ミニチュアピンシャーは抜け毛が多い!お手入れ方法や対策も解説

ミニチュアピンシャーは抜け毛が多い!お手入れ方法や対策も解説

ミニチュアピンシャーは毛も短くお手入れが楽そうというイメージがありますが、実際は抜け毛の量が多いのでしっかりケアや対策をする必要があります。基本的なお手入れ方法と室内の掃除のコツなどをご紹介します。

ミニチュアピンシャーの抜け毛が多いのはなぜ?

ミニチュアピンシャーのアップ

ミニチュアピンシャーは通称「ミニピン」と呼び親しまれる小型犬で、好奇心旺盛で遊び好きな性格から「脱走の芸術家」と呼ばれることもあります。小型犬でありながら大型犬並みの体力を持ち、番犬としても頼りになる犬種です。

一見、短毛なので抜け毛の悩みがなさそうですが、実際に飼ってみるとミニチュアピンシャーは抜け毛の多い犬種であることがわかります。

犬の被毛にはダブルコートとシングルコートという2種類のタイプがあります。ダブルコートとは、皮膚を外部から守る役割を持つ「オーバーコート」と体温の保持という役割を持つ「アンダーコート」の2層の被毛に覆われているタイプのことをいいます。

ミニチュアピンシャーはシングルコートで「オーバーコート」のみが生えている犬種です。「アンダーコート」が生えていないぶん本来は換毛期でも抜け毛が少ないはずなのですが、ミニピンの抜け毛の多さの理由は毛の生え替わるサイクルにあります。

犬は「オーバーコート」も「アンダーコート」も一定の期間で古い毛は抜け落ちて新しい毛が生えてくるという生え替わりを繰り返しています。ミニチュアピンシャーのような短毛の犬は、一定の長さまでしか毛が伸びず、その長さになると抜け落ちて新しく生え替わります。

よって短いサイクルで毛の生え替わりが起きるので頻繁に毛が抜ける仕組みになっており、結果として抜け毛の量が多くなってしまうのです。

ミニチュアピンシャーの抜け毛のお手入れ

ベッドの上に座るミニチュアピンシャー

ブラッシングは週に1~2回

ミニチュアピンシャーの抜け毛のためにできるお手入れの基本はブラッシングです。短毛なので毛玉ができたりすることはありませんが、抜け毛対策として定期的にブラッシングをしましょう。

頻度としては少なくとも週に1~2回ほどはすることが望ましいです。皮膚の健康状態のチェックや愛犬とのスキンシップを兼ねてブラッシングを習慣にしましょう。使うブラシは「ラバーブラシ」もしくは「獣毛ブラシ」がオススメです。

短毛のミニピンはブラッシングすると直接皮膚に刺激が伝わるので、柔らかい素材のものが適しています。この他の固いブラシを使うと皮膚を傷めてしまう可能性があるので注意が必要です。

ラバーブラシでマッサージするようにブラッシングすると、血行促進効果もあり毛穴の皮脂汚れも落とすことができます。ラバーブラシで一通りお手入れした後に獣毛ブラシで整えてあげることで毛にツヤをだすこともできるので、2種類のブラシを使ってケアしてあげるとよりよいです。

シャンプーは月に1~2回

短毛の犬は長毛の犬よりも皮膚が外部からの刺激を受けやすいので、皮膚にかかる負担が大きく皮膚疾患のリスクが大きいです。シャンプーでしっかり洗って清潔な状態を維持してあげましょう。シャンプーの適切な頻度は月に1~2回ほどです。

ブラッシングで軽くホコリや汚れを落としてから洗ってあげましょう。犬用シャンプーには低刺激のものや無添加のものなど犬の体に優しい成分でできたものが色々とあるので、愛犬の皮膚に合ったものを探してみてください。

シャンプーの後はしっかりすすいで皮膚にシャンプーが残らないように気をつけましょう。すすぎ残しがあると皮膚に悪影響があります。またタオルドライのあとは、ドライヤーを使って十分に全身を乾かしてください。

水分が残った状態で放置すると雑菌が繁殖する可能性もありますし、ミニピンは短毛で寒さに弱いので風邪を引いてしまうこともあります。シャンプー後は寒くないよう室内の温度にも気を配ってあげましょう。

抜け毛対策と室内掃除のコツ

ミニチュアピンシャーと掃除機

室内でも服を着せる

ミニチュアピンシャーは短毛で寒さに弱いので、お散歩のときは服を着せているという方も多いでしょう。外に行くときだけでなく室内でも服を着て過ごしてもらうことで、抜け毛が部屋に散ることを予防できます。

抜け毛の量自体は減らすことはできませんが、生活している中であちこちに舞い落ちてしまうことを防げるので掃除が楽になります。愛犬を抱っこしたときに飼い主さんに抜け毛が大量についてしまうことも改善できるので、普段から服を着せるのはオススメです。

冬は室内でも寒さを感じやすいので、防寒対策としても役立ちます。愛犬に似合う着心地のいい服をぜひ探してみてください。

室内の掃除のコツ

たとえ服を着て過ごしてもミニピンと生活する以上は、ある程度の抜け毛が出てしまうのは仕方のないことです。アレルギーを引き起こしたりしないよう、きちんと掃除をして室内を清潔に保ちましょう。

抜け毛の掃除は、毛がこれ以上舞い散らないように気を配りながら掃除することが大切です。掃除機やほうきを使うと余計に毛が舞ってしまってなかなか片付かないので、ハンディモップや粘着クリーナーを使いましょう。

掃除の順番にもポイントがあります。抜け毛は床だけでなく、意外と空中を舞ってエアコンのフィルターや棚などの高いところにも付着してしまいます。高いところから低いところへ順番に集めていくことで、効率よく掃除ができます。

カーペットは粘着クリーナーで表面の毛をとることができますが、生地の奥まで入り込んだ毛は掃除機を使ってしっかり吸い取りましょう。ソファなどの家具にも抜け毛はつきやすいので丁寧に掃除をしましょう。

掃除をしやすい環境を整える

毎日室内をすみずみまで掃除するのは、飼い主さんにとって大きな負担になってしまいます。掃除が楽になるように室内の環境を整えておくことも大切です。

たとえば物の多さや家具の配置によって掃除のしやすさはかなり変わってきます。掃除の導線を確保することを心がけたレイアウトにすると、手間が省けて掃除のストレスを減らせます。

また愛犬の抜け毛がつきやすいソファは、合皮素材のものにすれば生地の奥まで毛が入り込んでしまうことがないのでお手入れが簡単です。汚れたらすぐに洗濯できるようにカバーをかけて使用するのもオススメです。

ミニチュアピンシャーの抜け毛で注意すること

タオルに包まれているミニチュアピンシャー

脱毛症

犬は季節によって抜け毛の量が増えることがありますが、あまりにも量が多かったり皮膚に赤みやかゆみが見られる場合は、病気の疑いもあるので注意が必要です。またストレスや栄養不足、アレルギーや感染症などが原因で脱毛症になってしまうことがあります。

先天的な問題で起きるパターン脱毛症という耳の周辺やお腹に左右対称にできる脱毛や、淡い色合いの毛が生えにくいという淡色被毛脱毛症はミニピンがなりやすい脱毛症です。ストレスや栄養不足、アレルギーや感染症の場合は動物病院で診察を受け、原因を突き止めて対処する必要があります。

他の思わぬ病気が原因ということもありますので、悪化する前に早めに診てもらうほうが安心です。遺伝性の脱毛症については予防や劇的な治療はできませんが、緩和療法などの対処は行えるので獣医師に相談してみましょう。

早めの受診が求められる症状

多少抜け毛が多くてもそれほど心配いらない場合もありますが、早期の受診が望ましい症状に以下のようなものがあります。愛犬の抜け毛の量が気になるときには確認してみましょう。

  • 地肌がはっきり見えるほど毛が抜けている
  • 部分的に脱毛、左右対称に脱毛、尻尾が脱毛している
  • 皮膚が赤くなっている
  • かゆみがある
  • フケが多い
  • 皮膚から分泌物や匂いが出ている
  • 皮膚にかさぶたができている
  • 元気がなかったり、太ったり痩せたりなどの変化が見られる

このような病気のサインを見逃さないためにも、定期的に被毛や皮膚の状態をチェックしてあげましょう。異常にすぐに気づき早めに対処してあげることが、愛犬が健康に長生きするために大切なことです。

まとめ

こちらを見つめるミニチュアピンシャー

抜け毛が多いミニピンとの生活では、日頃からお手入れと適切な対策が必要です。愛犬も飼い主さんも快適に過ごせる環境を整えるために、ブラッシングやシャンプーといったお手入れを欠かさず、服を着させたり正しい方法で掃除をしたりするよう心がけましょう。

ブラッシングやシャンプーを苦手とする子もいますが、愛犬とコミュニケーションをとるうえでも大切な時間ですので、声をかけて愛情を注ぎながらしてあげてください。

愛犬の被毛や皮膚の状態をチェックすることは、体調の変化や病気のサインに気づけるチャンスなのでスキンシップをとりながらこまめに確認してあげてください。気になる症状が見られたら早めに獣医師に相談しましょう。

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