犬が飼い主さんの足の間に顔を埋める理由
愛犬と一緒にお昼寝するとき、またリラックスタイムに愛犬がそっとそばに寄り添い、一緒にくつろぐときは、飼い主さんにとっても至福の時間だと思います。愛犬が足の間に顔を埋めてくるときも、愛しい気持ちがわく瞬間ですよね。これから犬を迎え入れたいと考えている方も、そんなひと時を過ごしたいと思ってはいませんか？
犬が飼い主さんの足の間に顔を埋めるときの心理は、親愛や愛情など良い意味をもっていることが多いので、愛犬との信頼関係がしっかり築かれている証のひとつだと思います。
犬が飼い主さんの足の間に顔を埋めるのは昔からの習性？
もともと犬は、狭くて暗い空間を好む生き物。野生時代には群れの仲間同士で身を寄せ合い、顔を埋めるような姿勢で休んでいたので、その習性が残っているのもひとつの理由になります。飼い主さんの足の間だけでなく、ソファーの背もたれと飼い主さんの背中にできた隙間や、人と人の隙間に割り込むように入ってくる子もいますよね。
狭くて暗い空間に入り込みたい気持ちと、仲間同士で身体を密着させたいという、この二つの習性から、飼い主さんの足の間に顔を埋めたいのではないかと考えられます。飼い主さんのことを親愛な家族と思ってくれているのは間違いなさそうですね。細かい心理を探ってみたいと思います。
犬が飼い主の足の間に顔を埋めるときの心理４つ
1.飼い主さんのことが大好き
愛犬が飼い主さんの足の間に顔を埋めるときの心理として、一番基本的なのが「飼い主さんのことが好き」という心理だと思います。足の間に顔を埋めてきたときは、リラックスタイムに寄ってきて、そのまま眠ってしまうことが多いのではないでしょうか？間違っても嫌いな人の足の間で安心して眠ってしまうことはありません。信頼や愛情の証、また甘えている気持ちの表れになります。
2.安心できる
大好きな飼い主さん足の間は、愛犬にとってとても落ち着くことができる場所のひとつ。安心してリラックスタイムを楽しむことができているのでしょう。また、顔を埋めることで、犬が好む「暗くて狭い場所」にもなります。
もし、スヤスヤと眠っているようであれば、子犬のころに母犬や兄弟犬と一緒にくっついて眠ってたときと同じくらい安心しているのかもしれません。飼い主さんとしても愛犬への愛しい気持ちが高まる瞬間だと思います。時間に余裕のあるときは、ゆっくり休ませてあげましょう。
3.温まりたい
端的に寒いから温まりたいという心理もあります。夏の気温が高い時期は、あまり足の間に来ない子も、徐々に気温が下がり始めると、ぐりぐりと顔を埋めるように足の間に入ってきませんか？
犬は一般的にやや寒さには強く、暑さには弱い傾向にあります。ただし、シングルコートの短毛種、また小型犬などは寒さにもとても弱い子が多いです。暑さにも寒さにも弱い犬種は、温まるために、足の間に顔を埋めてくることもあります。
我が家の愛犬は寒さにも暑さにも弱いと言われる犬種。夏のリラックスタイムはソファーに座る私とソファーの背もたれの間で休んでいますが、秋になると「足の間に入れて！」と言わんばかりに顔を埋めてきます。愛犬の行動で季節の変化を感じるとともに、愛犬の本格的な寒さ対策を始める時期でもあります。
4.飼い主さんとのコミュニケーションのため
愛犬が足の間に顔を埋めたかと思ったら、「スンスンスン」と凄い勢いでニオイを嗅がれたことはありませんか？犬同士が挨拶をするときや、コミュニケーションをとるとき、お互いのお尻のニオイを嗅ぎますよね。これは相手のニオイから多くの情報を収集して相手がどんな子なのか確認しています。
愛犬は信頼できる飼い主さんのニオイが好きで、安心することが出来るので嗅ぎたがることも多いですが、飼い主さんから発するニオイで、その日の健康状態や精神状態なども分析することもできるそうです。
足の間に顔を埋めてくると必然的に、股の付近に顔がくると思います。股のニオイにはあらゆる多くの情報が含まれるいる場所なので、丹念にニオイを嗅ぎ「今日の飼い主さんはどんな気分かな？」と思っているのかも。すこし照れ臭い気もしますが、犬にとっては友好や信頼に証ともいえる行為になります。
まとめ
愛犬が甘えるように足の間に顔を埋めきたとき、嫌な気分になる飼い主さんはいないですよね。温まりたくて足の間に入ってくるときでも、基本的には大好きな飼い主さんにしか行わない行為なので、良好な関係が保たれているのだと思います。これからも愛犬に安心感や温もりを与えてあげましょうね。
