犬は飼い主の帰宅がわかる!?
「犬は飼い主の帰宅がわかる」とよく言われますが、本当なのでしょうか?そしてそれは、どのように察知しているのでしょうか?経験したことがある飼い主さんも多いでしょう。
犬のこの行動には、様々な説が挙げられています。
- 優れた嗅覚によって、離れた場所にいる飼い主さんのニオイを察知している
- 優れた聴覚によって、離れた場所にいる飼い主さんの足音を聴き取っている
- 飼い主さんの帰宅時間や帰宅パターンを、自分の体内時計で予想している
- 予知能力?テレパシー?
実は、上記で挙げた中で一番有力なのが、予知能力やテレパシーといわれています。
例えば、帰宅しようとタクシーに乗った瞬間や、帰宅しようと時計を見た瞬間など、世界の様々なところで、犬はテレパシーを感じているのでは?という実体験が話題となっています。
なんと、犬は「飼い主が帰宅しようと意識した瞬間」に、何らかの行動を示したのです。
犬のテレパシー説、なんとも信じがたい話ですが、でも本当のようにも感じます。
さて、テレパシーで飼い主の帰宅を察知しておもちゃを咥える愛犬は、どのような心理なのでしょうか?
犬の心理①遊んで遊んで!
多頭飼いならまだしも、一人でお留守番をしていたら、退屈なはずです。そこへ大好きな飼い主さんが帰ってきたら、喜びを大爆発するのも無理はありません。
さらに、そのおもちゃが一番のお気に入りで、いつも遊んでいるものであれば、飼い主さんをとても信頼し、大好きである証拠といえるでしょう。
自分のお気に入りのおもちゃを、大好きな人と共有したいという気持ちがあらわれているのです。人間もそうですが、とても健気で可愛いですよね。
犬の心理②わたしを見て!
飼い主さんとあまり遊べなくて、寂しいと感じている子は、おもちゃを持っていくことで自分に気を引いてほしいと思っている場合があります。
例えば、仕事が忙しくてコミュニケーションが十分にとれていない場合や、2匹目を迎えたときに先代の犬がよくこの行動をするようです。
どちらにせよ、「飼い主さんに構ってほしい!」という欲求が含まれています。
犬の心理③褒めてほしい!
犬はもともと群れで生活していた動物なので、ひとりぼっちのお留守番は苦手と感じる子も多いようです。多頭飼いでないのであれば、なおさらでしょう。
30分程度の外出でも、お留守番が苦手な子や寂しがり屋な子にとっては不安に感じ、ストレスとなってしまいます。
そのような子は、飼い主さんの帰宅の気配を感じると、おもちゃを持って玄関で待ち構えます。
そして、お留守番を頑張ったご褒美として遊んでほしいのです。長いお留守番を耐えたご褒美として、たくさん遊んであげましょう。
犬の心理④飼い主の笑顔が見たい!
ボール遊びやフリスビーをふだんからする子は、特にこの行動をする傾向があるようです。
ボールを取ったりフリスビーをキャッチしたりすると、飼い主さんは大いに喜びますよね。
犬は飼い主さんの喜ぶ顔が大好きなため、飼い主さんの笑顔を見ようと、ボールやフリスビーなどのおもちゃを持って玄関で待ち構えます。
また、犬は飼い主さんの感情を察知することができます。「飼い主さん疲れてるな」「元気がないな」と感じ、おもちゃを持っていくことで笑顔を引き出そうとしているのかもしれません。
まとめ
犬の心理をいくつかご紹介しましたが、共通して言えることは、「飼い主さんが大好き」ということです。
愛犬が飼い主さんに対しての愛情表現の仕草や行動を知ると、なおさら可愛く、愛しく感じるでしょう。
犬は正直な動物で、「飼い主さんがいない=寂しい」、「飼い主さんがいる=幸せ」と考えています。つまり、「玄関のドアが開く=幸せがやってくる」と捉えています。大喜びするのも無理はありませんよね。
このような愛犬の姿を見たら、飼い主さんも思いっきり応えてあげましょう。