こんな経験ありませんか?
愛犬との日常のなかで「もしかしたら犬も時間がわかるのかも」などと思ったことのある飼い主さんは多いかと思います。
どうでしょう、以下のような愛犬の行動に心当たりはありませんか?
- 飼い主さんの帰宅時間が近くなってくると愛犬が玄関で待っている。
- ご飯の時間になると飼い主のところに来て催促をする。
- お散歩の時間になると飼い主のところに自分のリードを持ってくる。
- 夜寝る時間になると、勝手にベッド/ケージに入って寝ている。
- 毎日決まった時間になると同じ行動をする、落ち着かずソワソワしている など。
犬にも体内時計は存在する!
「体内時計」という言葉を聞いたことがありますか?
わたしたち人間は1日周期でリズムをきざむ「体内時計」を持っていて、特別な意識をしていなくても日中は活動の状態に、そして夜は休息の状態に切りかわります。この体内時計の働きにより、私たちは夜になると自然と眠りにつき、朝に目を覚ますのです。
実は「体内時計」が犬にも存在するのをご存知でしょうか?
驚くことに犬の体内時計はとても正確なのです!
基本、犬にもいつ朝でいつ夜なのかを体が覚えている機能が備わっており、この体内時計は光を浴びることでリセットがされます。
そして朝の日差しを浴びることにより生活リズムを規則正しく保ち、ホルモンバランスを整えるなどとても重要な役割を果たしています。
犬の体内時計が乱れると体調も乱れる?!
体内時計は健康な体を保つのにとても大切です。
あなたのまわりでも「夜更かしを続けてたら生活のリズムが崩れた」「夜勤の仕事にしてから体調がなんだかおかしい」など聞いたことがあるのではないでしょうか。万が一体内時計が狂ってしまうと、自律神経が乱れて体調に影響を及ぼします。
通常、犬の体内時計も人間と同様に光を浴びることでリセットされ、一定のリズムを保ちます。そのため正しい体内時計を保つには外の散歩が必要となってきます。
もしも外に出て日の光を浴びないと、犬は朝なのか夜なのかが分からなくなり、また季節を体で感じることができなくなるのです。
本来、犬は秋になると冬に向けての準備として食欲を増し、皮下脂肪を増やして寒さに対応できる冬毛になろうとします。逆に春から夏には皮下脂肪量を減らし夏毛になり、暑さに対応できる体をつくります。もし季節が体内にインプットされないと、寒さにや暑さに対応できない体になりかねません。
これらのことは体内時計を狂わせ、自律神経の乱れを引き起こす原因となります。
また生活や体のリズムが狂うだけでなく、ストレスや睡眠障害が発症することもあるので気を付けなければいけません。
このような理由から、犬が外に出て陽の光に当たることは体の体内時計を狂わせないようにするうえでとても重要なことなのです。
なるほど、犬が本能的に日向ぼっこをするのもうなずけますね。
「小さな犬だから散歩は必要ない」「今日も雨だから散歩は中止」ではなく、外に連れて行くことで正しい時間の感覚を身に付けて犬の体内のリズムを保つ生活を心がけましょう。
犬の体内時計を整えることで起きるメリット
体内時計を一定に保つことで、以下のような良い効果が期待できます。
- 犬が決まった時間に飼い主に知らせてくれることにより、うっかり忘れがなくなる。
- 体内のリズムが修正でき、健康な体をつくる。
- 各家庭に添った生活のリズムが犬に身につく。
- トイレの時間など有効なしつけに生かすことも可能。
- 犬の散歩時間などの一日のリズムが整い犬と飼い主間の信頼関係が築ける。
- 飼い主も一緒に規則正しい生活になり健康を維持できる。
- シニア犬に起こりがちな認知症の予防と改善対策になる。
まとめ
体内時計は犬の体のリズムを整え健康の維持に役立ちます。 ペットは自分で生活を選ぶことができません。愛犬と生活するなかで、わたしたち飼い主がペットにより良い環境を与え、お互い心地よい生活のリズムを作っていくことがとても大切なことになります。
ユーザーのコメント
40代 女性 匿名
まだ早いよとごまかしても、嘘だ!時間だ!と吠えたり殴ったりとDV犬に変身です。(笑)
50代以上 女性 るるっち。
また午前中8時から10時は熟睡できるみたいで、リビングのソファーでいびきをかいて気持ち良さそうに眠っています。
その規則正しい眠りは、私も家族も羨ましいです。
40代 女性 らっぴー
50代以上 女性 モカ
室内飼いですが、家の中では、トイレをしない子なので朝晩のお散歩は必須ですが、
ホントに体内時計は、ありますね。
5分と違わないです。
どんなに早く寝ても遅く寝ても午前4時です。外は真っ暗です