犬が拗ねている時にする仕草・行動は?
まず、犬が拗ねている原因や対処法を知る前に、犬が拗ねている時にはどのような仕草をするのか、またはどのような行動を起こすのかを知っておく必要があります。2つの仕草・行動を紹介しますので、自分の愛犬もこのような仕草をしていないか、思い出してみてください。
うつ伏せになり口を結んでいる
まずはうつ伏せになり、且つ口を真一文字にキュッと結んでいる状態である場合です。このような状態になっている場合は、何か不満があり、拗ねている状態である可能性が高いです。
飼い主さんの中には、この説明を聞かなくても、普段の愛犬の表情や性格と比べて「もしかして機嫌が悪いのかな?」「拗ねちゃった?」と感じる方もいるかもしれません。
また、この時に「○○ちゃん」などと名前を何度呼んでもこちらを振り向かないという時は、とても強く拗ねている状態である場合がありますので、なぜ拗ねてしまっているのかを考えた上で、後ほどご紹介する対処法を行いましょう。
多めに瞬きをする
そしてうつ伏せになり口を結んでいる以外にも、座った状態、またはうつ伏せの状態で目を複数回ぱちぱちと瞬きするという行動も拗ねている状態の可能性が高いでしょう。
瞬きをするという行動には様々な意味がありますが、拗ねている時に瞬きをしている場合は、飼い主に対する不満が行動になって現れている事が多いです。
この後、その具体的な原因についても紹介させて頂きますが、この瞬きするという行動は、観察していないと見逃してしまうサインでもありますので、日頃から犬の行動や仕草を観察しておく必要があります。
犬が拗ねる原因
ここまで犬が拗ねている時に見せる仕草や行動を2つご紹介してまいりました。ここからは本題の犬が拗ねてしまう原因についてご紹介させて頂きます。
1:好きな物をすぐに貰えない
「好きな物をすぐに貰えない」というのは、ただ単に犬の要求に応えない事で起こるのではなく、飼い主さんの意図で貰えるはずの物が貰えない場合に起こります。
例えば、飼い主さんが犬のおやつを持っているから「貰える!」と喜び、いつもおやつを貰う前に行う基本動作をしたにもかかわらず、なかなかおやつを貰う事ができない、というシチュエーションが当てはまります。
また飼い主さんが愛犬に「散歩行く?」と言い、愛犬が「散歩に行ける!やったー!」と喜んでいるところに、突然の来客があり、「あれ?行けると思ったのに…」と拗ねてしまうということも珍しくありません。
このように「できるはずだったのに、なぜその期待を裏切るのだろう」という悲しみや焦りが拗ねるという心理状態を生み出しているのです。
2:飼い主さんが構ってくれない
そして1番多い拗ねている原因として、飼い主さんがなかなか構ってくれないという理由が挙げられます。
もちろん、飼い主さんにも忙しい時間やどうしても手を空けられない時はあります。しかし、それが長い時間続いてしまうと、大好きな飼い主さんに構ってもらえないという理由で犬は拗ねてしまいます。
「どうして今日はいつもみたいに構ってくれないのだろう」というように、いつも構っている時間に構ってあげられない場合、このような状態になってしまう可能性があります。
飼い主さん側から考えても拗ねている原因がわからない時は、この理由が多く当てはまります。その日、ちゃんと愛犬との時間をとってあげることができたかを思い返してみてください。
3:構って欲しいアピールを怒られた!
先ほどの「飼い主さんが構ってくれない」と繋がりますが、構って欲しいというアピールをしたら飼い主さんに怒られてしまったことで、拗ねてしまうという理由が考えられます。
「拗ねてるのかな?」と感じたら、その直前の自分の行動を思い返してみてください。愛犬が構って欲しいと前足を飼い主さんにかけてくるなどアピールしてきたのに、「後でにして!」と怒鳴ってしまったり、無視をしてしまったという事はありませんか?
人間でも同じですが、話しかけたのに無視されたり、邪険に扱われたりしたら嫌な気持ちになりますよね。犬も同じです。
4:嫉妬心
もしも多頭飼いしている場合、片方の犬(または他のペット)は多くの時間構っていたのに、拗ねてしまった子に対して構っている時間が極端に少なかったという事はありませんか?その場合は、もう片方の子に対する嫉妬心から拗ねてしまっている可能性が高いです。
大好きな飼い主さんに構ってもらえる事は、とても嬉しいと犬は感じています。そのため、多頭飼いしている場合は、平等に皆を可愛がってあげなければ、拗ねてしまったり、仲が悪くなってしまうなどの影響が考えられます。
一緒に暮らしていると、毎回同じ量きっちり構ってあげる事は難しいかもしれませんが、あまりにも差ができてしまうと犬も気付きますので、拗ねてしまう原因となります。
犬が拗ねてしまった時の対処法
多くの場合、犬が拗ねてしまう原因には飼い主さんが関わっています。先ほどご紹介したように、飼い主さんが構ってくれない、他の犬と同じくらい構って欲しいという気持ちが強く出てしまうからです。
したがって、もしも愛犬が拗ねてしまった時は、自身の用事が終わってから、思いっきり遊んであげるようにしましょう。撫でてあげるだけでなく、おもちゃを使って一緒に引っ張り合ってみたり、おやつをご褒美としてあげてみたり、様々な方法があるでしょう。
また拗ねてしまわないためには、普段の飼い主さんの構い方も重要となってきます。あまりにも構い過ぎてしまうと、犬は「いつでも飼い主さんは構ってくれる」という認識になってしまいます。そうしますと、いざ飼い主さんが構えない時に拗ねてしまうという事態に繋がってしまうのです。
そのため、普段からずっと構ってあげるのではなく、時間を決めて構ってあげるように習慣化しておくことで、予防にも繋がりますし、分離不安を解消してあげる事もできます。
まとめ
いかがでしたか。拗ねてしまう原因の多くは飼い主さんに構ってもらえないという可愛らしい理由でした。飼い主としてはなんだか嬉しいような可哀想に思うような、複雑な心境となりそうですが、ぜひ後ほど一緒に遊んであげる事で不満を解消してあげてくださいね!
ユーザーのコメント
女性 きのこ
40代 女性 あらしば
拗ね方はいろいろで、手や鼻先でちょんちょんと突いたり、それも咎められるとオモチャをぶんぶん振り回したり、おなかを出してゴロゴロしては死んだふりした後にチラリと見てきたり、あぅあぅと変な声を出して注意を引こうとしたり。逆に呼んでもウロウロして無視したり、散歩だというのに違う階まで逃げたり。感情を全身で出すようになりました。
拗ねた時の対象としては、
ワガママな[拗ね]は無視、ダメと叱るときもありますが、逃げる時などは捕まえてハグして、足元に落ち着かせて撫でてあげます。わたしもワンコも元気になります笑。
女性 匿名