こんなに生きているのに
安楽死を目前に保護
この子は「ジェーン」。車にひかれて後足を骨折したまま飼い主にも放置されていました。
タキス・シェルター代表のタキスさんが後足を持ってガバッと持ち上げると、下腹のあたりに、ええ、ハエのお子さんたちが数匹、ニョロニョロと。患部に付着した血液や便などが放置されれば、当然そこにお子さんたちがわいてしまうのです。
苦手な方、動画の8~20秒閲覧注意です。
飼い主が犬を安楽死させようと病院に持ち込んだところ、タキス・シェルターが保護しました。
大ケガを負っても、ジェーンの表情は生き生きとしています。病院でハエのお子さんたちは除去してケガの処置もしましたが、「歩くことはもう無理でしょう」と宣告されました。
足に触れると、全く感覚がないようで、ブランブランです。
タキスさんは「でも可能性がある限りベストを尽くしますよ。」とあきらめません。
さっそくその場からリハビリ開始。動かない後足を人が持って、上下に動かしイチ、二、イチ、二。タキス・シェルターの名物猫ティッリが様子を見にきます。
とても面倒見のいいティッリ、他の記事にもちらちらお目見えしています。わんちゃんホンポ内で「ティッリ」で検索!
ティッリが「がんばってニャ。」とジェーンを励ましているかのようです。ジェーンはそれに対して「う、うん…。」と少々弱気...。
立った、ジェーンが立った!
それから毎日、ジェーンの後足のリハビリが続けられました。数か月後、ジェーンはよろよろと立ち上がり、4本の足で立った状態で、上半身の力で前進することができるようになりました。
後足のうち1本は少し感覚が残っていて、筋肉も少しついて、立ち上がった状態をしばらく維持できるようになったのです。
ジェーンが後足を引きずりながら家の中を歩く場面に、大きな腫瘍と脊椎損傷のためのマヒを抱えた黒犬ブラックが映り込んでいます。
大あくびのブラックの横をよろよろと歩いてゆくジェーンを、他の犬や猫が励ますように追ってきます。
そして巡り合い
こんなに頑張ったジェーンに幸運が訪れました。ジェーンを愛してやまない里親さんに巡り合ったのです。その後のジェーンの素晴らしい暮らしぶりと後足の状態を動画でご覧ください。
【動画閲覧注意:8~20秒】
ブラックのお話はこちら
ブラックを知らない方、もう一度あの子の姿を見たい方は、下のリンクからどうそ。
動画を見ることは保護支援にもつながります!
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:Takis Shelter