犬はどんな相手に独占欲を見せるの?
飼い主のことが大好きで、いつでも飼い主を独占していたいと思う犬は珍しくありません。独占欲が強い犬の場合、他の犬や他の人を飼い主に近付かせない、あるいは近付いたら引き離すような行動を起こすことがあります。
では、どのような人物、あるいは犬がこのような独占欲を剥き出しにされることがあるのでしょうか。よく言われるのが、赤ちゃんや新しく家族に迎え入れられた子犬です。
赤ちゃんや子犬は、飼い主を含めた多くの人の注目の的になりやすいです。そのため、無意識の内に愛犬よりも優先してしまい、今までそのような行動や仕草を見せなかった犬でも、突然独占欲を剥き出しにすることがあります。
特に独占欲が強い犬は、赤ちゃんや子犬以外にも、飼い主の恋人や散歩中に出会った犬にも嫉妬心を剥き出しにします。それだけ飼い主のことが大好きなのでしょうが、あまりにも行動がエスカレートする場合は、依存してしまっている可能性があるので改める必要があります。
『独占欲』の強い犬がする仕草や行動
では、『独占欲』が強い犬はどのような仕草や行動を見せるのでしょうか。独占欲を剥き出しにする犬はとてもわかりやすく行動を起こすので、飼い主から見てもわかりやすいです。皆さんの愛犬は下記のような行動・仕草を見せていませんか?
対象者(犬)に吠える/唸る
飼い主が他の人や散歩中に出会った犬とスキンシップを取るなど、仲良さそうな行動を起こした際、その相手(他の人や散歩中に出会った犬など)に吠えたり唸ったりすることで、「飼い主に近付くな!」と威嚇するケースがあります。
相手に威嚇することで、飼い主から引き離し、自分だけが独占できる状態を保とうとしているのです。これは立派な独占欲の塊です。
しかし、中には警戒心が強く、「こいつは敵かもしれない」という警戒心から吠えることもあります。ここは普段の様子から判断するべきでしょう。
対象者(犬)と飼い主の間に割って入る
赤ちゃんや他の犬など、飼い主がお世話をしたり可愛いと構ったりすると、その間に割って入るような行動を起こすことはありませんか?
これは威嚇などの攻撃的な姿勢を見せてるわけではありませんが、「僕の方が先だよ」「僕の方を構ってよ」という意思表示です。
あまり最近構ってあげられていなかったな、と感じるようであれば、時間のあるときに愛犬とのスキンシップタイムを設け、愛犬が独占欲を強く出さないよう、しっかり気持ちを落ち着かせてあげることが大切です。
飼い主の足下に頭を擦りつける
散歩中、他の犬を撫でるなど可愛がっていると、飼い主の足下にすすすっとやってきて、頭を擦りつけるような仕草を見せることはありませんか?控えめな行動ですが、実はこれも独占欲を表す行動であることがあります。
飼い主の足下に頭を擦りつけることで、自分の存在をアピールし、相手の犬から飼い主を取り戻そうとしているのです。
上記で紹介した2つの行動よりは独占欲のレベルが低いですが、こちらも飼い主を独占したい、自分を見てほしいという気持ちの表れです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。皆さんの愛犬は今回ご紹介した仕草や行動を頻繁に見せる様子はありませんか?たまにであれば、それほど独占欲は強くありませんが、頻繁に見せる場合は独占欲が強い傾向にあるので、エスカレートしないよう注意しましょう。