犬が顔を掻いているときの心理2つ

犬が顔を掻いているときの心理2つ

犬が顔を掻いている姿を見ると「痒いのかな?」と思うことがほとんどだと思います。確かに、顔が痒くて掻いていることもありますが、実は単純に痒いだけではなく自分の気持ちの表現方法として顔を掻いているときがあるのです。では、犬が顔を掻くときの心理とはいったいどんな状態なのか?そして、その心理をどこで見極めるといいのかをご紹介していきたいと思います。

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犬が顔を掻いているときの足は前?後ろ?

足で顔を掻く子犬

犬が痒み以外で顔を掻いているときにまず注目して欲しいのが、前足で掻いているのか後ろ足で掻いているのかです。実は、この前後どちらの足で掻いているのかは非常に大事なポイントで、それを知ることで犬の心理状態を知ることが可能です。

犬の心理状態を少しでも知ることができれば、その心理状態に応じて対応したりこちらも嬉しい気持ちになったりもするため、犬と飼い主の絆を更に強くするひとつのきっかけにもなります。

犬が前足で顔を掻いているときの心理

前足で顔を隠す犬

では、まずは前足で顔を掻いているときの心理をお教えします。前足で顔を掻いているときは「不満があります!」という意思表示の現れです。

例えば、構って欲しいのに全然構ってもらえなかったり、もっと遊びたいのにすぐに終わってしまうなど、何かしら不満を感じていると前足で顔を掻くという行動に出ます。

もし、犬に対して与える満足度が足りていないかも?と思ったときや、あまり相手にしてあげれてないときなどそうした様子が見られないか観察してみましょう。

犬が後ろ足で顔を掻いているときの心理

後ろ足で顔を掻く犬

次は後ろ足で顔を掻いているときの心理です。前足のときが不満だったのに対し、後ろ足のときはその逆の「満足!嬉しい!」という心理状態を表しています。

たくさん遊んでもらったり、美味しいおやつやご飯をもらったり、マッサージやブラッシングなど心地良い時間を過ごすなど、その子にとって心から満足できているとそうした行動が見られるため、その時は優しく撫でてあげましょう。

犬が顔を掻いていることが頻繁なときは注意

診察される犬

犬が前足や後ろ足で顔を掻いていることで、不満や満足感など心理状態を判断することができますが、これはあくまでも痒みなど本人に異常がない場合に限られます。

犬が前足や後ろ足で顔を掻くということが心理状態を表すものとして考えると、それが異常の現れなのかそうでないのか一瞬分からなくなってしまうかも知れませんが、痒みなど異常があって顔を掻く場合はタイミングなど関係ありません。

不満や満足感など心理状態を表すのであれば、その前にそう感じる何かしらの出来事があったはずです。しかし、異常があって顔を掻く場合はただ普通に過ごしているだけで急に顔を掻きだし、前足や後ろ足、床などを使って気になる部分に手が届くように掻くため違いは明らかです。

気付いてもすぐに動物病院へ連れて行かず放っておくと、炎症など症状が悪化し薬の量が多く長期治療が必要となる場合もあるため、
頻繁に顔や目など掻いたり擦り付けているような仕草が見られたときは、早めに動物病院へ連れていきましょう。

まとめ

ボールを加えて寄り添う犬

犬が前足や後ろ足で顔を掻いていると「どこか痒いのかな?」と一番最初は思いますが、頻繁に掻いたりこすったりしているのではなく、遊んだり逆に構ってもらえなかったりなど何かしら出来事があとにそうした行動が見られたら、その時の不満や満足感などを表していることになります。

こうした犬の心理を知ることで少し多めに遊んであげようとしたり、逆に満足できたみたいでよかったと安心もできますよね。そして、それが分かるのと分からないのとでは犬と飼い主という特別な関係を深める意味でも全然違ってくるため、是非覚えておきたいところでもあります。

しかし、本当に痒がっていたり何か異常があって気にしている場合もあるため、タイミングや頻度などよく観察して犬の変化や気持ちにいち早く気付いてあげましょう。

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