犬が寝る場所を整える理由1:安全チェックのため
寝る場所に何か異変がないか、何か危険なものが落ちていないかなどを確認するために、寝る場所を整えることがあります。
他にも、自分の気に入らない物が置いてあったりすると、咥えて別の場所に運んだりします。
その子のこだわりや、気にするポイントなども分かって面白いですね。
犬が寝る場所を整える理由2:寝やすい形にするため
私たち人間は、まっすぐで平らな場所で睡眠をとることが好きな場合が多いですが、犬はクレートのような、少し凹んでいる場所が好みです。
ですので、例えば飼い主さんが好意で綺麗にまっすぐ整えてあげた寝床でも、自分の好きな形にアレンジして(ぐちゃぐちゃにして)寝ようとすることがあります。
「せっかく綺麗に整えてあげたのに・・・」と気を落とさず、愛犬の好きなスタイルで寝かせてあげましょう。
犬が寝る場所を整える理由3:習性の名残
犬が持つ習性として、野生で暮らしている場合、地面に浅い穴(クレート)を掘って、そこを寝床として休みます。
そのような習性から、ペットとして飼われるようになっても、土を掘るのと同じような行動で寝床を整えてしまうことがあるのです。
愛犬がベッドなどを掘っていれば、「寝る準備かな?」と理解し、静かな環境作りに協力してあげたいですね。
犬が寝る場所を整える理由4:マーキングをしている
犬が寝床を掘るような仕草をしている場合、マーキングの意味である場合があります。犬の肉球には汗腺があり、そこから分泌される臭いを寝床にこすり付けていると考えられます。
特に、あまり入らない部屋や、新しい場所で寝ようとする場合は、このようなマーキングの意味を含んでいるでしょう。
また、寝床に全身を擦り付けるような行動も、自分のにおいを付けるといった意味でマーキングに当たります。自分の居場所を決めて、安心して眠れるようにする工夫なのですね。
犬が寝る場所を整える理由5:ストレスを発散している
何か愛犬にとって嫌なことがあった後、力強く「ガリガリガリッ」と地面やクレートを掘っている場合は、「ストレス発散中」であることがあります。
そうやってストレスを発散した後に、その掘った場所で横たわったり、寝たりする行動が見られます。
我が家の愛犬は、思い通りにいかなかったときや、私に話しかけられてウザかった(笑)時などにホリホリしてから寝ます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
犬が寝る場所を整えるのには、
- 安全チェックのため
- 寝やすい形にするため
- 習性の名残
- マーキングをしている
- ストレスを発散している
などの理由があったのですね。
どの理由も決してイタズラではないので、ホリホリしていても怒らないであげてくださいね。