犬が赤ちゃん返りする原因

犬の“赤ちゃん返り”とは、急に飼い主への甘えが強くなったり、わがままが強くなったり、これまで当たり前にできていたことが急にできなくなるなどする状態を指します。
より分かりやすい例えでは、“子犬の頃のような態度や行動を見せるようになる”と表現することもあります。
飼い主の後をついて回る。抱っこをせがむ。夜鳴きをする。トイレの失敗が増える。ごはんを食べない。このような態度や行動がよく見られます。
犬の急な変化には必ず理由があります。わがままだと無視や放置をしたり、叱ったりするのではなく、赤ちゃん返りの背景にある愛犬の気持ちをよく理解することが大切です。
1.生活に変化があったこと
犬が赤ちゃん返りする原因は、生活に変化があったことです。
- 引っ越しをした
- 飼い主が転職をした
- 飼い主が在宅勤務になった
- お留守番する時間が増えた
- 飼い主の生活リズムが変わった
このようなことが挙げられます。犬は小さな変化にも敏感で、ストレスを感じやすく、不安から赤ちゃん返りをすることがあります。
また、飼い主の心の変化にも敏感で、飼い主の不安やストレスを読み取ってしまい、自分まで不安になり、ストレスから赤ちゃん返りをすることがあります。
2.家族が増えたことによる寂しさと嫉妬

家族が増えたことによる寂しさと嫉妬から、犬が赤ちゃん返りすることがあります。
- 飼い主が結婚した
- 赤ちゃんが生まれた
- 子犬や新しい犬が家族に加わった
- 家族が一人暮らしを始めた(子が実家を出た)
このようなとき、犬は寂しさや嫉妬する気持ちから赤ちゃん返りをすることがあります。
これまで自分にだけ注目が集まっていたのに、新しい家族の存在に飼い主の関心が向いたことで、強い不安とストレスを感じ、飼い主の気を惹くために赤ちゃん返りをするのです。
3.不足や不満による心のストレス
不足や不満による心のストレスから、犬が赤ちゃん返りすることがあります。
- お散歩不足
- 運動不足
- スキンシップ不足
- コミュニケーション不足
このようなことが挙げられます。
お散歩不足である場合では、もっと外の世界を楽しみたいのです。新しい刺激を受けたり、ニオイを嗅いで情報を集めたりしたいのです。
運動不足である場合では、運動強度が足りていないと言えます。お散歩だけでなく、ドッグランで走り回ったり、他の犬と一緒に遊んだりしたいのです。
スキンシップ不足とコミュニケーション不足である場合では、飼い主とのスキンシップやコミュニケーションだけでなく、他の犬とのスキンシップやコミュニケーションも不足している可能性があります。
愛犬も犬ですから、犬同士でなければ満たされないこともあるのです。
犬が赤ちゃん返りをするときの注意点

単なる甘えやわがままだと決めつけず、愛犬や飼い主の身の回りで起きた出来事を振り返ってみましょう。変化によって、不安やストレスを抱えている可能性があります。
また、体調不良や病気による不調を訴えている可能性もありますし、シニア犬であれば、認知機能の低下による行動である可能性もあります。
生活に支障が出てしまうときは、なるべく早く獣医師に相談しましょう。
まとめ

犬が赤ちゃん返りする原因を3つ解説しました。
- 生活に変化があったこと
- 家族が増えたことによる寂しさと嫉妬
- 不足や不満による心のストレス
筆者の愛犬(15歳)も最近、赤ちゃん返りをすることがあります。高齢になり、体の機能が低下し、不安なことが増えたのだろうと感じています。
言うことを聞かなかったり、反抗的な態度を見せたり、わざと悪い行動をすることもあるかもしれません。叱るのではなく、愛犬の気持ちに寄り添ってみましょう。



