寝る前に興奮する犬?!
そろそろ寝る時間かな~というタイミングで愛犬が興奮して走り回ることはありませんか?特に走り回ったり、同じところをぐるぐると回ったりといった姿が見られることが多くあります。実はこれには理由があるのです。今回はそんな「犬が寝る前に興奮してしまう理由とやりたい対策」についてご紹介します。理由に問題があるケースの場合、ぜひ飼い主さんが対策をしてあげてくださいね。
犬が寝る前に興奮してしまう理由
安全確認と寝床作り
野生で暮らしている動物にとって「寝る」という行為は脅威にもなりえます。いつ敵に襲われるかわからない環境では、できるだけ安心して眠ることができる場所を確保する必要があるのです。そのため寝る前には「安全確認」のために寝床をくるくると回ることがあります。この習性が今でも残っている場合、家でも自分の寝床の周りをくるくると回ることがあるのです。
また、寝る前には穴を掘るようなしぐさや、足で踏み固めるといった行動を見せる場合があります。これは自分が心地よく眠るための「寝床作り」を行っているのだと考えられます。犬にとっても眠りやすい環境というのはそれぞれ異なります。自分がより快適な体勢で眠ることができるように、自分で寝床を整えているのです。
運動不足
寝る前以外にも家で暴れることが多いような場合、慢性的な「運動不足」に陥っている可能性があります。運動不足によるストレスで興奮してしまい、いつまでも暴れて眠ることができないのです。これはワンちゃんのせいではありません。犬を飼育する以上は、しっかりと運動をさせてストレスを発散させるのも飼い主さんの役割です。暴れて困る、、、なんて時は、改めて散歩や運動の時間を十分に確保できているのかを見直しましょう。
不安や不快感
何度もぐるぐると回ったり、吠えたりしているような時は不安や不快感を抱えている可能性があります。生活の変化による不安を抱えていたり、場合によっては関節炎などの神経痛を抱えていたりする恐れもあります。不安を抱えている場合は、その原因を探す必要があります。また、毎晩、何度も同じような動きを見せる場合は、病気の疑いがあるため動物病院で相談するなどしてください。
犬が起こす行動には何かしらのメッセージが隠されています。ぜひ、その理由や原因を知ることで、より深く愛犬のことを理解することができるのです。
犬が寝る前に興奮した時にやりたい対策
安全確認を行っている場合、特に対策をする必要はありません。しかし、犬がいつまでも安心した寝床を確保できずにうろうろしている場合は「落ち着ける寝床を用意」してあげましょう。犬が落ち着ける居場所を作ってあげることは、犬が安心して過ごすためにも必要なことです。愛犬が心地よく眠ることができる環境を用意してあげてくださいね。
また、前述したように運動不足で暴れている場合は、日中に「十分な運動」ができるように時間を確保してあげてください。犬の散歩は人間が思っている以上に重要なものです。
不安感に襲われて暴れてしまっている場合は「環境の変化」がなかったかを確認してみてください。環境の変化の場合は慣れるしかありませんが、場合によっては飼い主さんが対策をすることで不安を解消できることもあるかもしれません。不快感で暴れている場合は病気の恐れがありますので、暴れるのと同時に鳴いているなどの仕草を見せたら獣医師さんへ相談するようにしてくださいね。
まとめ
- 安全確認と寝床作り
- 運動不足
- 不安や不快感
犬が寝る前に興奮してしまうのにはいくつかの理由があることが分かりました。ご紹介した理由以外にも、飼い主さんが過去に愛犬が暴れた時に構ったことを覚えていて、習慣化していることもあります。こういったケースは飼い主さんが反応しないでおけば、いずれ暴れることはなくなります。