犬は好奇心旺盛な動物
犬というのはとても好奇心旺盛な生き物です。犬を飼っている方ならば知っている、または実際にそう感じたという方が多いかもしれません。
散歩中に拾い食いしないように常に見張っているという飼い主さんも少なくないでしょう。
特に子犬のうちはまだまだ知らないことが多いため、家の中に落ちている物や置いてある物など、「聞こえたもの」「見えたもの」「感じたもの」すべてに興味を示します。
特にオスは好奇心旺盛
また、犬はオスかメスかという違いでも大きく性格が異なると言われています。
メスは比較的慎重な子がオスに比べると多く、穏やかで大人しい性格を持つ子が多い傾向にあります。そして人懐っこい子が多いのもメスの特徴だと言えます。
対してオスは活発で好奇心旺盛な子が多いです。メスよりも気が散ってしまったり、新しい物を見つけるとすぐに飛びつく、という子が多いかもしれません。
やはり犬社会の中では縄張り争いや序列関係があるため、ペットとして変われるようになった今でもその名残が残っているのです。
こうしてみると、人間の男の子と女の子となんとなく似ているようにも感じますね。
しかし人間と同様に、もちろんオスで慎重な子もいればメスで活発かつ好奇心旺盛な子もいます。
ごはんを横取りしちゃう理由
先ほど紹介したように、犬はとても好奇心が強い動物です。したがって、その好奇心は散歩中だけではなく食事中にも出てくる可能性があるのです。
例えば複数のわんちゃんを一緒に飼っている場合、ごはんをみんな一緒に食べさせることがほとんどだと思います。一緒にお皿を並べ、「はい、どうぞ!」とあげると当然わんちゃんは最初に自分の前にあるお皿のごはんを食べ始めます。
しかしここで好奇心旺盛な面が顔を出します。「あれ?あっちのお皿のごはん、どういう味がするんだろう?」「僕のと一緒かな?」というように気になってしまうのです。
そうなってしまうと、犬の本能的な行動で口に入れて自分で確かめなければ気が済まなくなってしまいます。
仲が悪いからではありません!
つまり「あいつのこと嫌いだから、横取りしてやろう!」という気持ちから来るのではなく、野生の本能的な好奇心からくる行動なのです。仲が悪いから横取りして意地悪をしているのではないので安心してくださいね!
ちなみに先ほどから犬の「本能的な行動」というワードを使って紹介しています。これは、犬は臭いや味から「これは一体何なのか」ということを学ぶ習性のことを意味しています。
そのため、横取りをしてしまう時も「これは何だろう?」と学習意欲という好奇心を持っていることになります。
横取りをやめさせる方法
しかし、いくら好奇心からくる行為だとしてもごはんを横取りされてしまったわんちゃんからしてみると、自分が食べる分が少なくなってしまいます。
したがって、しっかり平等な分のごはんを与えるために横取りをやめさせなければいけません。
同じ食事皿を使ってあげる
横取りをやめさせるためには、その子用のお皿を用意してあげるという方法が効果的です。自分専用のお皿であげることで、「これは自分のごはん」としっかり犬自身に認識させるのです。
様々なお皿を毎回違うわんちゃんに出してしまうと「昨日はあのお皿だった」と思い出してしまい、「あっちも食べて良いのかも」などと考えてしまうのです。それにより横取りという事態が発生してしまいます。
そばで見ててあげる
しかし、専用のお皿を用意しても横取りしてしまうことがあると思いますので、その都度「あなたのごはんはこっちよ」と向きを正してあげるなど、根気強く教えることが重要です。
他にも、ごはんの時は距離を離すなどちょっとした工夫を根気強く続けることで、自分のごはんを正しく認識してくれるようになります。
まとめ
このように「ごはんの横取り」というのは多くは犬の持つ好奇心が原因です。
しかし、取られてしまった犬からすると1日の大事な楽しみを奪われることになりますので非常事態です。
ぜひ楽しいごはんタイムにできるように、日頃から根気強く見ていてあげましょう。
ユーザーのコメント
40代 女性 ぶっ君ママ
前に、お友達ワンコに全部食べらたみたいで、今では負けずにたいあげるそうです。
人見知りと犬見知りだったため、社会性を身につける為、預け始めたのがきっかけで、今では
お友達も増え、食もおうせいになり良かったです。