犬の仕草や行動
犬は日々、さまざまな仕草や行動で私たちを楽しませてくれますよね。そんな中でも「驚いたとき」に見せる仕草や行動はどのようなものがあるのでしょうか。もちろん犬によってもその反応は異なりますが、一般的に見せる仕草や行動があります。
今回は「犬が驚いたときに見せる5つの仕草や行動」をご紹介します。この仕草や行動をしている時は驚いている証拠。あまり驚かさないようにしましょう。
犬が驚いたときに見せる5つの仕草や行動
1.吠える
犬が驚いたときにとる最も多くの行動は「吠える」ことです。通常、犬は「警戒心」を抱いている時や「威嚇」している時に対象物に対して吠えます。驚きは警戒心や威嚇にもつながる感情のため、吠えるという行動を取るのです。
例えば聞きなれない救急車やパトカーのサイレン、玄関のチャイムが鳴った際に吠えることがあります。これは驚きと共に警戒心を表していますよね。他にも掃除機やテレビに対して吠える犬もいます。
なお、対象物に対して警戒心や威嚇の気持ちがなくなれば、これらの行動も減っていくことが考えられます。しかし、場合によっては同じ音がしたら吠え続ける癖がついてしまうこともあるでしょう。
2.逃げる
驚きと共にパニック状態となって「逃げる」犬もいます。驚きでまずは対象物から離れることを選択するのです。また、この場合、どこかに逃げて隠れるというよりかは、パニックが収まるまで走り続けることが多いです。初めてのことに驚いてパニックを起こしている場合、その対象物に慣れることでこの行動は減っていくことが考えられます。しかし、散歩中などに驚きで逃げるという行動を取った場合、飼い主さんも制御ができない可能性があるため注意が必要です。
3.隠れる
怖がりな犬の場合、驚くやいなや一目散に「隠れる」という行動を見せます。自分の寝床やテーブルの下など、自分が安心できる場所へ隠れることで様子を伺います。この行動を見せる場合、驚きの対象物がある程度は何かわかっている場合が多いことが想定できます。苦手な音やものなどを把握していて、それから逃れるためには隠れるという手段が有効であることを知っているのです。
4.震える
更に怖がりな犬の場合、吠えることも逃げることも隠れることもできずに、その場で「震える」ことがあります。人間でいうと腰を抜かすのと同じような状態です。驚きすぎて恐怖のあまり体が動かなくなっているのです。とても臆病な性格であることが考えられますので、普段からできるだけ驚かさないように気を付けてあげましょう。また、震えるほど驚いているような場合は飼い主さんが撫でたり抱き上げることで、大丈夫であることを伝えてあげるようにしましょう。
5.飛び上がる
特に猫に見られる仕草ではありますが、犬も驚いて「飛び上がる」「ひっくり返る」といったような行動を見せることがあります。例えば突然の落雷などの大きな音などでこういった行動を見せることがあります。驚いて飛び上がるといった光景は面白いものではありますが、ふざけて驚かすようなことは避けましょう。
まとめ
- 吠える
- 逃げる
- 隠れる
- 震える
- 飛び上がる
犬が驚いているとき、これらの行動や仕草を見せると同時に「耳が立つ」「目を見開く」といった仕草を見せることもあります。驚きは恐怖とも近い感情のため、出来れば不要な驚きは与えないようにしたいものですね。特に驚きのあまり震えているような場合や、優しく接して安心させてあげましょう。
我が家の愛犬は地震がきた時や雷が鳴った際に、ダイニングテーブルの下に隠れて様子を伺っていたことがありました。浅い眠りの時にチャイムが鳴った場合などは、驚きの条件反射で吠えることもあります。2匹いるうちのもう1匹は全く反応を見せないため、犬によっても驚きの条件は異なることが分かります。彼らの日々の反応を見るのは微笑ましいものですが、出来れば「喜び」の仕草や行動を増やしてあげたいなと思っています。