トラバサミに前足を奪われた『一輝くん』巣立ちの日
ハンデを抱えながらもポチパパさんと仲間たちの愛に支えられ、殻を破り新たな人生を歩んでいた一輝くん。
当初は一時預かりの予定だったものの、野良犬達の楽園の保護犬として迎えられることとなり、それから2年の月日が経過した2019年7月23日、素晴らしい縁に恵まれ巣立ちの日を迎えました。
一輝くん巣立ちの日
『今日で一輝くんが里子にでます。クレートから出すのも大変で…噛まれたり暴れたり…。全然歩けなくて…歩くところからスタートしました』
震える声で何度も何度も言葉を詰まらせながら、一輝くんとの出会いや生い立ちについて語るポチパパさん。
生涯を野良犬達の楽園で過ごしてもらう予定だったものの、YouTubeを通して『一輝くんを幸せにしたい』そう心から想ってくれる素晴らしい家族との縁に恵まれたこと、愛知県で暮らす里親さんは何度も大阪まで足を伸ばし、一輝くんとの距離を縮めることに尽力されたことを説明されました。
側で守り支え続けた仲間たち
最愛の仲間たちとの最後の時間はあまりに愛おしいものでした。歩けなかった一輝くんを奮い立たせ、励まし続けたのは野良犬達の楽園で共に暮らす仲間たち。
なかでもピーちゃんは一輝くんが自信を取り戻すきっかけを与えてくれた存在であり、いつだって味方でいてくれたのです。
歩けるようになったのは仲間のおかげ
一輝くんが歩けるようになり、そして走れるようになったのは仲間たちのおかげなのだとポチパパさん。
ピーちゃん、そしてワサビちゃんが一生懸命一輝くんを歩かせようとリードしてくれたおかげで怯えずに力強く、そして無邪気に駆け回れるようになったのです。
安心できる場所を与えてくれた存在
そして大ちゃんはいつだって一輝くんを守り、安心を与えてくれる存在。一輝くんも大ちゃんのことを慕い、頼りにしていました。
別れが近づいていることをわかっているのか…一輝くんが大ちゃんにそっと寄り添う場面も。
最後は笑顔で
そして仲間たちに見送られながら、里親さんの車に乗り込む一輝くん。
『よし、笑ってるな!頑張れよ!な!』
最後にポチパパさんらしく激励を送る姿を見守っていた里親さんは、声を震わせながら『ありがとうございます。大切にします』とこみ上げる気持ちを込めてそう呟きます。
怯えてばかりいた一輝くんの姿はもうそこにはありません。幸せのきっぷを掴み、自信に満ち溢れた笑顔を浮かべながら最愛の父、仲間の元を巣立ちます。ポチパパさんの愛の手は、またひとつの命の輝きを取り戻し、幸せな家族の縁を結びました。
一輝くん、どうか末永くお幸せに!!
※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
掲載YouTubeチャンネル:ポチパパ ちゃんねる【保護犬達の楽園】
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