犬は人と同じように考え事をするの?
犬は感情豊かで考え事をする生き物
結論から先にいいますと犬は考え事をする生き物です。犬はとても感情豊かな動物としても知られていて、犬と少し触れ合うだけでも喜怒哀楽がはっきりしていると感じることができるでしょう。喜怒哀楽があるということは、気持ちがあったり考えながら生きているという証でもありますよね。
考えることができる犬は、母性本能が強いと自らの考えで自分より立場の弱いものや子供、赤ちゃんを気遣うことが多かったりします。仲間思いな一面を見ることができる瞬間ともいえますね。
また、自立心が強い犬や犬種は自分の考えで行動する傾向が強く、自我をしっかりもっています。そういった犬は基本的にしつけが難しいといわれていて、ちゃんと育てられないとワガママな性格になってしまうことも。ただ、ちゃんとしつけることができれば、とても頼りがいのあるパートナーになること間違いなしですよ。
犬は人間の3歳児と同じくらいの知能
犬は人間の3歳児と同じくらいの知能を持っているといわれています。さらにボーダーコリーやゴールデン・レトリバー、ドーベルマンなどのより知能が高い犬種は人間の5歳くらいの知能があるらしいですよ。人間は3~5歳の年齢にもなると、はっきりと考えることができたり喜怒哀楽や自我もしっかりありますよね。同じくらい知能がある犬たちも、同じように考え事をしたり感情をしっかりもっているといえるのではないでしょうか。
獲物を捕らえるために考える
犬の祖先といわれている狼は、狩りをしながら生活をしてきました。いくら狩りが得意な狼といえども、死に物狂いで必死で逃げる獲物を狩るのは、とても難しいことだと思います。そんな一生懸命逃げる獲物を捕らえるために、犬の祖先はどうやって獲物を捕らえるのか知恵を絞りながら考えて狩りをしていたことでしょう。そういった、大昔から頭を使いながら生きてきた結果、犬は少しずつ知能が高くなっていったのかもしれませんね。
犬が日常で考え事をしているときは、どんなとき?
ぼーっとしているとき
ネットを見ていると「愛犬が座りながらぼーっとしている」といった書き込みをたくさん見ることができます。犬がぼーっとしているときは、考え事をしている場合が多いそうですよ。私の愛犬も、ときどき考え事をしながら『ぼーっ』と座っていることがあります。「散歩まだかな?今日は友達と会えるかな?」とか「今日のご飯のトッピングは何だろう」と考えているのかもしれませんね。
散歩のルートを選ぶとき
私の愛犬の話になってしまいますが、私の愛犬は散歩をしているときに立ち止まって、どの道を進みたいか考えることが多いです。飼い主の私が愛犬の行きたい方向と違う道を選ぶと「今日はそっちの道に行きたくない」と、踏ん張りながら断固として拒否することもあったり。愛犬なりに色々と考えながら散歩をしているんだな、と感じる瞬間でもあります。おそらく、同じ経験をしている飼い主は多くいるのではないでしょうか。
首をかしげているとき
犬は首をかしげるという仕草をすることがあります。とても可愛らしい仕草としても有名ですが、一生懸命音や声を聞き取ろうとする仕草としても知られています。音のする方に耳を向けながら「え?なに?今なんていったの?」と一生懸命音や声を解読しようとしているのでしょうね。
犬はご飯やおやつ、散歩が毎日の楽しみだったりするので、飼い主が愛犬に対して「ご飯?」「おやつ?」「散歩?」といった言葉を問いかけると、首をかしげて反応しやすかったりします。「え?今、私の大好きなご飯っていった?」と、愛犬は考えながら首をかしげているのかもしれません。
まとめ
犬と一緒に生活をしていると、ちゃんと考えながら生きているんだなと感じることがたくさんあります。自我がハッキリしている犬は、少しワガママな性格な一面を見せるときがあるかもしれませんが、それもまた愛らしく思えてしまうことでしょう。