愛犬が勢いよくしっぽを振っていたら
「ただいまー!」と帰宅したと同時に、愛犬が走って出迎えてくれるのは飼い主にとってとても嬉しいものです。
さらに、一生懸命しっぽをブンブンと左右に振っている姿を見ると、本当に癒されますよね。
この時の愛犬はどのようなことを思っているのか気になりませんか?
勢いよく左右に振っている=嬉しくて興奮している
これでもかという程、しっぽを左右に勢いよく振っている状態は、「ご主人が帰ってきたー!」「この遊び楽しい!もっと遊ぼう!」など”、嬉しい気持ち”や”興奮している”ことを表しています。
また、しっぽだけでなくお尻ごと左右にフリフリと振っている時は、「甘えさせてほしい」「仲良くしてほしいな」「好き好き大好き!」という気持ちが表れています。
さらに腰を落とた状態でしっぽを大きく左右に振っている場合は、相手に対して愛情や敬意を表しているときに見られるサインです。
これに加えて人の顔を舐めたり、自分の目の前の空気を舐めたりすることがあります。
帰宅した時などに上記の振り方をしている場合は、「信頼できるご主人」に対して「おかえりなさい」と愛情深い気持ちで出迎えているのではないでしょうか。
しっぽの振り方ひとつで愛犬の気持ちがわかる?
左右に勢いよくしっぽを振っている状態は、嬉しい気持ちや敬意を表しているとご紹介しました。
しかし、しっぽには色々な振り方があり、犬はその振り方で今の心理状態を伝えようとしています。
しっぽの左右で心理状態が違う?
実は、同じような振り方に見えても、左に振っているのか右に振っているのかで犬の心理状態は異なるのです。
右よりに振っている時は嬉しい時やリラックスしている時、反対に左よりに振っている時は警戒している時やネガティブな気持ちになっている時です。
これには”右脳”と”左脳”が関係しているのです。
右脳は左半身を左脳は右半身をそれぞれ動かしていることは皆さんもご存知だと思いますが、
さらに、右脳はストレスを感じている時に活性化され、左脳はリラックスしている時に活性化されます。
犬も人間と同じように右脳左脳を持っていることなどから、嬉しい時=右よりにしっぽを振る、警戒している時=左よりにしっぽを振ると考えられます。
狭い揺れ幅で小さく振る=あいさつ
左右には振っているけれど、揺れ幅が狭く小さく振っている時は相手に対して歓迎の意を表しており、主に犬同士の挨拶の時に見られるサインです。
また、ふと目があった時にこの振り方をした場合は「僕はここにいるよ」という自己アピールでもあります。
大きく左右に振る=仲良くしよう
ゆっくりと左右に大きくしっぽを振っている時は「仲良くしよう」「あなたには逆らいません」というメッセージを表しています。
特に犬同士の遊びの最中に主に見られる行為で、じゃれ合っているうちにケンカになりそうな時、どちらかがこの振り方をするとまた友好モードに切り替わります。
水平に近い角度で左右に振る=不安かも
この状態は相手に対して優位でも劣位でもないどっちつかずな状態で、犬自身も少し不安な気持ちになっています。
初対面の犬や人に対して見られることが多く、立場を認識するとしっぽを高く構えたり、尻尾を素早く左右に振ったりするしぐさに移ります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
愛犬が左右に勢いよくしっぽを振っているときは、嬉しい気持ちや興奮している時であることがわかりました。
しかし、興奮状態の時は必ずしも嬉しい、楽しいという気持ちばかりではありません。
警戒している時や威嚇時にも同じように左右に振ることがありますが、犬の表情が強張っていたり、毛が逆立っている状態であるなどしっぽ以外にも注目して犬の心理を観察しましょう。
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女性 鶴