犬の反抗期の時期は?何歳くらいから?
第一次反抗期
柴犬などの小型犬においては生後半年くらいから起こると言われており、大型犬になると1歳前後に起こりやすいと言われています。
この時期に訪れる反抗期のことを第一次反抗期と考えられています。この頃は、何もわからないパピー期が終わり、自我が芽生える頃。マーキングを始めたり、発情期を迎えたりする時期にも当たります。
第二次反抗期
2歳から3歳頃には、第二次反抗期を迎える子もいます。第一次反抗期より更に自我が発達し、さまざまなものへの警戒心が強くなったり、自分の意思を通したいという思いから要求行動が強くなったりします。
犬が反抗期の時によくする行動について
急にごはんを食べなくなる
それまでと同じ種類、同じ量のフードを与えているのに、急にごはんへの食いつきが悪くなることがあります。体調不良の場合もあるため注意が必要ですが、フードは食べないのにおやつや人間の食べものは食べようとするといった場合には、反抗期が疑われます。
粗相をする
トイレトレーニングを終えたはずなのに、急にトイレで排泄ができなくなったり、粗相をするようになったりすることもあります。トイレが汚れているわけでもないのに、何度も失敗を繰り返す場合には反抗期かもしれません。
自分のものや居場所に執着する
ごはんを食べているときやおもちゃで遊んでいるときに飼い主さんが手を伸ばしたら唸り声を上げる等、自分のものや居場所に異常に執着し、しきりに守ろうとするようになることがあります。
指示に従わない
「オテ」「オスワリ」など、すでにマスターしているはずの簡単な指示しつけに従わなくなることもあります。まさに飼い主さんへの反発心から来ているものです。
警戒吠えをする
それまでは気にしていなかったような、ささいな物音や気配などに敏感になり、警戒吠えをするようになることもあります。自我が芽生え、自分と他者の区別がつくようになったり、縄張り意識が芽生えたことによります。
要求行動をする
散歩やごはんの時間になると「早くして」と言うように吠えたり、指示をしていないのに芸をしてごほうびをせがんだり、いわゆる要求行動をとるようになることも。けたたましい要求吠えに困らされる飼い主さんも少なくありません。
犬の反抗期の対処法は?
変わらない態度をとる
大切なのは、飼い主さんがわんこの態度に振り回されず、毅然として今まで通りの態度で接することです。わんこの行動によって飼い主さんが態度を変えてしまうと、わんこは「やった!自分の思い通りになった!」と思って反抗期をこじらせてしまいます。
要求行動は無視する
特に要求行動については、飼い主さんが安易に応えてしまうとエスカレートしてしまいます。要求行動に対しては、とにかく無視するのが基本です。要求しても意味がないとわかれば、やがて要求行動はとらなくなります。
タイミングを見て指示しつけを出す
指示しつけを無視されるようになった場合は、指示を出すタイミングを見計らうようにしましょう。散歩やごはんなど、わんこが楽しみにしているイベントの前は集中力が高まっているため、指示に従いやすくなります。指示に従いやすいタイミングで従わせて、かつての感覚を取り戻させましょう。
むやみに叱りすぎない
反抗期で手に負えないからといって、愛犬をむやみに叱りすぎてしまうことはNGです。特に手を上げる等の行為は、せっかく築いてきた信頼関係を崩してしまいかねません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?反抗期には個体差があり、激しい子もいれば全くない子もいます。激しい反抗期には頭を悩ませてしまうかもしれませんが、愛犬との絆を信じて頑張りましょう。