愛犬のテンションが低い理由
犬のテンションが低いのは悪いことではないと思います。むしろ、常にハイテンションなワンちゃんと比べると、落ち着きがあり手がかからない一面もありますよね。しかし、1日のほとんどを寝て過ごしたり、あまりにも元気がなかったりすると心配になると思います。
飼い主さんとの関係性が理由となることも
犬のテンションが低い理由は、もともとおとなしく控えめで落ち着いた性格の固体だったことに加え、飼い主さんとの関係や生活環境に対してストレスを感じている可能性があります。飼い主さんが良かれと思ってしている叱り方やしつけ方で、恐怖心ばかり感じ愛情を感じられなくなっているかもしれません。おとなしい性格のワンちゃんは、あまりきつく叱ると飼い主さんが恐怖の対象となりテンションが低くなってしまいます。
我慢ばかりしているから
愛犬のテンションが低い理由のひとつに、忍耐強い性格であるということも考えられます。もともと控えめな性格だと自己主張することもなく、嫌なことがあってもひたすらに耐えているのかもしれません。長すぎるお留守番も飼い主さんとのコミュニケーションの時間がほとんどないことも、自己主張することができないので甘えることができず耐えているのです。
愛犬が「嫌だな」と感じることはもちろんストレスに繋がります。暑さや寒さ、騒音に体調不良、家族の変化や引っ越しなど、実に様々です。忍耐強い性格のワンちゃんは自己主張をあまりしないことから、表情が乏しく心理を察しづらいのも現実で、ストレスを解消してあげるのが難しいです。
諦めているから
飼い主さんが愛犬のストレスに気づいてあげることができず、我慢を続ける日々が続いてしまうと、今度は諦めの気持ちが出てくるようです。「どうせ今日もお留守番でしょ」「遊んでくれないんでしょ」など、ネガティブな心理が働いてしまいます。
飼い主さんとしては休んでいる時間が多く、テンションが低いと感じる愛犬に「眠たいならそっとしておこう」と思って構っていないだけでも、愛犬は飼い主さんからの愛情の気持ちを感じることができなくなっているのかもしれません。そんな時間が続くうちに愛犬からも飼い主さんへの期待の気持ちがなくなり、諦めていってしまうのです。
テンションが低い愛犬への対処法
飼い主さんとの関係性が理由でテンションが低い犬は、自己主張が苦手で飼い主さんに恐怖心を抱いている可能性があります。このタイプの犬は飼い主さんと目を合わせることができなかったり、せっかく遊んでもすぐに遊びをやめてしまったりする傾向が強いです。そんな素振りが見られる犬は、飼い主さんの対応ひとつで元気なる可能性も大いにあります。
今までも大切な家族という気持ちで愛犬とは接してきたと思いますが、更に深い愛情の気持ちを込めて愛犬と触れ合ってみましょう。
たくさん褒めましょう
基本的なことですが、愛犬が何らかの指示に従ったとき、しっかりと褒めてあげてください。また、おりこうさんに過ごしているときも「えらい子だね」など声をかけるようにしましょう。大切なのは心の底から気持ちを込めて褒めることです。犬は人間の心理に非常に敏感なので、口先だけで褒めていても気持ちは見透かされてしまいます。愛犬が褒められていることを理解しやすいように、少し大げさなくらいに笑顔で褒めてあげましょう。
また褒めるときに声をかけながら、毛並みに逆らって撫でてあげることで犬はテンションが上がりやすくなるので試してみてください。
何度も褒められるうちに楽しそうに尻尾を振ったり、表情が明るくなってきたりしたら飼い主さんとの距離が縮まった証だと思います。何の指示に対して褒めたとき、またどんな褒め方をしたときに喜んでくれたのか、愛犬の表情や行動でしっかり確認し愛犬が喜ぶポイントを見つけてあげましょう。
叱るときは一喝で
上記にも書きましたが、おとなしい性格の犬は激しい叱られ方や長時間叱られると大きなストレスを感じ、飼い主さんが恐怖の対象となってしまう可能性があります。「コラ!」「ダメ!」「イケナイ!」などの叱るときのコマンドをひとつ決めて、愛犬自身が「してはいけないことをしたから叱られているのだ」と理解しやすいように、短く一喝して終了しましょう。
まとめ
犬のテンションが低い理由は、もともと持っている性格が左右することも多いと思います。おとなしくて、ちょっぴり気の弱いワンちゃんだと叱られて萎縮してしまうのは当然かもしれませんね。飼い主さんのたっぷりの愛情で「楽しいことはたくさんあるんだ!」ということを教えてあげましょう。