犬が猫の糞を食べてしまうのはなぜ!?
犬が猫の糞を食べてしまうなんてことが本当にあるのか!?と疑問にさえ思ってしまいますよね。とても稀なケースではあると思うのですが、犬が猫の糞を食べてしまってお困りの飼い主さんがいらっしゃるようなのです。
たとえば、お散歩をしているとき、落ちていた猫の糞を食べてしまうケース。そして、一緒に暮らしている猫の糞を食べてしまうケースです。どちらもしっかり対策をしておけば、犬が猫の糞を食べてしまうなんてことはなくなるのではないでしょうか。
犬が猫の糞を食べてしまう理由と、やめさせるための対策について考えてみたいと思います。
犬が猫の糞を食べてしまう理由①「本能」
子育てをしたことのある犬に多い理由なのですが、「お世話をする」という本能から猫の糞を食べてしまうことがあるようです。母犬が子犬のお尻を舐めてお世話するように、本能的に糞を口にしてしまうようなのです。母犬が自分の糞のお世話をしてくれていたことを覚えている、なんてこともあるかもしれません。
犬が猫の糞を食べてしまう理由②「外敵から身を守るため」
これも本能のひとつなのですが、外敵から身を守るために糞を食べて処理しようとすることがあるようです。外敵が糞のニオイを嗅ぎつけて近づいてきてしまわないよう、糞を食べて処理することでニオイを消そうとするのです。
犬が猫の糞を食べてしまう理由③「ごはんのニオイがするから」
猫の糞からごはんのニオイがし、食べてしまうことがあるようです。特に猫ちゃんのごはんは味が濃かったり、においもしっかりついているごはんも多いので余計に気になってしまうことがあるのかもしれません。もし猫ちゃんのうんちに未消化フードが含まれている場合、胃腸の働きが悪い場合や何等かの病気である可能性も考えられますし、猫の体調の方も心配になってしまいますよね。
犬が猫の糞を食べてしまう理由④「お腹が空いている・栄養が不足している」
お腹が空いていて思わず猫の糞を食べてしまった、という理由も考えられるのではないでしょうか。また、お腹は空いていなくても、栄養が不足していることから何かを食べて栄養を補給しようとし、たまたま見つけた猫の糞を食べてしまったということも考えられるのではないでしょうか。
しっかり食べているし、適切な量を与えているし、栄養バランスのことも考えて食事を与えている。栄養が不足している可能性は考えられない。しかし、消化の機能や代謝の機能が低下していたり障害があることによって、栄養が不足してしまっている可能性も考えることができます。猫の糞を食べてしまうことやごはんやおやつの催促があまりにも激しい場合には、消化の機能や代謝の機能は正常であるかどうか、健康診断を受けてみると良いのではないでしょうか。
犬が猫の糞を食べてしまうことをやめさせるための対策
猫の糞がある場所へは連れて行かない
お散歩中に猫の糞を食べてしまう犬の場合、猫の糞がある場所へは連れて行かないようにしましょう。猫がアスファルトの上に糞をすることはほとんどありません。砂や土や砂利などのある場所で糞をし、その砂や土や砂利で隠してあるはずです。ですので、砂や土や砂利のある場所へは連れて行かないようにすることで、猫の糞を食べてしまうことはなくなるのではないでしょうか。
扉付きのトイレに変える
一緒に暮らしている猫の糞を食べてしまう犬の場合、猫のトイレを扉付きのものに変えてみてはいかがでしょうか。猫が出入りできるくらいの大きさの扉なので、犬が出入りすることは難しいと思います。チワワやポメラニアンなどの超小型犬は出入りできるかもしれませんが、扉をくぐってまで猫の糞を食べたい犬はいないのではないでしょうか。 もちろん猫ちゃんが使ってくれるかといった問題もあるので、可能であれば選択肢の一つとして考えてみてもいいかもしれません。
まとめ
猫の糞であろうと犬の糞であろうと、食糞はあまり気持ちのいいものではありませんよね。愛猫を放し飼いにしない、愛犬の糞は後始末をして持ち帰る、などのマナーを全ての飼い主さんにしっかり守ってもらうしかありません。また、野良猫が存在する以上、お散歩中に猫の糞が落ちている可能性を避けることはできません。お散歩中、いつも犬の糞が落ちている場所、いつも猫の糞が隠されている場所を私は把握するようにしています。そういった場所を避けてお散歩すると良いのではないでしょうか。