犬が飼い主のベッドに居座っている時の心理
「あれ?愛犬が見当たらない…」そんな時、ふと寝室の方を見たらベッドの上で愛犬が寛いでいた、という経験はありませんか?なぜ飼い主がそこにいないのに、ベッドの上に居座っていたのでしょうか。愛犬が自分のベッドではなく、飼い主のベッドに居座っている時の気持ちをご紹介します。
①「飼い主の匂いがする」
飼い主のベッドというのは、毎日飼い主さんが寝る時に中に入り、使用している物ですから、嗅覚の優れている犬にとって、飼い主さんの匂いが最も強くする場所と言えます。
例えばワンルームであったり、ダイニングと寝室が繋がっているような構造の部屋である場合には、犬を家の中で放し飼いにしている場合に限り、自由に行き来することができますよね。
そのため、飼い主さんが忙しくて構ってあげられない時や、外出していて飼い主さんがいない寂しさを紛らわすために、飼い主さんの匂いがするベッドへ行き、安心感を求めているのです。
②「ベッドは暖かい場所」
人間も寒い時は「ベッドの中で布団にくるまっていたい!」と思うように、犬も寒い日には同じように思うことがあるのです。そのため、冬になると頻繁にベッドにいる、ということがあれば、この理由が大きいかもしれません。
一度ベッドに入り、ベッドの中は暖かい場所だと認識してしまったことで、「寒い時にはあそこへ行けば暖かい!」と知ってしまったのでしょう。そのため、飼い主さんがベッドにいなくても、寒さを凌ぐために、勝手にベッドに居座っているのです。
③「落ち着いて休める」
ベッドは寝室にあるため、通常は静けさ漂う部屋となっている場合が多いです。特にリビングと繋がっていない構造になっているのであれば、飼い主さんがリビングでテレビを観ていたとしても、寝室ではその音が聞こえません。
人間にとっては普通の音量だと感じていても、犬にとってそのテレビの音量がとても大きく、煩いと感じている可能性があります。そのため、静かな場所を求めてベッドの上に居座り、休んでいたのかもしれません。
また、寝室以外の場所を掃除機で掃除している時などにもベッドの上に居座ることがあります。これは多くの犬は掃除機の音が苦手なため、掃除機の音が極力聞こえない、安心感のある場所を求めているからです。
④「ふかふかで気持ちいい~!」
先ほど暖かい場所だからベッドの上に居座っている可能性をご紹介しましたが、こちらも似たような理由です。一度ベッドの上がふかふかで気持ち良いことを知ってしまったため、そこがお気に入りの場所となっている可能性があります。
「いないな」と思うと必ず飼い主さんのベッドの上に居座っているというであれば、飼い主さんのベッドの上がふかふかで気持ち良く、お気に入りなのでしょう。
特にベッドの上にかかっている掛け布団がふかふかなため、この理由でベッドの上にいる子の多くは、ベッドの中には入らず、布団の上でゴロゴロしていたり、うつ伏せでリラックスしている姿を見せています。なんだか人間の子どものようですね!
⑤「自分のベッドは居心地が悪い!」
上記4つに当てはまらない場合、自分(犬用)のベッドの寝心地が悪いという理由が原因となっている可能性があります。
例えば大きさが適切でない、犬用ベッドのある位置に直射日光が当たっており暑い、騒音が聞こえる場所であるという理由が当てはまっているのならば、愛犬は自分のベッドを居心地が悪いと感じているかもしれません。
愛犬が落ち着いて、リラックスした状態で寝ることができる場所、そしてサイズ感にすることで、もしかすると自分用のベッドに戻ってくれるかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。やはり飼い主のベッドに居座る多くの犬は、ベッドの上が気持ち良く落ち着ける場所であることを知っています。しかし、あくまでそのベッドは飼い主さんの物です。あまり頻繁にベッドの上に居座るようならば、一度犬用ベッドの環境見直しを考えてみましょう。