知らない犬が見つめてくるのは、なぜ?
見知らぬ初めて会う犬にジッと見つめられたことはありませんか?
犬が人の目をジッと見つめてくる理由は主に3つあります。
「愛情」「要求」「敵意」の3つです。
犬は人の目をジッと見つめること、アイコンタクトをすることによってコミュニケーションをとろうとしているのです。
ジッと見つめてくるとき、表情はどうか?尻尾の動きはどうか?声を発しているか?なども合わせて確認してみましょう。
愛情
とても友好的な犬の中には、初対面の相手(人)に対しても愛情を表現してくれることがあります。
うちの愛犬(ポメラニアン)の場合はこんな感じです。
ジッと見つめる相手が犬や猫や動物である場合、相手の様子を探るためであったり、「仲良くしよう!」と伝えるためであったりします。
ジッと見つめる相手が人である場合、「はじめまして~」と挨拶するためであったり、人が大好きなのでついつい甘えてしまうのです。
愛犬と初めてペットショップで会ったとき、私の目をジッと見つめてくる姿が可愛くて、目を見つめながら「一緒に帰ろう」と言うと、尻尾を大きく振ってはしゃいでくれたことに運命を感じたんです。
ふとしたとき、愛犬が嬉しそうに自分(飼い主さん)のことを見つめていることに気づいたら、それは「愛しているよ」と伝えてくれているのだと思います。
相手が見知らぬ相手なのであれば、「仲良くしたいよ」「友達になろう」と、伝えようとしているのではないでしょうか。
要求
これもまたうちの愛犬のお話なのですが…。
人が大好きな愛犬は、初対面の人に対しても「抱っこして~」と要求することがあります。
相手の目をジッと見つめ、大きく尻尾をフリフリするんです。
可愛い~と言って抱っこしてくださる方もいらっしゃり、私もとても嬉しいです。
飼い主さんに対してであれば、「お散歩に行こう」「おやつちょうだい」「遊んで」などの要求であることもありますよね。
相手が見知らぬ相手なのであれば、「可愛いねと撫でて欲しいな」という気持ちが込められているのではないでしょうか。
敵意
見知らぬ初対面の犬に見つめられたとき、注意しなければならないのが「敵意」です。
犬のことをよく理解している人であれば気づくことができると思いますが、敵意を持って見つめてくる犬の場合、尻尾が下がっていたり、表情が強張っていたり、緊張している様子がうかがえるはずです。
そんなときは決して無理にコミュニケーションを取ろうとはしませんよね。
しかし、そのことに気づかずに近づいたり、触ってしまったりして、噛みつかれてしまったという人もいると思います。牙を剥き出しにして、唸り声をあげていれば気づけたかもしれませんね。
敵意を持って見つめてくる犬に対する接し方
犬同士であれば、ジッと見つめ合ってしまってはケンカになってしまいます。
相手がジッと見つめてきた場合、自分は目を逸らす、そうやって敵意がないことを示します。
私たち人間も同じように対応してあげると良いと思います。
目を合わせない!目を見つめない!
見知らぬ初対面の犬が敵意を持って見つめてきている、ということに気づいた場合は、目を逸らすようにしましょう。
敵意を持って見つめてきている犬とは目を合わせない、目を見つめない、それが良い接し方です。
敵意を持ってジッと見つめているのに、自分(人)もジッと見つめてしまっては、「こいつ、敵意があるぞ!」と判断されてしまい、急に飛びつかれたり噛みつかれたりする可能性もあります。
自分(人)は見つめないことで「敵意はないよ」ということを表現してあげると、犬の緊張が解れ、落ち着いてくれると思います。
まとめ
見知らぬ初対面の犬がジッと見つめてきたとき、愛情や要求なのであれば仲良く接してあげても良いと思います。
敵意なのであれば目を合わせたり見つめたりしないようにしましょう。
表情は強張っていないか?尻尾は下がっていないか?唸り声をあげていないか?牙を剥き出しにしていないか?なども確認するとわかりますよね。
こんなケースもあります。
うちの愛犬、ミックスの男の子は1ヶ月以上も放浪していた捨て犬でした。
はじめて会う私の目をジッと見つめてきたとき、敵意は全く感じられませんでした。
「迎えに来てくれたの?」と言っているように私は感じたのです。