ペットロスから回復するには?カウンセラーおすすめの4つの方法

ペットロスから回復するには?カウンセラーおすすめの4つの方法

大切な愛犬と別れてペットロスに陥る飼い主は珍しくありませんが、一体どのように立ち直ればいいのでしょう?今回はペットロスカウンセラーの視点で、ペットロスから回復するのに効果的な方法を4つご紹介します。

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以前はトリマーとして働いていましたが、愛犬を亡くしたことをきっかけにペットロスカウンセラーに転身しました。現在はペットロスカウンセリングやグリーフケアを行う一方で、Webライターとして動物に関する記事を執筆しています。

ペットロスから回復する方法

犬の手と飼い主の手

つらくて悲しいペットロス。「いつまでこの状態が続くのだろう」と不安になってしまう飼い主さんも多いでしょう。

ここからは、ペットロスカウンセラーの視点から「ペットロスの回復におすすめの方法」を4つご紹介していきます。

しっかりと悲しむ

私がペットロスカウンセラーとして多くの飼い主さんのお話をお聞きする中で感じた共通点があります。

それが「悲しみをごまかそうとしたり、心の内に溜め込んでしまったりする」という点でした。ペットロスに陥る人はお空の愛犬にはもちろん、周囲の人にも気を遣う優しい人たちが多いです。

そのため、「自分がいつまでも悲しんでいたら周りの人に心配をかけてしまう」と、しっかり悲しむことを避ける傾向にあるのです。

周囲の人たちに気を遣うのもとても素晴らしいことですが、まずはご自分の素直な気持ちも大切にするようにしましょう。

愛犬が旅立って悲しいのは自然なことですから、まずはしっかり悲しむことを優先させてくださいね。

愛犬に手紙を書く

「旅立った愛犬に対して手紙を書く」という方法もおすすめです。この方法には大きく分けて2つの目的があります。

  • 悲しみを吐き出す
  • 自分のありのままの気持ちを可視化する

先ほども少しお話したように、周囲の人を気遣って自分の悲しい気持ちを誰にも話せないでいる飼い主さんはたくさんいます。

そうした時に愛犬に手紙を書くことで、自分の悲しい気持ちをしっかり外に吐き出すことができるのです。

ここで大切なのは「素直な気持ちを書く」ということです。誰に見せるわけでもなく“愛犬に向けて書く”ものですから、飾ることなく今の素直な気持ちを書きましょう。

こうして素直な気持ちを文字にして書き出すことで、自分の気持ちを目で見て再確認することもできます。

自分の気持ちを可視化することで、改めて気づくことや今後のペットロスとの向き合い方も見えてくるかもしれません。

新しいペットを迎える

「愛犬が亡くなってすぐに次のペットを迎える気にはなれない」という人は多いかと思います。

もちろん、今は動物を飼う気のない人に向かって「飼った方がいい」なんて無責任なことは言いませんので、ご安心くださいね。

ですが、もし少しでも新しくペットを迎えたいと思った時には、ぜひ前向きな気持ちで迎えてあげてください。

時々「新しい子を飼うなんて、お空の子に悪い気がする」という飼い主さんがいらっしゃいます。でも、「また動物と暮らしたい」と思ったのは、お空に旅立った愛犬がいてくれたからですよね。

大好きな飼い主さんがこうして家族をつないでくれることは、愛犬にとってもきっと嬉しいことだと私は思います。

新しいペットを迎えて気持ちを切り替えることは、何も悪いことではありません。ご家族とよく相談して、前向きに考えてみてください。

ペットロスについて知る

ペットロスについて正しく情報を得ることも、ペットロスから回復するのにはおすすめです。

私も実際にこの方法でペットロスから回復しましたし、私がお話を伺った人の中にもこの方法を試されている方はとても多いです。

ネットで検索したり本を読んで調べたりはもちろんですが、ペットロス関連の講座を受講するのもいいかもしれません。ペットロスを正しく知ることで、「ペットロスに陥ることは悪いことではない」と気づくでしょう。

こうして「ペットロスから抜け出したい」と焦る気持ちも段々と収まっていき、自分なりのペットロスやお空の愛犬との向き合い方が明確に見えてくるはずですよ。

ペットロスには時間をかけて向き合う

ペットロスから回復する方法をご紹介してきましたが、「ペットロスの症状や続く期間は人それぞれ」ということを忘れないでおいてくださいね。

ご紹介してきた方法は、ペットロスで苦しい心を軽くするのには効果的ですが「これを実行すれば、すぐにペットロスから抜け出せる」というものではありません。

ペットロスカウンセラーとして活動していると、他人がペットロスから回復した期間と比べて「私はまだ抜け出せないでいる」と心配する声も多く聞かれます。

しかし、ペットロスから回復するのに焦りは禁物。焦らずに自分のペースで向き合っていくことが大切なのだということを、心に留めておきましょう。

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