犬が体をブルブルさせる理由
体の異常や病気
体をブルブルと震わせる原因や要因は様々なものが考えられますが、体の異常や病気によるサインであることも。
特に頻繁にブルブルしていたり、長時間ブルブルと体を震わせているのは大変危険な状態に陥っている可能性もあります。ブルブル行動があまりにも目立つときは念のために獣医師に早めに相談をするようにしましょう。
生理的要因や心理的要因
病気ではない場合もブルブルすることがあります。例えば生理的現象であったり、感情の変化による行動であったりすることもあれば、心理的要因が絡んでいる場合もあります。
どのような要因があったとしても、生理的要因が原因の場合は頻繁にブルブルすることはないはずです。もし、あまりにも頻度が多い、または気がついたらずっとブルブルしているという場合は何か原因になることはないか早めにチェックをするようにしましょう。
生理的な要因である場合は、寝起きや「カーミングシグナル」と呼ばれている感情を表す仕草である可能性があります。
犬は声を出したり、しっぽを振ったりして話しかけていますが、人間の様に言葉を話す事は出来ないので、体を使って喜怒哀楽などの感情を表現しています。それを「カーミングシグナル」と言い、27種類もあって人間と比べても感情の豊かさは引けを取りません。
犬が散歩中に急に止まってブルブル震えだしたら「そっちには行きたくないよ」という「イヤ」のサインです。リードを引っ張って行きたくないと表現できるタイプなら良いのですが、気の弱いタイプの子は、叱られるかも?と考えて「イヤ」と言えないのでブルブルと体を震わせて、やんわりと自分の意志を伝えています。
犬は元々、争いを好まない動物なので飼い主さんにもやんわりと気持ちを伝える方法をとります。
犬がブルブルと震える原因
病気による体の異常
熱中症が進行してブルブル震える場合は、かなり重度の症状になります。他にも、ジステンパー・てんかん・神経系の病気・脳の異常・尿毒症・中毒などの病気が考えられます。
その他にも、ケガをしていたり、体のどこかが痛かったり、熱があり悪寒を感じるとブルブル震えます。また、おしっこを我慢している時も、人間と同様にブルブル震えたりします。
老犬や手足の短い犬種や太り過ぎの犬は、筋力が低下して、自分の体を支えられなくなって震えが起こります。あまりにも震えているようならば、震え以外に異常は見れないか詳しくチェックをして獣医師に相談をするようにしましょう。
寒さによる体温低下
犬も人間と同様に寒いとブルブルと震えます。体温の低下を防ぐために、筋肉を使って熱を作りだそうとして体をブルブル震わせます。
特にチワワなどの小型犬は体が小さく、体温の低下も早いので素早く体温を上げるために、ブルブル震える頻度が多いとも言われているそうです。
あまりにも寒くて震えているようならば、犬用の服を着せてあげるなどの対策をとってあげると良いでしょう。
ストレスによる緊張状態
気の弱い犬は叱られたり、知らない人に触られたり、他の犬に吠えらりたり、知らない場所に行ったりと、様々な恐怖を感じると震えたりします。気の強い犬でも、怒っていたり、近づかないで欲しいなど、極度の緊張状態になるとブルブル震える場合があります。
濡れた被毛の水分を飛ばすため
雨に濡れたり、水しぶきで体が濡れたりすると、毛並みが気持ち悪くてブルブルします。また耳に虫などが入ったり、痒かったりしても頭をブルブル振ったりします。
また耳に水が入って気持ち悪い時や、シャンプーをされて首などが濡れたとき、雨の日に散歩をして体が濡れたり、湿気で気持ち悪いと感じた時などにも見られるようです。
うれしい感情のサイン
犬がブルブルとするのはイヤなときや体調が悪いとき以外にも「嬉しいとき」に見られる行動でもあります。
飼い主様に遊ぼうと言われてブルブル震えて準備をしたり、寝ているところから動き出して「さぁ、やるぞ!」という時のサインであったり、飼い主様に会えてうれしい感情を爆発させるためにブルブル震えたりと様々です。
その感情の違いを見極めるためにも、愛犬の行動を普段から観察しておくことが大切ですよ。
夢を見ている
感情の変化によってブルブルと震える犬にとって、夢を見ているときも体を震わせる仕草を見せることがあります。
夢の中で楽しいことがあったり、イヤなことがあったり、怖いことがあったりすると、感情表現をあらわにしてブルブルと頭を震わせる行動を見せてくれます。
口や顔が小刻みに震えることもありますので、寝ている愛犬の変化を見ながらどんな夢を見ているのか想像をするのも面白いかもしれませんね。
犬が頻繁にブルブルするのは病気の可能性あり
感染症などによる発熱
犬が小刻みにブルブルと震えるのは感染症などが原因で発熱をしているのかもしれません。見た目は変わらなくても触ってみると震えているだけではなく、何と無く熱いような気がするというのは発熱のサインかもしれません。犬の平均体温は38〜39度、この体温を超えると発熱していることになります。発熱を伴う病気はたくさんありますが、放っておくと危険な状態になることも。たかが発熱と侮るのではなく、できるだけ早めに獣医師に相談をするようにしましょう。
てんかんによる発作的な行動
ブルブルしたり、しなくなったりというのを繰り返すのはてんかんの症状が出ているのかもしれません。てんかんとは脳内の神経回路の異常によって突然発作が起きる病気のことです。
症状としては繰り返される痙攣発作です。この痙攣がブルブルしている原因となっている可能性はありますのでブルブルを繰り返す、一度ブルブルするとなかなか止まらないなどの症状が見られたら早めに獣医師に相談をするようにしましょう。
中毒症状を引き起こしている
中毒の原因となる食べ物を誤飲するなどして、中毒症状を引き起こしている場合もブルブルと震えます。特徴としては痙攣のような震え、下痢や嘔吐、激しい咳などの他に意識混濁や呼吸困難といった危険な症状が見られる場合も。
犬は散歩など外出する機会も多いため、飼い主が気をつけていても拾い食いをすることで中毒症が見られる場合もあります。放置すると大変危険な状態になりますから見つけたら早めに獣医師に相談をするようにしましょう。
まとめ
どうしてブルブル震えているの?と原因が分からなければ飼い主さんも、不安で対処の仕方も分からないですよね。ある程度、震えの原因が分かっていれば対処も出来ますね。
でも状態が重度だったり、何日も続く場合は必ず獣医の診察を受けてくださいね。何もなければ安心出来ますし、病気の場合も早期治療に繋がります。震えるなどの、ちょっとしたしぐさにも意味がある事を理解してあげて、長く家族でいれる様にしましょうね。
ユーザーのコメント
30代 女性 moco
車=楽しい所へ連れて行ってもらえると思ってほしいし、その方がわんこにとっても良いと思い、夏はちょっと離れた公園まで車に乗せて行って大好きなお散歩をさせたり、病院や美容室帰りにもなるべく近くに公園があれば寄ってお散歩させて帰るようにしています。
家に来たばかりの頃は、車に乗せると出発して分位で吐いてしまったりもしていましたが、最近は、長距離の時でもはじめこそブルブルするものの、すぐもこ専用のドライブ用ボックスの中で寝て過ごす事もできるようになりました。
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女性 チワラブ
これまで見ていた中で考えられる原因は、
身体が冷えてしまい震えている時。こちらについては単純に身体を暖めてあげる事で震えが止まります。
それよりも心配なのが、朝に多いのですが嘔吐をする前に震えている時です。
そもそも嘔吐自体が心配な状況であるうえに、直前に震えているとたまらなく心配になります。
嘔吐の原因は、我が家の犬は食欲にムラがあり晩ごはんを食べずに寝てしまう事があり、そうするとやなり翌朝に空腹で吐いてしまうようです。
ですので、食欲のムラ改善に取り組みました。
オヤツの量は極端に減らし、ご飯は少量ずつ与え回数は増やす、そしてオヤツにせよご飯にせよ、開封してから日数が過ぎたものは酸化しているため食いつきが悪くなるため、もったいないですが
なるべく早めに新しいものに替えています。
これにより空腹の嘔吐はかなり激減しました。
これからも、震えはもちろん、愛犬の体調管理には気をつけていこうと思います。
50代以上 男性 匿名
もちろん嫌がっている訳でなく、喜びの感情が出ている訳で、少しここの説明に合わないと思います。
30代 女性 サーちゃん
病気じゃないといいんですが、
女性 ふるえるわんこ
子犬の時から、人がいるとこへ連れて行き、友人にも頼んで社会化も何度もしたし、
週2で通う実家の家族にも5年目になりますが誰にも一切心を許しません
家族は動物が大好きで、何をされたわけでもないのに怖がります
優しく声をかけようものなら必死で逃げて、触られようものなら震えて力んで必ず粗相をしてしまいます
家に帰れば私と旦那と先住犬だけなので大暴れで元気いっぱいです
先住犬は誰にでもフレンドリーです
ブリーダーさんに同じような子はいないか聞いても返信はなく、
散歩も、ドッグランも、病院も、トリミングも震えが止まらず可哀想です
他人がいるとお水も飲まない、エサも食べない、大好きなおやつも食べません
入院予定で、預けていたらあまりに衰弱して、
お医者さんが迎えに来てと言うほどです
家では誰よりも元気でやんちゃなのに、どうしたらいいやら…。
40代 女性 ワンコのママ
動画を撮り病院の先生に見てもらうと、神経系の部分発作の可能性が高いとのことでMRI検査となりましたが、どんな症状であっても動画を撮って見せることは診察の手助けになると感じました。