犬が横目で見てくるときの心理とは?
ふと気がつくと、愛犬がこちらを横目で見ていたという経験は、飼い主であれば誰しもがあるのではないでしょうか。飼い主のことを観察していたのか、はたまた何か言いたいことでもあるのか…。気になってしまいますよね!そこで犬が横目で見てくるときの心理を、いくつかご紹介します。
1.飼い主の様子を窺っている
まずは飼い主の様子を窺っているという心理が働いていることが多いです。具体的には、今の飼い主の感情や、この後どのような行動をとるのかといったことを観察しているのです。
例えば、夕方になり散歩の時間が近づいてきたとき、横目でチラリと飼い主の居場所を確認し、その動作を観察しているのです。「まだ動きそうにないな」「そろそろ散歩に行くかもしれない」といったことを、飼い主の行動から判断しているのです。
他にも単に飼い主がどこにいるのかを常に知っておきたいという犬は多いので、飼い主の居場所を確認している際、横目で見ることが多いです。
2.できれば飼い主の気を引きたい
少し離れた場所から、しかし飼い主の目線に入るような場所からじっと横目で見続けてくる場合は、「構ってくれないかなぁ」と飼い主の気を引きたいと考えていることがあります。
しかし、強く飼い主に構ってほしいと思っている場合は、わかりやすく飼い主のすぐそばまで寄ってきたり、軽くちょんちょんと、突いてくることが多いです。遠くから横目でじっと見ている場合は、できれば、というような軽い欲求程度のものなのです。
言葉するなら「できるなら飼い主さんと遊びたいなぁ。でも今じゃなくても後で遊んでもらえればいいかな」という感じです。
3.単にぼーっと飼い主を見ていることも
そして飼い主を横目で見ている際、実は多い理由に単にぼーっとしていたという理由があります。なんとなく拍子抜けしてしまいますが、人間でもぼーっと一点を意味なく見つめてしまうこともありますよね。
犬も例外ではありません。眠い時や疲れている時など、ぼーっと周囲を横目で見ていることも多くあります。「飼い主さん、いるなぁ」くらいは思っているかもしれませんが、深く考えたり、要求をしたりといった意味はありません。
このような時は、名前を呼びかけても反応が薄かったり、表情が明らかに眠そうなどの印象を受けるはずです。
犬の「横目で見る」は強い意思はない
横目で見られていると、飼い主は「何か言いたいことがあるのかな」と思ってしまうかもしれませんが、犬が横目で見ている時は、基本的に強い意思がないことが多いです。
先ほどお話ししたように、ぼーっとしていたら飼い主を見ていたということであったり、あるいは何かしら欲求があっても強い欲求ではないことがほとんどです。
もちろん、飼い主さんの手が空いている場合は、どうしたの?と一言声をかけてみても良いでしょう。構ってほしいとか少しでも感じていれば、起き上がったり、近づいてきたりとアクションを起こすはずです。
横目で見られることを気にするのは人間特有?
人間関係の中で考えると、他人から横目で見られるというシチュエーションは、あまり気分の良いものではありません。人によっては「悪口を言われているのでは」とネガティブに捉える人もいるでしょう。
こうした理由から、人間は横目で見られることに対して、何かあるのではと理由や原因を探ろうとする傾向にあります。しかし、犬にそのような複雑な感情はありません。したがって、犬が横目で見るという行為には、強い意味はあまりないのです。
まとめ
いかがでしたでしょう。横目で見られていると、何か言いたげな様子に見えがちですが、実は犬にとって強い意味がないことが多いです。飼い主さんの手が空いているのであれば、撫でたり声をかけたりと、愛犬が安らげるような行動を取ってあげましょう。