初対面の犬と仲良くなるには?上手なコミュニケーションの取り方

初対面の犬と仲良くなるには?上手なコミュニケーションの取り方

なぜだかいつも犬に嫌われてしまう人っていませんか?そういう人は知らずに犬が嫌がる行動をとっています。今回はそんな初対面の犬とも上手に仲良くなる方法をご紹介します。

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道端や庭先でかわいい犬に遭遇。思わず駆け寄って頭をなでようとしたら、、、ワンワンと吠えられてしまって、近づけない…そんな経験はありませんか。反面、なぜだかいつも犬や猫が寄ってくる人、周りにいませんか。

人間と同じで犬も第一印象が大事だといわれています。今回はそんな「初対面の犬と仲良くなるためのコミュニケーションの取り方」をご紹介します。

犬と仲良くなる方法

犬との信頼関係

犬も第一印象が大事?

人間も第一印象では見た目や声のトーンなどの相手の雰囲気で仲良くなれる、なれないを判断したりしますよね。第一印象を覆すのはなかなか難しいため、第一印象はコミュニケーションをとるうえで非常に重要だといわれたりします。それは犬も同じなのです。

では、犬は何を基準に第一印象を決めているのでしょうか。犬には第六感(シックスセンス)があるといわれたりしますが、基本的には以下の五感を順に頼りにしているといわれています。

  • 視覚
  • 聴覚
  • 嗅覚
  • 触覚
  • 味覚

犬の五感の中で最も優れているのは嗅覚ですが、日常においては”「視覚」で対象を認識し、「聴覚」で距離や方向をとらえ、「嗅覚」で調査し、「触覚」と「味覚」で感じ取る”といわれています。そのため犬も人間と同様にまずは「視覚=第一印象」が大事なのです。

初対面の犬とのコミュニケーション方法

犬にとっても第一印象が大事だと紹介しましたが、実際どういったコミュニケーションを取れば犬と仲良くなれるのでしょうか。初対面の犬と会った際は、犬の五感を意識して次の行動を取ってみましょう。

1.犬に認識させる

犬と人のシルエット

まずは犬に自分の存在を認識させます。この際に重要なのが「怪しい恰好をしない」「目を見ない」「自ら近づかない」といった点です。警戒している犬は人間の容姿にも敏感になっています。表情が見えない帽子やサングラスは犬を警戒させる可能性があるので、犬と接する際はこれらのアイテムは外しましょう。

また、動物にとって”目を見る”というのは攻撃の合図になります。目を見るのと同様に突然距離を近づけるのも警戒される行動です。

まずは目は合わせずに、犬の口元や鼻先を見て、しゃがんで犬が近づいてくるのを待ちましょう。

2.においを嗅がせる

犬に匂いを嗅がせる

犬があなたのことを認識して近づいてきたら第一関門クリアです。しかし、ここで油断してはいけません。犬はあなたのことを「認識」して興味を示している状態です。次のステップとして「におい」を嗅がせましょう。

犬は対象を判断するために、においを嗅ぎ始めます。近づいてきた犬の鼻先へ”握った手の甲”をそっと近づけてにおいを嗅がせます。

この際に注意するのが「大声を出す」「頭をなでる」「立ち上がる」といった”突然の大きな動き”です。犬が調査をしている最中に大きな動きをすることで、一気に警戒モードに突入します。この段階では触りたいのをじっとこらえて、思う存分においをかがせてください。

また、犬が調査中に話しかける場合は「優しく」話しかけましょう。犬は雰囲気も感じ取るため、優しく静かに話しかけることで安心感を与えます。間違っても大きな声で話しかけないようにしましょう。それがどんなに犬を褒めた内容でも、大きな声は犬を驚かせてしまいます。

3.そっとなでる

犬をそっと撫でる

手の甲のにおいを嗅がせて、落ち着いている様子であれば手の甲で犬から見える部分をなでてみましょう。大丈夫そうであれば、手のひらでそっと背中や尻尾周りをなでます。

この際に注意したいのが初めから「頭をなでない」ということです。ついつい頭をなでたくなりますが、いきなり頭をなでると警戒させてしまいます。頭の上に手をあげられると、人間でも怖いですよね。頭や顔の周りは警戒心がとけてからなでましょう。

なお、においを嗅がせた段階で少しでも唸ったり頭をひっこめた場合は、潔く諦めましょう。無理に触ると犬を怖がらせてしまい、噛まれてしまいます。

犬に嫌われる行動って?

うなる犬

犬とのコミュニケーション方法を紹介しましたが、確実に犬に嫌われてしまうNGポイントを改めてまとめてみましょう。

NGポイント

  • 怪しい恰好をしている
  • じっと犬の目を見る
  • 大きな声を出す
  • 突然大きな動きをする

これらの行動は犬が警戒心を持つ可能性が一気に高まります。初対面の犬と接したい時は、犬にすべての動きを任せることが重要です。

なお、明らかに唸っている場合は、それ以上構わないことが大切です。また、逆に遊んでほしくて飛び掛かってくる子もいるので、その場合は押し倒されないように注意したうえで、なでてあげましょう。

まとめ

犬との絆

犬も人間と同じで、第一印象の動きや雰囲気で相手を感じ取ることが分かりました。人間と違うのは、警戒心がマックスになると噛みついてくるということです。犬に怖い思いをさせないためにも、どんなに犬が好きでも無理やり近づいたりなでることはやめましょう。

大事なのは犬のペースに合わせて、ゆっくりと、そっと接することです。上手にコミュニケーションをとって、初対面の犬とも仲良くなれたらいいですね。

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