犬がだるそうにしている原因①「気温の変化によるもの」
夏であれば、熱中症や夏バテの可能性があります。
暑さによってカラダがだるくなってしまったり、食欲が低下したりします。カラダの不調はなくても、暑さによって活発に動くことができなくなり、だるそうに見えることもあります。
春や初夏の気温の変化が激しい時期も、体調を崩しやすいです。昼間は30℃近くまで暑くなるのに、朝と晩は冷え込むなんて時期がありますよね。激しい気温の変化にカラダがついていけないのです。
犬がだるそうにしている原因②「ケガをしている」
肉球に植物の棘が刺さっている、指の間に炎症が起きている、爪が割れてしまっているなど、気づきにくいケガもあります。
愛犬が手足を地面につけずに歩くようになったり、手足を引きずるようになったりしてから、やっと気づくということも多いです。
犬がだるそうにしている原因③「病気」
だるそうにしているという症状だけでは、どんな病気を発症しているのかまで推測することは難しいですが、「病気なのでは?」と思わせるような症状が、必ず隠れていると思います。
数日間ごはんを全く食べていない、下痢が続いている、嘔吐を繰り返す、このような症状が出てくる可能性もあります。
愛犬の様子をふだんからよく見ている飼い主さんだからこそ、病気なのではないかと疑う瞬間があると思います。少しでも感じたら、すぐに病院で診察や検査を受けるようにしましょう。
犬がだるそうにしている原因④「ストレス」
ストレスは心の不調ですが、ため込んでしまうことでカラダにまで不調が及ぶことがあります。
お留守番中の不安や寂しさ、苦手な人や犬と会ったこと、苦手な場所へ行ったこと、恐怖を感じるような音(花火や雷など)を聞いたこと、このようなことがストレスになることがあります。
また、飼い主さんとのコミュニケーション不足やスキンシップ不足、怒られてしまったり、叱られてしまったりしたことによるストレスも感じやすいです。だるそうにしているというよりは、しょんぼりしているのかもしれません。
犬が「だるそうにしている」とはどんな状態?
寝たまま動かない、呼んでも反応しない、ごはんを食べない、このような状態は明らかに元気がなく、だるそうにしている状態ですよね。犬のカラダに何らかの異常が起きているサインです。
犬には不調を隠すという本能があります。ケガや病気や痛みなどで弱っている姿を敵に見破られてはいけないからです。人間と暮らすようになった今も、我慢できないほどの強い痛みなどが襲ってこない限り、隠し通そうとします。
犬がだるそうにしていたら
犬のカラダに触れて体温を確認してみましょう。
ふだんから愛犬のカラダに触れる習慣があれば、違いに気づきやすいです。明らかに熱いなと感じたら発熱している可能性があります。
犬のカラダに触れて、痛みを訴える部分はないか確認してみましょう。少し強めに触れてみたり、手足の曲げ伸ばしをしてみたりするとわかりやすいです。
犬の被毛をかき分けて皮膚を確認してみましょう。赤みや腫れ、傷や出血の有無を確認します。カラダ全体を被毛で被われている犬は、被毛をかき分けながら、よく見ないと皮膚の状態を確認しづらいため、不調に気づきにくいです。
まとめ
寝たまま動かず、名前を呼んでも反応しない。愛犬がだるそうにしていると何か病気なのではないか、緊急事態なのではないかと焦ってしまうかもしれません。
まずは愛犬の様子を確認し、発熱や嘔吐などがないか確認しましょう。カラダ全体に触れ、どこか痛みはないか確認しましょう。
時間をおいて様子をみても良いのか、すぐに病院へ連れて行った方が良いのか判断できない場合は、まずは病院へ連絡して相談してみると良いと思います。