見逃してない!?仲良しな犬同士がよく見せる行動
仲良しな犬同士だからこそ見せる行動があるのですが、飼い主さんには、ケンカをしているように見えてしまうことがあるかもしれません。威嚇をされているような、嫌われてしまっているような、遊びたくないと断られてしまっているような、そんな行動に見えてしまうこともあるかもしれません。
実際には、よく見極める必要のある行動もありますが、犬たちの表情なども確認して、仲良しのサインなのか、そうではないサインなのか、確かめてみてください。せっかくの仲良しのサインを見逃してしまうと、お友達を作るキッカケを逃してしまうかもしれません。
公園やドッグランなど、犬がたくさん集まる場所へ積極的に出かけ、仲良くなれる犬友達、見つけてあげたいですよね。仲良しな犬同士は、どのような行動を見せてくれるのか、ぜひ、参考程度にご覧ください。
1.遊びに誘う
お尻を高く上げて、“ガウガウッ”と声をあげながら、相手を遊びに誘う行動をすることがあります。ガウガウッと言ってみたり、ヴヴヴヴ~と唸ってみたり、威嚇しているようにも見える行動かもしれません。
牙をむき出しにしていることもありますし、そのまま飛びかかることもあります。でも、安心してください。犬同士が遊びに誘うときの行動です。威嚇しているわけではなく、会えたことや一緒に遊べることが嬉しくて、ついつい声が出てしまっているだけです。飛びかかることもありますが、力いっぱい飛びかかることはありません。犬は加減を知っています。
チワワやポメラニアンなどの超小型犬が、中型犬や大型犬に対して、甘えるように飛びかかり、遊びに誘う姿は、とても可愛らしいです。逆の立場になることは、ほとんどありません。中型犬や大型犬は、自分よりもうんと小さな犬に対して、飛びかかっては危険なことを理解しているからです。
ただし、まだ犬社会を学び終えていない犬もいますので、犬たちから目を離さないように注意して、見守るようにしましょう。
2.舐め合う(愛情表現)
仲良しな犬同士、顔や体を舐め合うことがあります。ソーシャルグルーミングと呼ばれているのですが、犬同士が愛情表現をするための行動です。母犬が子犬のお世話をするとき、顔や体をしきりに舐めますよね。母犬からの愛情をたっぷりと受けた犬は、母犬がしてくれたことと同じように、他の犬にも愛情表現をするため、顔や体をペロペロと舐めることがあるんです。
3.舐め合う(仲直り)
仲良しな犬同士、ケンカをしてしまった後にも、仲直りのサインとして、顔や体を舐め合うことがあります。ケンカをしてしまい、犬同士が気まずい雰囲気になっているとき、その雰囲気を解消するために、どちらかの犬から相手の顔や体を舐めに行くことがあります。「ごめんね…」「仲直りしよう?」「機嫌をなおして?」のサインです。
仲良しな犬同士だからこそ、ケンカした後も、仲直りするためにはどうしたら良いのか、よくわかっているのだと思います。まだ、相手の機嫌がなおっていないときは、顔や体を舐めようとすると、“ガウッ”と叱られてしまうこともあるかもしれません。
4.ひとつのおもちゃで一緒に遊ぶ
仲良しな犬同士なら、おもちゃがひとつしかなくても、一緒に仲良く遊ぶことができます。たとえ、自分の一番のお気に入りのおもちゃであっても、相手の犬に貸してあげることができます。ひとつのボールを投げてもらい、相手の犬が口に咥えるのを待つなど、相手の犬に譲ってあげる行動を見せる犬もます。
自分の大切なおもちゃを他の犬が口に咥えていても、ガウガウと怒ったりはしません。もし、仲良しでない犬同士であれば、おもちゃの取り合いになってしまい、ケンカに発展してしまうこともあります。
まとめ
仲良しな犬同士がよく見せる行動には、
- 遊びに誘う
- 舐め合う(愛情表現)
- 舐め合う(仲直り)
- ひとつのおもちゃで一緒に遊ぶ
などがあります。
人間同士なら、どんなに仲良しでもあり得ない、犬同士ならではの行動もありますよね。