【犬が匂いを嗅ぐ気持ちのはなぜ?】ユーザーさんからのコメント
コミュニケーション
人が携帯などでメールするように、ワンちゃん達はメッセージを匂いにのせてコミュニケーションしているのだと思います。
「今日はご機嫌いかが?」「クンクン」「ちょっと疲れてるんだね」
このような感じだと思います。
飼い主の行動を知るため
朝仕事の支度をして着替えると、服の匂いをしつこく嗅ぎ始めます!洗濯したての匂いで、お留守番になるって感じてるのかな?
飼い主がどこに行ったか知るため
外から戻って来ると足回りをかがれます。他の犬を触って来た時は、いつも以上にかがれます。
臭いものが好き!
臭いものが好きなのか、洗濯に出したパンツや下着、お爺さんお婆さんの脱いだ服を嗅ぎます。お散歩の時は、日により場所は違いますが、田んぼの畦の草むらやアスファルトの道路をしつこく嗅ぎます。狐や狸やイタチが通って、おしっこなどをしたのかもしれません。
情報収集
犬の匂い嗅ぎは、とても大切な事だと思います。犬同士なら挨拶ですし、お尻の匂いからそのワンコの年齢や性別などの情報を得ています。
散歩中の匂い嗅ぎも脳の刺激になるので、余りにしつこく嗅ぐ以外は自由に嗅がせてあげてます。
安心するから
犬は飼い主の匂いを嗅ぐと、安心するように見えます。特にお留守番の後や、外出から戻った時には、匂いを嗅いで親愛の情をを示します。眠たくなる前にも、匂いを嗅いで安心した様子で眠ります。
犬が匂いを嗅ぐのは情報収集が中心
皆さんからいただいたコメントを見ると、上に掲載させていただいたもの以外でも、「情報収集のため」と答えてくださった方が多いです。反対に、「食べ物を探す」と答えた方は少なかったです。皆さんのわんちゃんは、自分で探さなくてもおいしいごはんをもらっているんですね。
また、犬は飼い主の匂いを嗅ぐと安心するというコメントも複数ありました。寝る前や留守番のあとなどに、飼い主の匂いを嗅ぐと、犬はほっとして休めるんでしょうね。
犬が匂いを嗅ぐ気持ち
散歩中に匂いを嗅ぐ気持ち
犬が散歩中に匂いを嗅ぐのは、先ほどのコメントにもあったように、情報収集が中心です。誰が通ったんだろう?ここにおしっこをしたのはどこの犬だろう?というふうに、自分の縄張りの点検をしているのです。
見慣れないものがあるときも、犬は匂いを嗅いで確かめますし、猫や鳥などの他の動物の痕跡も、匂いを嗅ぐことでわかります。
また、散歩中に草や土の匂いを嗅ぐことで、犬の気分転換にもなります。自然物の匂いは、犬にとって心地よく、匂いを嗅ぐこと自体を楽しんでいます。犬は干からびたミミズの匂いを好みますので、見つけると「いい匂い!」と思ってずっと嗅いでいますし、体をこすりつけることもあります。
部屋の匂いを嗅ぐ気持ち
犬が部屋の中で臭いを嗅いでいることがありますね。これもやはり自分の住み家に異変がないか、チェックしていることが多いです。いつもと違った匂いを見つけると、じっくりと嗅いで、何だろうと確かめます。
あとは、犬にストレスがたまって、部屋の匂いを嗅ぐこともあります。きちんと散歩に連れていかないと、犬はヒマだなあと感じ、特に何もなくても部屋の匂いを嗅ぐのです。あまりに頻繁に嗅いでいるようなら、ストレスや退屈が原因かもしれません。散歩に連れ出す、遊んであげるなどしてあげてくださいね。
飼い主さんの匂いを嗅ぐ気持ち
犬にとって飼い主さんは、一番安心できる相手です。飼い主の匂いを嗅ぐことで、犬は心が安らぎ、落ち着くことができます。
外出から帰ってきた飼い主の匂いを嗅ぐのは、安心のためプラス飼い主の行動を知るためです。どこに行ってきたの?と匂いを嗅いで確かめるわけです。たまに飼い主が外でよその犬を触って帰ってくることがありますね。そんなときの愛犬の反応は、皆さん経験があると思います。飼い主の手や足元から、他の犬の臭いを嗅ぎ取ると、犬はハッとした顔をし、熱心に嗅いだ後、まるで飼い主が浮気をしたような目つきで見てきますよね。「へえ~、わたし(ぼく)を放っておいて、よその子と遊んできたわけ」と言わんばかりの冷たい目で見られた経験のある方は多いと思います。
また、飼い主がどこかにケガをしたとき、クンクン嗅いでいた犬も気づくときがありますね。いつもと違う匂いだ!何の匂いだろう?と、傷口やその周囲を熱心に嗅ぎます。血の匂いがすると、犬も本能的に「これはダメなことだ」とわかるようで、心配そうに飼い主を見ることがあります。飼い主としては、キュンとくる場面ですね。
飼い主が食べ物を触ったあとも、犬が匂いを嗅ぐことがあります。飼い主の手から食べ物の匂いがすると、「自分ももらえるかな?」と期待しつつ、飼い主の手の匂いを嗅いで、ペロッとなめることもあります。
犬同士で匂いを嗅ぐ気持ち
犬同士で匂いを嗅ぐのは、相手のことを知るためです。犬はお互いのお尻の匂いを嗅ぎ合いますね。犬のお尻には肛門腺があり、1頭ずつ匂いが違うので、お尻を嗅ぐことで、相手が誰かを認識することができます。
初めて出会う犬同士なら、「あなたは誰?」という気持ちでお互いの匂いを嗅ぎます。顔見知りの犬同士なら、見た目だけでなく、お尻の匂いを嗅ぐことで「〇〇ちゃんだね」と確認できるわけです。
また、犬同士がお尻を嗅ぎ合ってあいさつしたあと、顔の匂いを嗅ぐことも多いです。特に口元の匂いを嗅ぐことが多く、「何食べた?」と確認しているそうです。耳の匂いを嗅ぐこともありますね。そんなときは、ちょっと耳が汚れているのかもしれません。
飼い主の匂いを嗅ぐときと同じく、相手がケガをしていたり、薬を塗っていたりすると、その部分を嗅ぐこともあります。「あれ?何の匂い?」と、犬の体臭と違う匂いを嗅ぎつけて、確認しているのです。やはり犬にとっては、匂いを嗅ぐことが、大切な情報収集の手段なのですね。
自分の匂いを嗅ぐ気持ち
犬が自分の匂いを嗅ぐこともあります。よく見られるのが、耳をかいたあと、後ろ足の匂いを嗅ぐ行動です。足先に耳の匂いがつくので、嗅いで確認しているんでしょうね。
たまに犬が振り返って、自分のお尻の匂いを確認していることもあります。おそらく、「あれ?なんか犬の匂いがする」と思ってクンクン嗅いで、匂いの元をたどっていくと、「あ、自分の匂いか」とお尻の匂いに気がつくんでしょうね。
散歩から帰って、体のどこかを熱心に嗅ぐ場合は、何かがくっついているかもしれません。犬の体にガムやその他の汚れ、草や葉っぱの汁などがついていないか確かめてあげましょう。自分の体から変な匂いがすると、犬も不快ですからね。
愛犬はどんな部位の匂いをよく嗅ぎますか?【アンケート結果】
愛犬はどんな部位の匂いをよく嗅ぎますか?というアンケートの結果を見ると、飼い主さんの手とお尻や股間がほぼ同じ割合で、一番多いです。やはり飼い主さんが犬に触れる手は、よく匂いを嗅ぐのですね。そして、犬同士と同じように、飼い主さんのお尻の匂いを嗅いで、確認しているのがうかがえます。
次いで足が多いですが、犬に一番近い足が最も多い結果ではないのは少し意外ですね。足の次は口と、かなり離れた部位なのも、よく考えればびっくりです。やはり飼い主の行動、どこへ行ったか、何を食べたかは、犬にとって気になることなんですね。
頭やその他の部位は、あまり嗅がれていないこともわかりました。犬は飼い主を確認したり、行動を知るために、匂いを嗅ぐというのがよくわかる結果です。
愛犬はお尻の匂いを嗅がれると怒る? 【アンケート結果】
アンケート結果を見ると、7割以上のわんちゃんが、お尻の匂いを嗅がれても怒らないということでした。友好的なわんちゃんと暮らしている方が多いようですね。
3割程度の飼い主さんが、愛犬はお尻の匂いを嗅がれると怒ると答えています。実は、怒ると答えた方のほとんどが男性の飼い主さんなのです。アンケートに答えてくださった方全体で見ると、女性の飼い主さんが多いので、ひょっとしたら飼い主の性別と犬の気質や行動に関係があるのかもしれません。
男性の飼い主さんは、気性の強い犬が好みだとか、他の犬と会ったときに緊張しやすいとか、そのようなことがあるのかもしれません。このあたりは、もっとサンプル数を増やして、詳しく質問するアンケートをとらないと、傾向がわかりませんが、今回のアンケートでは、このような結果が出ました。
でも、単に犬の性格が臆病で、他の犬が怖くて、お尻の匂いを嗅がれると怒るということかもしれません。臆病なわんちゃんは、無理に他の犬とあいさつさせなくてもいいですよ。時間をかければ、他の犬と仲良くできるようになる可能性もあります。