柴犬のバリカン方法!カットする部位やメリット・デメリットまで

柴犬のバリカン方法!カットする部位やメリット・デメリットまで

一般的に柴犬はトリミングの必要がない犬種です。しかし、換毛期の抜け毛処理と毛玉予防や身体の清潔保持のために、トリミングは必要になります。今回は柴犬のバリカンを使う場面や部位別の正しい使い方などをご紹介します。

柴犬がどんな時にバリカンを使うべき?

柴犬のアップ画像

柴犬の被毛は長く伸びる性質がないことから、トリミングは必要ないと思う飼い主さんも多いのではないでしょうか。

もともと柴犬の被毛には外の寒さにも耐えられるよう、オーバーコートとアンダーコートの両方生えているダブルコートという特徴があります。

しかしダブルコートは春から夏、秋から冬の年2回の換毛期に毛が生え変わり、多量の抜け毛や毛玉を発生しやすくなります。そのため、抜け毛処理や毛玉にならないお手入れの一環としてトリミングは必要です。

さらに夏場は全身、普段なら足裏や肛門周りの毛をそのまま伸ばしておくことで、皮膚炎の発症や不衛生による健康面を損なうことにも繋がります。よって、柴犬にもバリカンを使ったカットをするトリミングが必要だといえます。

柴犬にバリカンを使うメリット・デメリット

とってもかわいい柴犬

柴犬にバリカンを使うメリットとデメリットについてそれぞれ解説します。

バリカンを使うメリット

柴犬にバリカンを使うメリットは2つあります。

カットを短い時間で済ませられる

毛をカットする場合には、ハサミを使うことを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。ハサミで毛をカットするには、ある程度の時間はワンちゃんに動かないでいてもらう必要があります。

しかし、ワンちゃんによっては難しい子もいます。その点バリカンは、一度に広範囲の毛をカットすることができるため、短い時間済ませることが可能です。

ハサミより安全にカットできる

バリカンでの毛のカットはハサミより安全に行うことが可能です。特に足裏の毛のカットをハサミで行った場合には、ハサミの先端で肉球の周りを刺してしまう危険性があります。

一方バリカンでは、強くあてすぎない限り、皮膚を傷つけることはありません。そのため、ハサミよりバリカンの方が安全にカットするには安全といえます。

バリカンを使うデメリット

柴犬にバリカンを使うデメリットとしては、音や振動に敏感なワンちゃんには使いにくいことが挙げられます。

もし、愛犬が音や振動に敏感である場合には注意が必要です。バリカンを使用している最中に動いてしまうことで、皮膚を傷つけてしまう等のトラブルも考えられます。

どうしても飼い主さんで難しい場合には、無理に行わずにカットのプロであるトリマーさんにお願いするようにしましょう。

柴犬にバリカンでカットする場合の正しいやり方

毛をカットされている柴犬

愛犬の毛をバリカンを使ってカットする正しい方法を部位別にご紹介します。

全身の毛をカットして夏場の暑さ対策や皮膚炎を予防する

柴犬の被毛はダブルコートのため、冬の寒さにも耐えられます。しかし、熱がこもりやすく蒸れやすいことから夏バテや皮膚炎になることがあります。

さらに春から夏の換毛期では、抜け毛と新しく生えた毛の二重構造になってしまう場合があり、より熱がこもって蒸れることで夏バテや皮膚炎になりやすい状況になります。

特に皮膚炎はワンちゃんが一度発症すると、痒みや湿疹、脱毛といった症状に苦しむことになります。そのため、夏場は愛犬の全身の毛をバリカンで短くカットするサマーカットを行う飼い主さんもいます。

ただし、ワンちゃんによっては、もともと被毛が薄い子もいます。その子にバリカンを使ってサマーカットをしてしまうと、身体を守るために必要な毛量が新たに生えてこなくなる可能性があります。

よって、全身の毛をカットするサマーカットは、愛犬の被毛の状態や体質を考えてから行うようにしてください。

足裏の毛をカットして皮膚炎を予防する

もともと犬の足裏の肉球のまわりの毛は肉球の間の皮膚が傷つくことを防ぐ役割があります。しかし肉球のまわりの毛が伸びていると、散歩やトイレの際に水分や汚れが付着してしまいます。

すると通気性が悪く、汚れが入り込みやすい肉球の間の毛で細菌が繁殖し、皮膚炎を起こしてしまうことがあります。そのため、皮膚炎予防のためにも足裏の毛はバリカンでカットすることが必要です。

足裏カットの手順

飼い主さんがバリカンで足裏カットをする場合には、以下の手順を参考にしてみてください。

  1. 足裏の毛の状態を確認する
    足裏の毛を切り過ぎて皮膚を傷つけないよう、足裏の毛の状態はカット前によく確認しておきましょう。
  2. カットする姿勢をとる
    犬を自分の顔に対してお尻を向けるように立たせます。さらに、犬の胴回りを自分の脇に挟んで犬の足を持ち上げる体勢をとります。
  3. 後ろ足裏からバリカンでカットする
    利き手でバリカンを持ち、もう片方の手で足を持ち上げます。バリカンは押し付けずに、足裏に対して水平になるよう軽くあててカットしていきます。この時犬に恐怖を与えないように後ろ足から行ってください。また肉球の間の毛をカットするコツは、親指と中指で肉球を挟むように持ち、人差し指で支えてカットすることです。

肛門周りの毛をカットして清潔に保つ

肛門周りの毛が伸びていると、排便が付きやすく不衛生になります。また不衛生にしていることで愛犬の健康にも影響が考えられます。そのため、肛門周りの毛をバリカンで短くして清潔に保つようにしましょう。

肛門周りのカット手順

バリカンを使った肛門周りのカット手順は以下になります。

  1. カットする姿勢をとる
    足裏カットでの姿勢と同様に、犬を自分の顔に対してお尻を向けるように立たせ、尻尾を持ち上げるように持ちます。
  2. 肛門の位置と周りの毛の状態を確認する
    いきなりバリカンを当ててしまうと、肛門を傷つけてしまう可能性があります。必ず一度バリカンを持つ前に、肛門の位置と周りの毛の状態はよく確認しておきましょう。
  3. バリカンで肛門周りの毛をカットする
    利き手でバリカンを持ち、肛門を中心として内側から外側に向かってバリカンを入れて毛をカットしていきます。

その他の柴犬の被毛ケア方法

ブラッシングをされる柴犬

これまで柴犬の毛のバリカンを使ってカットする被毛ケアについてお伝えしてきました。しかし、柴犬にはそれ以外にも2つの被毛ケアが有効になります。

レーキング

柴犬は抜け毛が多い犬種のため、抜けかけの被毛をスッキリ取り除くレーキングという被毛ケアが抜け毛対策として有効です。

またレーキングの方法としては、トリミングナイフを使いブラッシングをしていきます。すると、通常のブラッシングでは取り除けないアンダーコートを取り除くことが可能です。

シャンプー

一般的に柴犬は外で飼われていることが多く、土や砂などにより被毛が汚れやすいです。長い間汚れたままの身体でいると、様々な病気にかかりやすくなります。

そのため、2~3カ月を目安にシャンプーを行い、毛穴の皮脂や汚れを落としてあげるようにしましょう。

まとめ

顔を手に近づける犬

今回は柴犬のバリカンを使う場面から正しい使い方、また被毛ケアとしてレーキングとシャンプーの2つをご紹介しました。

柴犬は一般的にはトリミングが必要ない犬種になります。しかし換毛期の抜け毛処理と毛玉予防の一環としてトリミングは必要です。

さらに毛が伸びたままだと皮膚炎、不衛生による健康を損ねる可能性もあり、バリカンを使ったトリミングは必要といえます。ただしバリカンを使う際には、愛犬の被毛や体質、性格も考慮して安全に行ってください。

また、どうしても愛犬の状態によっては、飼い主さんが行うことが難しい場合もあります。その場合には無理せずに、トリマーさんへお願いするようにしましょう。

ぜひ愛犬に合った被毛ケアを適切に行ってあげてくださいね。

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