すぐ逃げる、つかまれば固まる
通報・発見
ごみ集積場に捨てられた犬の保護依頼で、ロスアンジェルスの保護団体Hope for Paws が砂漠のような乾燥地帯に車を走らせました。
3匹いたそうですが、小型犬2匹はすでに確保できたそう。残るは1年以上この辺りをうろついている大型犬です。ごみ集積場で働く人たちが食べ物を与えてきたそう。
しばらく探して、大型トラックの荷台の日陰にいる犬をみつけましたが、少し接近すると逃げてしまいました。ここはケージトラップを使いましょう。
遠くから見守っていると犬が戻ってきました。まいておいた食べ物を拾い食いしながら近づき、すんなりケージに入りました。そして、ガシャン!待ち時間1時間でした。
ケア
かわいらしい風貌から職員たちは女の子と思いこんでいましたが、よく見たら男の子でしたよ。「アンドリュー」と名づけます。
アンドリューは病院に到着後も吠えたり暴れたりせず、落ち着いているのか、がまんしているのか、ケージの中で静かです。
もちろん、素手で触れる人の手を咬むこともありません。安全だと悟ってくれたのでしょう。
落ち着いているというより、困惑してかたまっている様子。まったく動かないので、敷物ごとずるずると外に引っ張り出しました。すると、アンドリューの縮こまった心がやっと柔らかく開いていきました。
この通り、シャワーもこなします。
それから
アンドリューは人に身をまかせてくれましたが、まだ完全に慣れ親しんではいません。緊張して「猫をかぶって」います。
一時預かり施設に移って1か月。保護したメンバーが1か月ぶりに様子を見に行くと、すっかりリラックスしたアンドリューの姿が!さかんにシッポを振っています。そして横にいる小さい黒い子は、すでにご紹介した「ジギー」です。
アンドリューもジギーも、ここからさらに里親さんの家庭に羽ばたいてほしいですね。
ジギーの心も開いた
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Hope For Paws - Official Rescue Channel
Hope for Paws
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