犬はどんな理由でいじけるの?
毎日愛犬とともに暮らす飼い主さんであれば、愛犬の日々の様子を見ているだけで、何となく気持ちを察することができるようになってくると思います。楽しそうに遊ぶ笑顔や、リラックスして眠っている姿を見ると、「幸せそうだなぁ」と、こちらまで嬉しい気持ちになりますよね。
そんな笑顔で過ごす愛犬でも、時にいじけている姿を目にすることがあるのではないでしょうか?犬にも様々な感情があるのはご存じかと思いますが、犬にも「いじける」「すねる」などの感情があるようです。飼い主さんに構ってもらえないとき、いつもよりオヤツが少ないとき、雨でお散歩に行けないとき、また飼い主さんが他のワンちゃんを可愛がると、やきもちを焼いていじけてしまう子もいるようです。
飼い主から見ると、いじけている姿すら愛おしい愛犬ではありますが、頻度が高すぎると問題行動やストレスに繋がってしまう可能性もあります。少し気にかけて、愛犬のいじけているときの仕草や行動を気にしてみましょう。
犬がいじけているときの仕草や行動4つ
1.無視をする
いつもは名前を呼んだり「おいで」と声をかけたりすると、喜んでそばに寄ってきたり、何なら家中のどこに行くにもついてきたりする愛犬が、いじけてしまうと飼い主さんを無視したり、近くに来なかったりすることがあるようです。
呼んでも絶対に近寄ってこないのはもちろん、視線すら飼い主さんに向けないことも。なかには、背中を向けて目を合わさず、徹底無視を決め込む子もいるらしいです。
2.フセの状態で見つめてくる
フセの状態で飼い主さんをじっと見つめてくるのは、雨でお散歩に行けない日や、飼い主さんが忙しくて遊んでもらえる時間がないときに多い行動かと思います。力なくペタっとフセをして、上目遣いで飼い主さんをただじっと見つめる…。表情はいかにも「つまんない…」という顔をしていると思います。
ただひたすらに見つめることで、気持ちを伝えてきているのかもしれません。心理としては「甘えたい」「遊んでほしい」「お散歩に行きたい」など、何かしらの要求があるときが多いと思うので、甘やかしにならない程度に応じてあげてくださいね。
3.ふて寝をする
愛犬が「ふて寝」をしている姿を見たことはありますか?いじけてふてくされた上に、そのままふて寝をしてしまうなんて、まるで人間のようですよね。我が家の愛犬も1歳前後の頃、よくふて寝をしていたように思います。やはり、私に用事があって忙しく、あまり構ってあげられないときに「もういい!つまんない!寝る!」という感じで、ふて寝をしていました。
正確にはただ横になっていただけなのかもしれませんが、ふて寝しているように見えることが多かったです。「ふて寝しちゃったな…」と思いながらも、そのまま様子を見ていると、そのうちスヤスヤ眠り始めていて、ふて寝から熟睡に移行していたのが可愛らしかったです。
愛犬がいじけたとき、「ふて寝をする」と感じる飼い主さんは少なくないようです。また、寝たふりをする子もいるようで、ケージのベッドに入って寝たふりをしつつ、目だけキョロキョロ動かして様子を伺うこともあります。
4.仮病を使う
全ての犬ではないものの、犬も仮病を使うことをご存じでしたか?病気になったときや怪我をしたとき、看病のために飼い主さんがずっと一緒に過ごしてくれたことを記憶して「体調を悪くすると一緒に居てくれる」と学習した犬は、寂しさなどからいじけたときに仮病を使うことがあります。普段は忙しくて、あまり多くの時間を一緒に過ごすことができない飼い主さんを、独占したいのかもしれませんね。
行動としては、いつもおいしそうに食べるご飯を食べなくなる、何となく元気がなく横になってばかりいる、名前を呼んでも全く反応しないなど、様々です。飼い主さんとしては心配になるので、すぐに動物病院に連れて行くと思いますが診察結果は異常なしです。もちろん仮病なので、すぐに元気も取り戻します。
愛犬の仮病の頻度が高いときは、寂しさからストレスを感じているかもしれません。一緒に過ごす時間が短くても、愛情が伝わる接し方を心がけてみてください。
まとめ
犬もいじけているときは無視をしたり、ふて寝をしたりと人間と同じような行動をとることがあるようです。ちょっぴり滑稽で可愛らしい意思表示にも思えますが、頻度が高いと問題行動やストレスに繋がる可能性は高くなってしまいます。愛犬がいじける理由が愛犬の我がままではなく、飼い主さんからの愛情不足のであれば、できる限りコミュニケーションの時間を増やしましょうね。
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女性 匿名