触らせてくれないときの心理1:トラウマがある
例えば、以前人間から虐待を受けていた、体罰によるしつけをされていたワンちゃんは、「人に対するトラウマ」がある可能性が高いです。
そのような場合は、人間の手を特に怖がり、触ろうとすると逃げたり、噛み付こうとしたりしてくることがあります。
トラウマを解消してあげられるには、ゆっくりと信頼関係を築く必要があるので、触らせてくれなくても焦らずに接したいですね。
触らせてくれないときの心理2:今は邪魔されたくない
犬にも触られたくないタイミングがあります。
例えば、ご飯の最中、遊びに夢中になっているとき、スヤスヤと気持ちよく寝ているときなどは要注意です。
嫌なタイミングで「やめて!」と唸ったり、逃げたりして意思表示してくれるワンちゃんもいますが、優しくて我慢強いワンちゃんなら、我慢してストレスになりかねません。
ワンちゃんの都合も考えてあげたいですね。
触らせてくれないときの心理3:体調が悪い
体調が優れないときに、身体に触れられることを嫌がるワンちゃんも多いです。
特に、痛みを伴う病気や怪我の場合、触られることによって「痛い!」と辛い思いをするので、飼い主さんであっても、触られることを避けるようになります。
特に、撫でたり抱っこされたりするのを嫌がる病気や、不調の例としては、
- 椎間板ヘルニア(背骨のヘルニア)
- 膝蓋骨脱臼(膝のお皿が外れる)
- 腹痛
- 外傷
- 腫瘍(炎症を起こしている)
などが挙げられます。
ふだんはスキンシップが大好きな子が、急に触られることを嫌がるようになった場合は、これらのような病気の可能性があります。
様子がおかしいな?と思ったら、迷わず動物病院に連れて行ってあげましょう。
触らせてくれないときの心理4:人間に慣れていない
元野犬や、人間に全く触れたことのない犬であれば、警戒心から触らせてくれることは少ないでしょう。
時間をかけて仲良くなっていくと、撫でたり触れ合ったりできるようになることもあるので、飼い主さんは、余裕を持ってその子のペースに合わせて接してあげたいですね。
触らせてくれないときの心理5:触られる場所が嫌だから
犬が撫でられて嬉しい場所は、「首〜胴体」にかけての部分と言われています。
反対に、撫でられるのが嫌な部分は、「頭の上」「お腹」「しっぽ」「手足の先」などと言われています(個体差はあります)。
ですので、これらのような部分を触ると嫌がったり、触らせてくれなかったりすることがあります。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
犬が触らせてくれないときの心理として、
- トラウマがある
- 今は邪魔されたくない
- 体調が悪い
- 人間に慣れていない
- 触られる場所が嫌だから
の5つを挙げてきました。これらの他にも、その子特有の理由があるかもしれません。
飼い主さんは、その理由を見つけるためにも、日頃からよく観察しておいてあげる必要がありますね!