隣家との距離が近い環境では、防音対策や生活リズムの調整、留守番時間の管理も必要になります。

屋外で過ごす時間を確保する場合でも、放し飼いにするのではなく、フェンスやリードで安全を確保することが欠かせません。

気になるにおいや動くものに反応して遠くへ行こうとすることがあるため、脱走防止を前提にした飼育環境を整えましょう。

プロット・ハウンドの運動量

プロット・ハウンドの運動量は多く、成犬では1日合計2時間前後を目安に、散歩や運動の時間を確保したい犬種です。

たとえば、朝夕それぞれ45〜60分程度の散歩を基本にし、体力や年齢、健康状態に合わせて調整します。

ただ歩くだけでは満足しにくいこともあるため、散歩中ににおいを嗅ぐ時間を設けたり、庭や安全に囲われた場所で軽く走らせたりするとよいでしょう。

ドッグランを利用する場合は、他犬との相性や呼び戻しの状態を確認したうえで、無理のない範囲で利用します。

雨の日や長時間の外出が難しい日には、室内でノーズワークや知育玩具を使い、頭を使う遊びを取り入れるのも効果的です。

体を動かす時間と、においを使って考える時間を組み合わせることで、退屈によるストレスを減らしやすくなります。

ただし、子犬やシニア犬、関節に不安がある犬に同じ量の運動をさせる必要はありません。成長段階や体調に合わせ、疲れすぎていないか、足取りに違和感がないかを見ながら調整しましょう。

プロット・ハウンドのしつけ方

プロット・ハウンドのしつけでは、子犬期から人、犬、生活音、車通り、動物病院などに少しずつ慣れさせることが重要です。

新しい刺激に触れる経験を積むことで、成犬になってからの過度な警戒や興奮を防ぎやすくなります。

散歩中は、においや動くものに強く反応することがあります。そのため、「おいで」「待て」「ついて」などの基本指示は、静かな場所から練習し、少しずつ刺激のある環境でもできるようにしていきます。

引っ張り癖や飛びつきは、体が大きくなる前から対応しておきたい行動です。強く叱るよりも、落ち着いて歩けたときや人の前で座れたときに褒めるほうが、望ましい行動を覚えやすくなります。

吠えに対しては、まず原因を見極めることが大切です。要求、警戒、不安、退屈など理由によって対応は変わります。

大声で叱ると興奮を高めることがあるため、静かにできた瞬間を褒める、環境刺激を減らす、十分に発散させるなど、原因に合わせて対処しましょう。

自立心がある犬種なので、指示を一度で完璧に聞かせようと焦らないことも大切です。家族の間でルールを統一し、短い練習を毎日続けることで、少しずつ暮らしの中での落ち着きが身についていきます。

プロット・ハウンドのケア方法

プロット・ハウンドは短毛のため、被毛の手入れは比較的シンプルです。週に2〜3回程度、ラバーブラシや獣毛ブラシでブラッシングを行い、抜け毛や汚れを取り除きます。

ブラッシングの際は、皮膚の赤み、傷、しこり、ダニなどがないかも確認しましょう。屋外で活動した後は、足裏や爪の間に小石や植物の種が挟まっていないかを見ておくと安心です。

垂れ耳は湿気がこもりやすいため、耳の中に赤みやにおい、汚れがないかを定期的に確認します。汚れが気になる場合は、自己判断で奥まで掃除せず、獣医師の指示に沿って耳用クリーナーを使いましょう。

爪切り、歯みがき、シャンプーも日常管理に含まれます。シャンプーは汚れやにおいが気になるタイミングで行い、洗った後は皮膚に湿気が残らないようにしっかり乾かします。

体力のある犬種ほど、日々の小さな違和感に気づくことが大切です。歩き方、食欲、排泄、皮膚や耳の状態を普段から見ておくことで、変化に早く気づきやすくなります。

プロット・ハウンドの寿命と病気

犬用ベッドで眠るプロット・ハウンド

プロット・ハウンドの平均寿命は、一般的に12〜14年ほどが目安とされています。中型から大型寄りの体格を持つ犬種としては、比較的長く一緒に暮らせる可能性のある犬種です。

ただし、寿命には遺伝的な体質だけでなく、食事量、体重管理、運動量、生活環境、定期的な健康診断などが大きく関わります。若い頃から体重を適正に保ち、年齢に合わせて無理のない生活管理を続けることが大切です。

とくに活発な犬種では、元気に見えていても関節や消化器に負担がかかっている場合があります。

年に1回、シニア期に入ってからは年2回を目安に健康診断を受け、体重や血液検査、歩き方、歯や耳の状態を確認しておくと安心です。

プロット・ハウンドのかかりやすい病気

プロット・ハウンドは比較的丈夫な犬種とされますが、体格や耳の形、活動量の多さから注意したい病気があります。ここでは、飼い主が早めに異変に気づきやすいよう、代表的な病気と注意点を紹介します。

外耳炎

外耳炎は、耳の中に炎症が起こる病気です。プロット・ハウンドのような垂れ耳の犬は耳の中に湿気がこもりやすく、汚れやにおい、かゆみが出ることがあります。

頭を頻繁に振る、耳を床や足でこする、耳の中が赤い、黒や茶色の耳垢が増える、不快なにおいがする場合は注意が必要です。放置すると痛みが強くなったり、慢性化したりすることがあります。

耳の状態は定期的に確認し、異常がある場合は自己判断で奥まで掃除せず、動物病院で診てもらいましょう。耳用クリーナーを使う場合も、獣医師の指示に沿って行うと安心です。

股関節形成不全

股関節形成不全は、股関節のかみ合わせがうまく合わず、歩き方の違和感や痛みにつながることがある病気です。遺伝的な要因に加え、成長期の体重増加や過度な負担が影響する場合もあります。

腰を左右に振るように歩く、立ち上がるのを嫌がる、段差や階段を避ける、運動後に足をかばうといった様子が見られる場合は、早めに受診しましょう。

予防のためには、子犬期から適正体重を維持し、滑りやすい床や無理なジャンプを避けることが大切です。成長期に強い負荷をかけすぎないよう、運動量は年齢や体の発達に合わせて調整します。

胃拡張・胃捻転症候群

胃拡張・胃捻転症候群は、胃にガスや内容物がたまって大きく膨らみ、さらに胃がねじれることがある緊急性の高い病気です。胸の深い中型犬や大型犬では注意が必要です。

食後に落ち着かない、吐こうとしても吐けない、大量のよだれが出る、お腹が張る、ぐったりするなどの様子があれば、すぐに動物病院へ連絡してください。短時間で命に関わることがあるため、様子見は避けましょう。

日常の対策としては、1日分の食事を複数回に分け、食後すぐの激しい運動を避けることが挙げられます。早食いしやすい犬では、早食い防止の食器を使うなど、食べ方を工夫するのもよいでしょう。

肥満

肥満は、関節や心臓、呼吸器などに負担をかけやすく、活動的なプロット・ハウンドの健康維持にも影響します。体重が増えすぎると動くことを嫌がり、さらに運動不足につながることもあります。

予防には、体格や年齢、活動量に合った食事量を守ることが大切です。おやつを与える場合は、1日の総カロリーに含めて考え、主食とのバランスを崩さないようにします。

犬の糖尿病は、体質や慢性膵炎、ホルモン異常など複数の要因が関わる病気であり、肥満だけが直接の原因とはいえません。

ただし、体重管理の乱れは全身の健康に影響するため、適正体重を保つことは病気予防の基本になります。

プロット・ハウンドに似た犬種

屋外で立つツリーイング・ウォーカー・クーンハウンド

プロット・ハウンドは、アメリカ原産のクーンハウンド系犬種と比較されることが多い犬種です。見た目だけでなく、猟犬としての役割や声の通り方、家庭での扱いやすさにも違いがあります。

ここでは、プロット・ハウンドと混同されやすい代表的な犬種を取り上げ、それぞれの違いを分かりやすく紹介します。犬種選びでは、外見の好みだけでなく、体格や気質、住環境との相性まで確認することが大切です。

ツリーイング・ウォーカー・クーンハウンドとの違い

ツリーイング・ウォーカー・クーンハウンドは、プロット・ハウンドと同じくアメリカで発展したクーンハウンド系の犬種です。どちらも追跡能力に優れた猟犬ですが、外見の印象には違いがあります。

ツリーイング・ウォーカー・クーンハウンドは、白地に黒やタンが入るトライカラーがよく知られています。一方、プロット・ハウンドはブリンドルやブラック系の毛色が多く、全体的に落ち着いた色合いに見えます。

体つきは、ツリーイング・ウォーカー・クーンハウンドのほうが脚長でスマートに見えることが多く、プロット・ハウンドはより引き締まった力強い印象があります。

どちらも活動的な犬種ですが、見た目の雰囲気で比較すると違いが分かりやすいでしょう。

ブラック・アンド・タン・クーンハウンドとの違い

ブラック・アンド・タン・クーンハウンドは、黒い被毛にタンのマーキングが入る大型のハウンド犬種です。名前の通り、毛色の特徴がはっきりしているため、プロット・ハウンドとは見分けやすい犬種です。

顔まわりでは、ブラック・アンド・タン・クーンハウンドのほうが耳が長く、皮膚にゆとりがあり、ゆったりとした表情に見えることがあります。

プロット・ハウンドは、比較すると全体的にすっきりした印象を受けやすいでしょう。

気質面では、どちらもハウンドらしい粘り強さを持っています。
ただし、ブラック・アンド・タン・クーンハウンドは重厚で落ち着いた雰囲気を持つ個体も多く、プロット・ハウンドとは表情やたたずまいの違いが出やすい犬種です。

ブルーティック・クーンハウンドとの違い

ブルーティック・クーンハウンドは、白地に黒い細かな斑点が混ざり、全体が青みがかって見える独特の毛色を持つ犬種です。この「ブルーティック」と呼ばれる模様が、プロット・ハウンドとの大きな違いです。

プロット・ハウンドはブリンドルの縞模様が特徴的ですが、ブルーティック・クーンハウンドは細かな斑点状の模様が目立ちます。並んで見ると、縞模様と斑点模様の違いで見分けやすいでしょう。

どちらも猟犬らしい体力と集中力を持つ犬種ですが、外見上はブルーティック・クーンハウンドのほうが白っぽく明るい印象になりやすく、プロット・ハウンドはより濃い色合いに見えることが多いです。

ビーグルとの違い

ビーグルは、日本でもよく知られているハウンド系の犬種です。プロット・ハウンドと同じくにおいを追う能力に優れていますが、体格や家庭犬としてのなじみやすさには大きな違いがあります。

ビーグルはプロット・ハウンドよりも小柄で、一般的な家庭でも迎えやすいサイズ感です。一方、プロット・ハウンドはより大きく力もあるため、住環境や扱う人の体力まで含めて検討する必要があります。

また、ビーグルも声が通りやすく活動的な犬種ですが、プロット・ハウンドはより実猟向きの力強さを残した犬種です。

似たハウンド系だからといって同じ感覚で考えず、必要な運動量や管理のしやすさを比較して選ぶことが大切です。

まとめ

正面を見つめながら首を傾げるプロット・ハウンド

プロット・ハウンドは、ノースカロライナ州で発展した歴史あるハウンド犬種で、引き締まった体つきとブリンドルをはじめとする独特の毛色が印象的です。

家族には愛情深く接しますが、猟犬らしい自立心や追跡本能も持つため、十分な運動量と一貫したしつけ、脱走や吠えへの配慮が欠かせません。

日本では流通が少なく、迎える際は価格だけでなく、ブリーダーの信頼性や健康状態、住環境との相性を慎重に確認することが大切です。

外見の珍しさだけで判断せず、犬種の特性を理解したうえで検討しましょう。

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