犬がみせる『お腹いっぱい』サイン3つ 食べ過ぎによる悪影響まで解説

犬がみせる『お腹いっぱい』サイン3つ 食べ過ぎによる悪影響まで解説

お腹いっぱい食べた犬は、様々な行動や仕草を見せます。この記事では、犬の満腹サインや食べすぎることで起こる可能性のある悪影響について、詳しく解説します。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

犬がみせるお腹いっぱいサイン3つ

横になっている柴犬

1.ため息をつく

犬は満足したときに、「ふーっ」と長い息を吐くことがあります。人間のため息の場合、口から息を吐くことが多いと思いますが、犬が満足したり満腹になったりしたときは鼻から息を吐く様子が見られます。

食事をした後、「ふーっ」と息を吐いて自分のベッドに戻ったり、体を横にして息を吐いたりしたときは満腹感を感じていることが考えられます。

ただし、「ふんっ」と短いため息をくり返しているときは不満を感じている可能性があります。

満腹感や充足感を感じているときは、表情が穏やかで体の動きが少ないなどの特徴があるため、感情を理解するために全身の状態を確認しましょう。

2.口まわりを舐める

犬が食事を終えたあと、口のまわりをペロペロと舐めているときは満腹感を感じていることが考えられます。

口のまわりに食べ残しや食べもののにおいが残っていることが多いので、それらを舐めとっていることもありますが、満腹感によっておこなっている場合もあります。

口まわりを舐めたあとにリラックスした様子で横になったり、ウトウトと眠りについたりする様子があればお腹いっぱいになっているということでしょう。

ただし、口まわりではなくご飯が入っていた食器を舐め続けていたり、空になった食器を足や鼻先でつついたりしている場合は、食事に満足していないことが考えられます。

3.食器から離れて横になる

犬がお腹いっぱいになって満足すると、体を休めようとすることが多くあります。

満腹になると食器や飼い主さんのそばから離れて、自分のベッドやケージなどリラックスして休める場所に行きます。

満腹の状態で体を激しく動かすと嘔吐や胃捻転などのトラブルが起こりやすくなります。食事をしっかりと摂ったあと、効率よく安全に消化するために体を動かさずにいるのは動物としての本能だと考えられます。

食べ過ぎによる犬への悪影響

体重計に乗るパグ

可愛い愛犬にお腹いっぱい食べさせてあげたいと思うのは、飼い主さんの優しさだと思います。

しかし、必要以上に食べさせてしまうと様々な悪影響があるため注意が必要です。

そもそも犬は満腹中枢の働きが鈍い上、狩猟動物として“食いだめ”をする本能を持っています。「次にいつ食べられるかわからない」という思いから、目の前にある食べものを食べ尽くしてしまう習性があるのです。

そのため、普段の食事では満腹のサインを見せない犬も多く、もっと多くの食べものを欲しがる様子を見せることがあります。

その様子を見て食べものを与えすぎると摂取カロリーが多くなり、肥満になってしまう恐れがあります。

肥満になるとガンや糖尿病、高血圧、心臓病など様々な疾患を引き起こす可能性が上がってしまいます。さらに、重い体を支える足腰の関節に負担がかかって、関節炎や腰痛を引き起こすことも少なくありません。

また、食べ過ぎると消化器官に負担がかかり、腹痛や嘔吐、下痢を起こすこともあります。

そうした状態が続くと栄養が十分に吸収されず、量は食べているのに痩せてしまったり栄養不足になったりするトラブルが起こることもあるので注意しましょう。

まとめ

食べ物から顔をそらす犬

お腹いっぱいになったときのサインは、犬によってそれぞれ異なるかもしれません。

そのため、愛犬が満足しているかどうかは、日頃からよく観察をすることで理解を深めていく必要があります。

愛犬を満足させながらも、しっかりと健康を守れるように食事の管理をしてあげてください。

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