犬はどんな理由でしょんぼりするの?
愛犬と過ごす毎日は楽しいものですよね。犬にも様々な感情や気持ちがあり、豊かな表情や、時には飼い主さんが爆笑してしまうような行動で、気持ちを伝えてくれるのではないでしょうか。毎日接していても、決して飽きることがない存在だと思います。
そんな愛犬も、たまにガックリと肩を落して何だかしょんぼりしている時がありませんか?犬がしょんぼりした姿をみせるのは、楽しみにしていたお散歩に行けない時や、飼い主さんが遊んでくれない時など、本当にがっかりしてしまうような出来事があった時でもありますが、違う理由でしょんぼりとした姿を見せることもあるようです。いくつかの心理を探ってみました。
犬がしょんぼりしているときの心理5つ
つまらない
犬は外に出ることが大好きですよね。飼い主さんとの楽しいお散歩が大好きなのはもちろん、運動することでストレスを解消したり、外の空気を吸って、たくさんのニオイを嗅ぎ、好奇心の欲求を満たしたりすることもあります。また、トイレを気持ちよく済ませるために外に出たがるワンちゃんも少なくないですよね。
犬の散歩は運動のためだけでなく、犬にとって多くの魅力がある物。その大切なお散歩に行けないとなると、がっかりして気を落としてしまうワンちゃんも少なくないでしょう。また、お散歩はしっかり行けていたとしても、犬は飼い主さんとコミュニケーションをもつ時間が必要な生き物でもありす。遊ぶ時間も作らなければ、つまらないという気持ちから落ち込んでしまい、しょんぼりしてしまうことも。
一生懸命「構ってアピール」しているときは、少しの時間でもいいので、思いっきり楽しく遊んであげましょう。
寂しい
お留守番を必要とされるワンちゃんも多いですよね。なかには、それなりの長時間、お留守番を頑張っているワンちゃんもいるでしょう。しかし、犬はもともと群れで行動や生活をする生き物なので、飼い主さんと離れて一人で過ごす時間には寂しさを感じてしまうものです。
また、上記でも書いたように、コミュニケーションをとる時間や遊ぶ時間がないことも、寂しさを感じてしまいます。一人で過ごす時間が長い子で、しょんぼりとした姿を頻繁に見かけるようであれば、強く寂しさを感じているかも。お仕事や家事が忙しいのはしょうがないことではありますが、愛犬のために工夫をして時間を少しでも作ってあげましょう。
怖がっている
愛犬がしてはいけないイタズラをしたときは「コラッ!」と叱りますよね。叱った後にフセの姿勢になって上目遣いで反省しているような、しょんぼりとした表情や、下を向いてうつむいてしまうことがありませんか。このとき「怖いなぁ」「怒るのやめてくれないかな」などと、恐怖心を感じているようです。
また、犬はタイミングよく叱ってあげないと、どの行動に対して叱られているのか理解できません。飼い主さんが叱っていることは理解できるけど、何で叱られているのか理解できずに不安な気持ちでいっぱいなときもあるでしょう。
環境の変化に慣れていない
何らかの環境の変化があったとき、なかなか慣れることができなかった場合は、落ち着くことができず、元気がなくしょんぼりとしてしまうことが多いでしょう。例えば引っ越しや、家族構成の変化、また新しく動物を家族として迎え入れるなど。飼い主さんにとっては前もって分かっていることですが、愛犬にとっては突然の変化になってしまいます。犬は繊細な固体も多いので環境の変化がストレスになってしまうことはよくあることです。
体調が悪い
犬がしょんぼりとして元気がないとき、本当に体調を崩している可能性もあります。何日か様子を見て、元気を取り戻さないとき、また体調の変化が出たときは、すぐに動物病院で診てもらいましょう。
- 食欲減退
- 下痢や嘔吐
- 身体の震え
上記はちょっとしたストレスが原因で一時的な症状である可能性もあれば、何かの病気である可能性も否定できません。上記以外でも飼い主さんの目から見て、しょんぼりしている状態が続き、何らかの異変があるときは至急獣医さんに相談しましょう。
まとめ
愛犬にはいつも元気でいてもらいたいものですが、たまに見せるしょんぼりとした姿も、愛しく感じるものだと思います。しかし、頻度が高い場合は、寂しいという気持ちが強かったり、体調を崩したりしている可能性もあります。日々、しっかりと愛犬の様子を確認してくださいね。