犬が突然暴走してしまう原因
子犬のうちは問題なし!
子犬が突然暴走したり、興奮してしまうことはよくあることです。
とにかく好奇心旺盛で何にでも反応するため、ちょっとしたことでテンションが上ってしまいます。
飼い主さんが立ち上がった、カーテンが揺れた、などの小さなことでも子犬にとってはワクワクすることなのです。
子犬の間であればこのようなことはとくに問題はありません。
しかし成犬になってから落ち着きがなく、暴走や興奮しやすいのは少し問題があります。
成犬が暴走する原因
犬が急に暴走、興奮してしまう原因としては以下のようなことがあげられます。
- ストレス
- 運動不足
- 欲求不満
この3つが大きな原因となることが多いかと思います。
とくに落ち着きがない犬や陽気な犬、イタズラ好きな犬は暴走したり興奮したりしやすい傾向があります。
日頃からお留守番が多かったり、かまってもらっていなかったり、散歩をしていない犬は嫌なことや嬉しいことがあると急にテンションが上ってしまいます。
その結果走り回ったり、吠えたりして周囲に迷惑をかけるだけでなく飼い主さんや犬自身も危険にさらすことになります。
日頃から相手をしてあげたり、散歩をちゃんとしてあげたりすることで暴走するのを抑えることができます。
落ち着かせる3つのポイント
しつけが肝心
まずは犬に対して正しいしつけを行うことが大事になります。
飼い主さんとの主従関係がきちんと作っていきましょう。
アイコンタクトやマズルトレーニングをすると良いでしょう。
アイコンタクトは犬が他のものに興味がある場合でも、呼ばれたらすぐに飼い主さんに注目させることが大切です。
リーダーである飼い主さんに注目させることで、行動をコントロールすることができます。
アイコンタクトやマズルトレーニングは犬に対して、飼い主さんがリーダーであることを教えて、強いリーダーの元にいることで精神的に
安定させることができます。
ストレスを溜めない
日頃からお留守番が多かったり、行動が制限されている犬はストレスを溜めていることがあります。
そういった犬は欲求不満が爆発して暴走したり興奮したりします。
飼い主さんとの遊びや散歩の時間は犬にとってストレスを発散することにつながっていて、欠かせない時間だと言えます。
また睡眠不足もストレスを溜める原因になります。
十分な睡眠時間がとれないと犬もイライラして、不安定になっていきます。
とくに子犬のころから睡眠不足だと落ち着きがなく興奮しやすい犬に成長する傾向があるようです。
お昼寝や夜寝ているときには静かにして、あまり起こさないようにしましょう。
眠りやすいように少し暗く穴のようになっている場所を用意してあげると良いですね。
日頃の接し方を考える
犬が暴走したり興奮したりしたときの飼い主さんの接し方によって、犬の反応も変わります。
基本的には「無視」するようにしましょう。
大きな声で怒ったり、笑ったりするとその反応を見て犬は「飼い主さんが喜んでいる!」と勘違いしてしまいます。
無視をして、犬が少し落ち着いたなと思ったら呼びかけてあげてください。
そして近づいてきたら優しく背中を撫でてあげましょう。
口元を触ったりすると嫌がって再び興奮してしまう犬もいるので気をつけてください。
犬が十分に落ち着いたら、ケージなどで静かに休ませてあげましょう。
暴走、興奮しているときに無理やり捕まえてケージにいれると「ケージに入る=嫌なこと」だと覚えてしまうので、無理に入れないようにしてください。
暴走する犬への予防法
人間も同じですが、犬も欲求を満たしてあげないと暴走しやすくなります。
睡眠欲や食欲、遊びたいという欲などを満たしてあげることが暴走しない犬になるための方法です。
よく寝かせちゃんとご飯をあげて、散歩やボール遊びなどをすることが大切です。
とくに元気だったり、陽気な犬は遊びたいという欲が強く、それが満たされないとストレスが溜まり暴走気味になることがあります。
少しでも時間を作って散歩をしたり、撫でてあげたり、おもちゃで遊んだりしてあげてください。
遊ぶのもタオルを丸めた物で引っ張りっこをする他に、ボールを投げて取ってこさせたり、フリスビーを追いかけさせたりすると良いかもしれません。
しかし外でノーリードで遊んではいけません。周囲の人の迷惑になるほか、犬にとっても危険です。
ノーリードで遊ばせたい場合はドッグランを利用しましょう。
人があまり来ない広場などではロングリードを使って遊ばせるのも良いでしょう。
まとめ
犬が暴走してしまうと飼い主さんでは制御できなかったりして危ないですよね。
犬も飼い主さんも疲れてしまい、良い関係が築けなくなってしまいます。
暴走する犬にも理由があり、原因を取り除いてあげれば落ち着いて生活できるようになります。
まずは日頃の生活を振り返って、犬のストレスや負担になっていることがないか考えてみましょう。