犬が『本当は嫌なこと』を我慢しているときの仕草3つ

犬が『本当は嫌なこと』を我慢しているときの仕草3つ

今回は「嫌だ!」「やめて!」という気持ちを、吠えたり唸ったりして訴えることのできない犬が見せる仕草について紹介します。気づかないうちに我慢させてしまうこともある犬たちの気持ちをしっかりと理解してあげましょう。

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記事の監修

犬の気持ちは行動に現れる。知っていますか?犬が顔を左に向けた時にはストレスを受けている可能性があることを。犬は様々な方法で人に気持ちや考えを伝えているのです。それを受け止めてアドバイスとして活かすことを仕事としております。様々な専門の知識と20,000時間以上の教育実績があなたとその愛犬の生活を助けて豊かに導きます。

1.あくびをする

あくびをするトイプードル

犬が寝起きなどでなく、何かしているときに唐突にあくびをし始めたり、空あくびのようなものをくり返しているときには「やめて!」と思っているのかもしれません。

叱られているときなどにあくびをする犬は多く、その姿を見て「話を聞いていない!!」とさらに怒り心頭になる飼い主さんもいますが、実はこれ“カーミングシグナル”という犬のボディランゲージのひとつなのです。

カーミングシグナルは困ったときや不安なとき、ストレスを感じたときなどに自分や相手を落ち着かせるためのボディランゲージで、「敵意はありませんよ」ということを示す表現のひとつでもあります。

長時間に及ぶしつけやお説教、得意でないグルーミング(ブラッシングなどのお手入れ)、苦手な人・犬との関わりなどであくびをして見せる犬は非常に多くいます。このとき犬たちは「もうやめて!」と訴えかけていたり、「落ち着こう」と自分に言い聞かせているのかもしれませんね。

監修ドッグトレーナーによる補足

人でも同じ原理が作用します。誰でも経験があるのではないでしょうか?交感神経の働きが高まると、頭痛やめまい、冷えや倦怠感が強まります。ストレスを受けると交感神経が活発になってしまいます。

犬はそれを回避するためにあくびをします。あくびをすることで副交感神経が活発に働くためにストレスから身を守ろうとしているのですね。

2.鼻を舐める、舌を出す

自分の鼻を舐める犬の横顔

あくびと同様に、あまり好きではないことをされているときに自分の鼻をペロペロと舐める行動を見せることがあります。過度なスキンシップやわかりにくいしつけの指示を受けたときなどに、吠えたり唸ったりして強い意思表示をすることのできない犬が気持ちを落ち着かせるために見せることが多いとされています。

また、状況が把握できず不安や緊張を強く感じているときにも鼻を舐める行動が増えます。これは鼻を湿らせることで嗅覚を研ぎ澄まして、より多くの情報を得ようとしているためだと考えられています。

ただし、鼻を舐めたり、口まわりを舐めたりする行動は何かを始める際に意気込んでいるときにも見せますし、鼻炎など何らかの病気やトラブルの兆候の場合もあります。鼻を舐めているときの状況や犬の表情などをしっかりと観察し、どのような意味を持つ行動なのか判断するようにしましょう。

監修ドッグトレーナーによる補足

「自己接触行動」という言葉を聞いたことはありますか?人はストレスを受けた時に自分自身の体を触ることでストレスから身を守る行動をとることが判明しています。指遊びだったり、腕を触る行動だった爪を噛んだりします。私も叱られた時にやっていたりします。

犬もこれと同じ行動を取るのですね。舌で自分の鼻を舐めることで、ストレスの緩和を図ろうとしていると考えられます。

3.体をぶるぶると震わせる

体を震わせるヨーキー

犬が嫌がることをされているときに体をぶるぶると震わせることがあります。特に身体的な接触、拘束などに対する反応として見られることが多いと考えられています。

ハグや抱っこされるのが嫌な犬に過度なスキンシップを行ったときや、グルーミングや歯磨きなどで一定時間体を押さえていたとき、それが終わったタイミングで体をぶるぶると震わせるのです。少し苦手、好ましくないと感じていることを我慢し、そこから解放されたときに犬が見せる行動です。

まとめ

手で顔を覆う犬

犬の感情表現や意思表示というと吠えたり唸ったりといったものが一般的に考えられるため、ここで紹介したあくびや鼻を舐める、体を震わせるなどというボディランゲージではなかなか犬の気持ちが伝わらないことがあります。

犬は嫌だと思っていることに対して、あくびなどのボディランゲージで「やめて」と意思表示していますが、飼い主さんがそれに気が付かないことで犬が我慢の限界になり威嚇や攻撃行動に出てしまうということも少なくありません。

また、気の弱い犬でそのような行動に出れない場合でも自分の意思や気持ちを無視する飼い主さんに対して不信感を抱いてしまうことも。

愛犬の気持ちを理解することで、嫌がることをできるだけしないように配慮したり後からフォローしたりといった対応が取れるので、犬の仕草や行動をしっかりと観察して把握することはとても大切です。愛犬の気持ちをしっかりと汲み取って寄り添うことのできる、最高の理解者でありたいものですね。

監修ドッグトレーナーによる補足

犬の仕草は誤解されやすいのはご存知ですか?実は行動学や心理学から今までの常識が覆りつつあるんです。

今まで聞いてきた意味と違う!初めて聞いた!と新発見や目からうろこ、なんてこともあるかも知れませんね。ぜひ、犬の心の内側に触れてみてください。

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