犬が他の犬が遊んでいるおもちゃを奪う心理とは?

犬が他の犬が遊んでいるおもちゃを奪う心理とは?

犬が他の犬のおもちゃを奪ってしまい喧嘩になったり、他の犬がしょんぼりしてえしまうことってありませんか?実はちゃんと理由があったんです。おもちゃを奪う理由と、その対処法をご紹介します。

お気に入り登録

他の犬のおもちゃをなぜ奪うのか?

奪い合い

自分が上位だと思っている

犬の社会では下位の犬が食べているものや、遊んでいるものを上位の犬が奪っても、下位の犬は大人しく引き下がります。
しかし上位の犬のものを奪おうとすると威嚇されたり、噛みつかれたりします。
もし犬同士でものを奪ったりしている場合、その犬達の関係性を見てみましょう。
奪う側の犬が上の立場かもしれません。
あまりにもひどい場合はしつけが必要ですが、ある程度犬たちの中で決まっていて平和に過ごせているのなら無理して止める必要はないでしょう。
もし喧嘩に発展したり、飼い主さんにも威嚇をするようになったら注意が必要です。

所有性攻撃行動からくるもの

犬が自分の所有物を誰かに奪われそうになったときに見せる攻撃行動のことです。文字通り自分のものを守るための行動です。
所有物と言うと、例えば食器やおやつ、お気に入りのおもちゃ、普段使う毛布やタオルなどです。
食べ物の場合は「食物関連性攻撃行動」と呼ばれます。
犬が他の犬が遊んでいるおもちゃを奪うとき、もしかしたら「あのおもちゃは自分のものだ!」と思っているのかもしれません。
もし攻撃的で威嚇などをしている場合は自分のものが奪われて、勝手に遊ばれている思っているのでしょう。
犬の勘違いであったとしても、おもちゃを奪おうとするのはあまり良い行動とは言えないので頻繁にあるようであれば何か対策を考えたほうが良いですね。

おもちゃを奪ってしまわないように

縄を引っ張る犬

飼い主さんが止めに入る

犬同士でもおもちゃを奪うのがあまりにもひどかったり、ドッグランなどで他人の犬のおもちゃをしつこく奪う場合は対策が必要です。
愛犬が大好きなおもちゃで気を引いたり、飼い主さんが止めにはいるなどしてみましょう。
飼い主さんと愛犬との上下関係がきちんとできていれば犬は飼い主さんにおもちゃをとられても怒りません。
でも、もし飼い主さんが止めに入っておもちゃを取り上げても威嚇したり噛み付いたりする場合は注意が必要です。

飼い主さんを馬鹿にしている

飼い主さんにもおもちゃを渡さない場合は飼い主さんを下にみて、馬鹿にしている可能性があります。
飼い主さんを上位だと思っていれば、自分のものがとられても反抗したりはしません。群れのリーダーや上位の犬が優先的にものを所有するのは犬の社会では当然のことだからです。
しかし、飼い主さんのことを同等かそれ以下だと思っている場合は反抗しますし、逆に飼い主さんからおもちゃやおやつを奪おうともします。
犬にとっておもちゃは獲物であるため、それを取ろうとしたときに唸ったりする場合は上下関係がしっかりできていない証拠です。

おもちゃを渡すトレーニング

第一ステップとしてまずおもちゃを見せて噛ませます。このとき飼い主さんはおもちゃを離さないようにしてください。
次に、犬と引っ張り合いっこをしながらおやつを見せます。犬がおやつに気を取られておもちゃを離したり、力が弱くなったときにすからずおもちゃを奪います。そしておやつを与えます。
これを繰り返して慣れさせていきましょう。

第二ステップでは第一ステップと同じように、おもちゃを見せて噛ませます。ここでも飼い主さんはおもちゃを離さないようにしてください。
次に、引っ張り合いっこをしながら「離せ」と命令します。そしておやつを見せて、おもちゃを離したり力が弱くなったりしたらおもちゃを奪います。
奪った後はおやつを与えてください。
第二ステップを繰り返すことで「離せ」という命令で離すようになります。
慣れてきたら「離せ」と命令して犬が自分から口を離すまでおやつを与えないでください。

命令に従うようになれば、他の犬のおもちゃを奪ったときでもすぐに離すことができるようになります。

おもちゃを離すのは重要なこと

犬がおもちゃに対して強い独占欲を持って、飼い主さんや他の犬に対して威嚇したりするのは危険です。
興奮状態になっていつ噛んでもおかしくありません。
人や他の犬を噛む犬とは一緒に生活するのは難しくなります。
飼い主さんがするしつけで状況が改善される可能性は高いので、愛犬があまりにもおもちゃを離さなかったり、奪ったりする場合は一度トレーニングを考えてみましょう。

まとめ

おもちゃをくわえるゴールデンレトリバー

犬が他の犬が遊んでいるおもちゃを奪うのは、犬同士の関係やおもちゃへの執着心などが原因です。
犬同士の上下関係がはっきりしているのならあまり問題はありませんが、もしあまりにも奪うのがひどかったり、他の犬のおもちゃをいきなり奪うようではしつけが必要かもしれません。
まずはおもちゃを離すようにするところから初めて、最終的には「離せ」という命令でおもちゃを口から出すようにできればOKです。
そうすると他の犬からおもちゃを奪おうとした際にも命令をきくようになります。
慣れていけば徐々に奪わなくもなるでしょう。犬同士にも仲良くしてもらいたいですね。

はてな
Pocket
この記事を読んだあなたにおすすめ
合わせて読みたい

あなたが知っている情報をぜひ教えてください!

※他の飼い主さんの参考になるよう、この記事のテーマに沿った書き込みをお願いいたします。

年齢を選択
性別を選択
写真を付ける
書き込みに関する注意点
この書き込み機能は「他の犬の飼い主さんの為にもなる情報や体験談等をみんなで共有し、犬と人の生活をより豊かにしていく」ために作られた機能です。従って、下記の内容にあたる悪質と捉えられる文章を投稿した際は、投稿の削除や該当する箇所の削除、又はブロック処理をさせていただきます。予めご了承の上、節度ある書き込みをお願い致します。

・過度と捉えられる批判的な書き込み
・誹謗中傷にあたる過度な書き込み
・ライター個人を誹謗中傷するような書き込み
・荒らし行為
・宣伝行為
・その他悪質と捉えられる全ての行為

※android版アプリは画像の投稿に対応しておりません。