犬もやきもちを焼く?
そもそも、わんこも人間のようにやきもちを焼くものなのでしょうか?
わんこの性格にもよりますが、一般的に言って答えは「イエス」です。
やきもちを焼く対象は、飼い主さんの恋人や子供、友達といった他の人間から多頭飼いの同居犬、さらに、ぬいぐるみや人形など、生き物でないものにまで及びます。
そういった意味では、人間よりも嫉妬深い生き物といえるかもしれませんね。
わんこのやきもちの焼き方は、飼い主さんが自分以外の対象を構っているとあからさまに怒ったり、相手を攻撃したりという場合もありますが、粗相や無駄吠えなどの問題行動が増えるという、人間でいうところの「赤ちゃん返り」のような行動が見られる場合もあります。
子供にばかり注目して遊んであげていない
わんこは常に、自分に注意を向けていてもらいたい動物です。
そのため、飼い主さんの注目が自分以外のものに向けられていることは面白くありません。
生まれたての赤ちゃんは手がかかりますし、少し大きくなって動き出すようになったらなったで、今度はなかなか目を離すことができないものです。
ですが、だからといって飼い主さんが子供にばかり注目して、わんこに構ってあげないと、わんこはやきもちを焼いてしまいます。
対策
子供が起きている間は、わんこの相手をすることは難しいかもしれません。
ですが、子供が寝ている間など子供から目を離せる時間には、わんこと2人きりの時間を作るようにしましょう。
10分でも20分でもかまいません。
わんこを思いっきり撫でてあげたり、ボールで遊んであげたり、抱っこしてあげたり、子供が生まれる前と同じように、わんこが飼い主さんを独占できる時間をもつことが大切です。
子供の遊び場を分けている
子供とわんこが接触しすぎないように、子供が過ごす部屋とわんこの部屋を分けたり、子供の遊ぶスペースを仕切りで囲ったりしている場合もあるかと思います。
実は、これがわんこのやきもちの原因になってしまっていることがあるのです。
飼い主さんとしては、子供のスペースを住み分けしたつもりでも、わんこにとっては「コイツのせいで自分のなわばりが狭くなった!」と感じてしまうのです。
対策
お互いの安全のためにも、子供とわんこである程度の距離を保つことは必要です。
ですが、あまりカッチリと居住スペースを分けてしまうのはおすすめできません。
その上で、子供とわんこを同じ空間で自由にさせる場合には、飼い主さんの手の届く範囲でしっかり見守ってあげることが大切です。
また、この場合には、わんこに最低限のしつけができていることが条件です。
ダメなことは「ダメ」といえばすぐにやめること、「オスワリ」の指示にはしっかり従えること、これらに自信がない場合には、子供を迎える前にしつけを見直して徹底させておくことをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
わんこと子供には仲良くしてほしいものですが、一緒に育てるためには、わんこの性格もしっかり見極めてあげなければなりません。
一度子供の存在を受け入れてくれさえすれば、わんこは子供の良き遊び相手で良きボディガードになってくれることまちがいなしです。