犬がドアを開けたがるのはなぜ?
ここを開けてください!と言わんばかりにドアの前に立って見つめてくることありますよね。自分では開けられないことをわかっているからおねだりしているわけです。
しかし、開けられないだろうと思っていたドアを開けてしまっていることはありませんか?うちはよくあります。ドアノブに届いてしまう中型犬の方がドアノブに手をかけて開け、超小型犬も一緒に出て行ってしまっているんです。行ってはいけない部屋へ行き、イタズラしていることもあるので本当に困り物です。
これから、犬がドアを開けたがる理由と対策についてご紹介します。こんな理由だったのか…と飼い主さんが意外に思う理由もあるかもしれません。
犬がドアを開けたがる理由①「飼い主さんの真似をしている」
犬が学習能力の高い動物であることはご存知だと思います。母犬や兄弟姉妹の犬の行動を見て、同じ行動をしようとします。そうやって犬社会を学んでいます。
それは飼い主さんに対しても同じです。飼い主さんの行動を見て、同じ行動をしようします。人間社会を学ぼうとしているのです。
それは、ドアを開けたがる理由でもあります。「〇〇をすればドアが開く」ということを飼い主さんの行動を見て学んでいるのです。そして、飼い主さんの真似をしようと行動します。
飼い主さんの真似をしてみたらドアが開いた。ドアの向こうに行くことができた。キッチンへ行くことができた。おやつを盗み食いできた。などの経験から、またキッチンへ行っておやつを食べたいという思いからドアを開けるようになることがあります。
最初は飼い主さんの真似をしただけだったのに、おやつが理由になってしまったのです。
犬がドアを開けたがる理由②「好奇心」
このドアの向こうには何があるのだろう?そんな好奇心からドアを開けたがることがあります。犬は好奇心だけてドアを開けてしまおうとするので、その先のことまで考えていません。
飼い主さんがそのドアの先に愛犬を行かせたくない理由は、愛犬にとって危険なことや悪いことがあるからだと思います。でも、犬にはそこまで想像することができません。ドアの向こうに思わぬ危険が待っているかもしれません。何が何でも開けさせないようにしたいですよね。
ドアを開けさせないためには?
対策①「ドアレバーロックを取り付ける」
ドアノブに手をかけるだけで開けることができるドアは、犬の手がドアノブに届いてしまえば簡単に開けられてしまします。
そのようなドアノブにはドアレバーロックを取り付けることで、犬がドアを開けることをできなくすることができます。犬の脱走や侵入を防ぐためのグッズとしても販売されています。
対策②「引き戸ストッパーを取り付ける」
手がドアをカリカリしたり、鼻でスリスリしたり、犬でも簡単に開けられてしまう引き戸には引き戸ストッパーのいうものがあります。
金具を使って取り付けるタイプもあるのですが、ドアや床を傷つけてしまうことが懸念されます。引き戸の間に挟むだけで開けることができなくなるタイプのものを選ぶのがおすすめです。
対策③「ドアノブを回して開けるタイプに取り替える」
回すタイプのドアノブならドアノブを握って回さなければならないので、犬にはとても開けることが難しいと思います。
対策④「鍵をかける」
ドアに鍵をかけておくというのが最も効果的な対策なのではないでしょうか。どんなに賢い犬でも、さすがに鍵までは開けられないと思います。
うちのドアは手をかけて簡単に開けることができるので中型犬の愛犬がドアを開けて他の部屋へ行ってしまうことが多かったです。
さすがに鍵を開けることができない様子なので、とくに出かけるときは、愛犬たちが入ってはいけない部屋には鍵をかけて出かけるようにしています。
まとめ
犬がドアを開けたがる理由と対策についてご紹介しました。
二階の部屋でお留守番をしていたはずの愛犬(老犬)が、帰宅してみると一階のリビングでくつろいでいたことがありました。手足が衰え、白内障で視力を失った老犬です。
どうやってドアを開けたのか、どうやって階段を降りたのか、階段を転げ落ちたのではないかと思い、すぐに病院で検査を受けました。何事もなく済んだので良かったのですが、ドアを開けることはないと過信していたことを反省しました。
みなさんも、愛犬がドアを開けてしまったことでヒヤッとした出来事はありませんでしたか?ドアを開けて脱走してしまった犬もいるかもしれません。ドアを開けた先には危険がたくさん待っていると思います。しっかり対策したいですね。