犬は吠え方を使い分ける?「3つのポイント」から愛犬の気持ちを理解しよう!

犬は吠え方を使い分ける?「3つのポイント」から愛犬の気持ちを理解しよう!

犬は『ワンワン』と吠えますが、実は吠え方によって意味が異なってきます。一体何を私たちに伝えようとしているのでしょう?今回は、犬の吠え方による意味の違いと、気持ちを読み取る為の「3つのポイント」を解説したいと思います。

犬の吠え方は3つの組み合わせで成り立っているらしい

吠える犬

犬が吠えている時は何か意味があって吠えています。

今までの研究で、犬の吠え方は以下の『3つの組み合わせで成り立っているらしい』とされています。

  • 吠える音の高さ
  • 吠える音の長さ
  • 吠える頻度(繰り返す回数)

犬はこの3つの組み合わせにより、危険を知らせたり緊急性を伝えようとしているそうです。

つまり、普段何気なく聞いている「吠え」にも、吠え方がいくつもあり、それを使い分けて意思表示を行っているそうです。

犬の吠え方を読みとるための「3つのポイント」

さて、先ほど吠える時の要素は「音の高さ」、「長さ」そして「頻度」があると説明しましたが、実際にこの3つ要素には、それぞれどんな意味が有るのでしょうか?

ポイントその1:吠える音の高さ

唸る犬

どんな動物でもそうですが、体が大きくて強い犬は低い音で吠え、そして小さい犬は高い音で吠えます。

体格の違いはあれど、その中でも高い音と低い音を使い分けている事に気が付くと思います。
犬はコミュニケーションの進化の過程で、威嚇の時には低い音、攻撃を加える意図がない時には高い音を出す様になったのではないか考えられています。

「高い音」で吠える場合は、敵意がない事を表し『近づいても大丈夫』という意味になります。

逆に、「低い音」で吠える場合、怒り・威嚇・攻撃などの感情や意志を表す「唸り声」となります。
低い音で唸る場合、『近づくな』という意思を伝えようとしているので、場合によっては噛み付いて来る可能性がありますので十分注意しましょう。

ポイントその2:吠える音の長さ

恐怖心を感じる犬

一般的に吠える音の長さ、つまり吠える時間が長ければ長いほど、『犬が出しているシグナルと次の行動をハッキリ決めている傾向にある』と考えられています。

そのため、低い音で長く唸る場合、相手を威嚇する、『攻撃するぞ!』というような強い意志を持った、支配的な犬に多く見られる吠え方だと言われています。

逆に、唸り声が短い場合、「恐怖心」や「警戒心」を持っている場合だそうです。『自分に危機が迫っている』と言う気持ちの表れとして、短い唸り声になるそうです。

ポイントその3:吠える頻度

比較的早いペースで繰り返し吠える場合は「緊急性」や「興奮」を表します。
逆に、吠え方の間隔が長い場合や、吠えたとしても、数回程度でい収まる場合は、それほど興奮していないと考えられます。

例えば犬が窓の外を見ているとします。その際『ワン、ワン』と言う様に1~2回吠える程度ならば『少し興味を示しているだけ』と考えられます。

そして『ワンワン、ワンワン』の様に、何回も分けて興奮して吠え続ける様であれば、犬が注意を促している事になり、そこには危険が迫っていると感じて家族に訴えていると考えられます。

吠えている犬

このように、「犬が吠える」という行為は、周囲に「何かを知らせる手段」なのです。
吠え方を理解して愛犬の気持ちを察して上げる事が大切なんです。

その他の吠え方

犬の警戒吠えイメージ

実際に飼っている方はご存じかも知れま円が、ご紹介した「3つのポイント」に当てはまらない細かい吠え方が沢山あります。

犬の個体や環境によっても、吠え方の種類は実にさまざまで、ここでは、私が愛犬との生活で比較的多く聞く吠え方の意味を解説してみたいと思います。

速いペース吠える(2~4回ずつ繰り返す)場合

犬の戦闘準備イメージ

速いペース吠える場合、典型的な警戒吠えです。
『おい、みんな聞いてくれ!チョット気になる事があるからこっちに来てくれ!』という調子でしょうか。

また、ゆっくりと低めの音で吠える続ける場合は『何者か知らない奴が近づいている!友好的な奴ではなさそうだから戦闘準備に入れ!』と、伝えようとしています。

中~高音で1,2回刻みで吠える場合

例えば玄関のチャイムが鳴る時に見られる吠え方です。
私の愛犬も最初は警戒して吠えていましたが、訪問者が知っている人だと分かると中~高音で1,2回刻みの吠え方に変化する事がありました。

「警戒」から訪問者と理解して、「安全」という意味の吠え方に変化した、といったところでしょうか。

長い声で吠える場合

遠吠え

『ワォーン』の様に 長い声で吠えるのは「遠吠え」になります。

遠吠えは、寂しい時に仲間を呼んでいる場合や自分の居所を仲間に知らせるための手段です。救急車のサイレンなどに共鳴して遠吠えするわんちゃんもいるそうです。

少し詰まりながら吠える場合

遊びたいときに見せる犬の仕草

『ウ~ワゥ』の様に、少しつまりながら吠える場合は『遊ぼうぜ!』と言う意味です。

私の愛犬の場合、その際に両前足を曲げながら半分伏せの様な状態からお尻を上げ、ジェスチャーで更に意思表示を行います。

まとめ

犬はよく「吠えるのが仕事」などと言われますが、私たち飼い主は、犬の吠え方の意味を知り、そこから気持ちを理解してあげる事が、何よりも大切ではないでしょうか?

愛犬が楽しくて吠えているのなら良いのですが、恐怖感や違和感、寂しさでなどで吠えているのならば、その状況を良い方に変えてやらければなりません。
場合によっては、それがストレスの原因となり、愛犬の命を縮める事に繋がるかもしれませんので注意してあげて下さい。

この記事を読んだ方が少しでも「愛犬の言葉(吠え方)」の意味をしり、愛犬との生活を充実したものにしてあげるよう願っております。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    女性 匿名

    あまり吠える子ではないですが、ごくたまにおやつ頂戴と高い声で短く1回吠えます。
    体を触ると嫌な時は低い声で短く1回吠えます。
    町内放送が聞こえたら遠吠えをします。
    お友達に会って吠えられる事はあっても吠える事はありません。
    おねだりと嫌な時と共鳴して吠えるの3つです。
    番犬にはむきませんね。
  • 投稿者

    40代 女性 あひる

    5歳のオスのポメラニアンを飼っています。
    仲良しのわんこと待ち合わせて散歩しようと友達が近いて来ると、伏せてウーウー唸ったあと興奮気味にワンワン吠えるのが気になっていました。唸ったり吠えたりするのは、遊ぼうよっていうことだったんですね。友達も嫌がることはないですが、ちょっと興奮しすぎだよって思ってるかも。
  • 投稿者

    50代以上 女性 匿名

    クーンと高く言うときは、何かを訴えているのでしょうか?最近よく甘えたように、クーンと言います
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