愛犬のこんなサインには要注意!
犬に行えるメンタルケアをご紹介する前に、愛犬から発せられるストレスのサインを見逃さないように注意が必要です。
蓄積されたストレスは愛犬の体への不調や心の病にも繋がっていきます。
では、ストレスを感じていると犬はどのようなしぐさをするのでしょうか?
同じことを何度も繰り返し行う
同じ場所を何度も往復する、自分の尻尾をいつまでも追いかける、体の一部をしつこく舐めたりニオイを嗅いだりするといったように、犬はストレスを感じると何度も同じことを繰り返し行うことがあります。
これは、常にその行動をしていないと落ち着かないという状態までになり「常同障害」と呼ばれています。
これは人間でいうと「強迫性障害」と似ていて○○せずにはいられないという症状で、その行動を続けることで自分が傷を負ったりしても止められないという病気です。
体を震わせる
特に寒いわけでもないのに、ブルブルと体を小刻みに震わせている場合は、恐怖感や極度の緊張を表している可能性があります。
苦手な人や動物、掃除機や雷など大きな音などに敏感であれば、そういった対象が近づいたり遠くで音がするだけでも震えて怖がることもあります。
頻繁にあくびをする
犬のあくびはリラックスしているという意味ではなく「早くこの状況が終わってほしい」という気持ちの表れです。
人間でいうとため息のようなものでしょうか。
「めんどくさいな」「つまんないな」という気持ちが強くなると頻繁にあくびをすることがあります。
無駄吠えが多い
無駄吠えはストレス発散の為であったり、飼い主さんとのコミュニケーション不足から来る不安などからも増える傾向があります。
無駄吠えが多いなと思った時は頭ごなしに叱るだけではあまり効果がありません。
なぜ吠えているのか、原因を突き止め取り除いてあげることが重要です。
犬にできるメンタルケアとは
犬もストレスを感じますし、それを発散しようと色々な行動として表れます。
日々、癒しをくれる愛犬たちがいざ心に傷を負ってしまったりしたら、何とかしてあげたいと思いますよね。
飼い主である私たちが愛犬にできるメンタルケアはどのようなものがあるのでしょうか。
スキンシップを大切にする
おもちゃで遊んであげたり、背中やお腹を優しくマッサージしたりと愛犬と接しながらスキンシプを重ねることでお互いにストレスを緩和する効果があります。
また、「大好きだよ」「可愛いね」とポジティブな言葉をかけてあげることでより良い効果が期待できます。
言葉は理解できなくとも飼い主さんの優しい気持ちや雰囲気は察することができるので、ぜひチャレンジしてみてください。
さらに、新しいおもちゃを与えると良い刺激となって愛犬も嬉しがると思いますよ。
適度な運動をさせる
心理的なストレスが溜まっている場合、軽い運動をさせることで良い気分転換となりストレス発散に繋がります。
激しい運動を行うとかえってストレスを増やしてしまいかねないので、散歩のコースを変えてみたり時間を少し増やしてみる程度で良いでしょう。
ドッグランに出向くことも他の犬と触れ合うことで、良い刺激となりストレスを軽減させる効果があります。
しかし、中には他の犬とのふれあいが苦手な場合もありますので、良く愛犬の性格や様子を見て検討してください。
自然な音を聞かせる
鳥のさえずりや植物の葉が揺れる音、川の水が流れる音など自然環境の音を聞かせると心が落ち着きを与えることができます。
森林浴という言葉があるように自然の力は、私たちが思っている以上に大きい影響力があります。
もし一緒に行ける自然公園などがあればゆっくりと散策して、飼い主さんも愛犬も心を休めてみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
犬もストレスを感じそれが原因で体調不良や精神的な病気にかかることもあります。
日頃から適度なスキンシップで絆を深めつつ、一緒にドッグランや自然公園など出向いてリフレッシュして飼い主さんも愛犬もお互いにメンタルケアをしていきましょう。