犬が満足しているサイン
みなさんの愛犬は、「食事の後」「お散歩の後」「遊びの後」にどのような様子を見せてくれますか。
- お気に入りの場所でゆっくりくつろいでいる
- 頭や背中をスリスリとつけている
- 穏やかな呼吸でパンティングしている
- 深くため息をつくように深呼吸している
- 伏せのポーズでボーッとしている
このような仕草や様子は、犬が満足しているというサインです。食事に満足することができた犬は、お気に入りの場所でゆっくりくつろいでいることが多くありませんか?
お散歩の後はどうでしょうか?お散歩に満足することができた犬は、お気に入りの場所や飼い主さんに頭や背中などをスリスリとつけてきて愛情表現してくれます。また遊びの後なら、満足した幸福感から伏せのポーズでボーッとし、そのまま寝落ちてしまうこともあるでしょう。
みなさんの愛犬は、食事や散歩、遊びの後にこのような様子をしていますか?満足している姿を見たことがないなら、愛犬に満足してもらうにはどのようなことをしたら良いのでしょうか。
犬を満足させる方法とは?【食事編】
愛犬が少食でも大食いでも、毎日適切な食事量を守って与えることが基本ですよね。我が家の愛犬たちは、少食も大食の子もいます。
特に大食いのポメラニアンの女の子は、少し前まで食事の量に満足しておらず、少食の子のごはんをいつも狙って、隙あらば盗み食いをするほどでした。
私が実際に行った改善策
改善できた方法はこの2つ。
- 食物繊維の多いドッグフードに変える
- 満足サポート用のドッグフードに変える
ドッグフードだけでは満足できない時は、ビタミンやミネラル豊富な野菜や、脂質が少なくタンパク質が豊富な鶏のササミを加熱したものをトッピングとして与えても良いかもしれません。ただしカロリーオーバーにならないように注意することが大切です。
監修ドッグトレーナーによる補足
ごはんに満足しない子には、1回の量を減らして、回数を増やす「おかわり」が効果的です。
例えば、1回の食事量が100gなら最初に70gを与え、完食したら残りの30gを与えます。1回の量を変えることなく、犬が「おかわり」がもらえた気になって満足感を与えることができますよ。
犬を満足させる方法とは?【お散歩編】
朝は忙しい、夜は帰宅が遅いからなどとお散歩をついついサボってしまう飼い主さんも多いのではないでしょうか。我が家でも自分の都合やお天気の悪い日にはお散歩の時間が短くなってしまうことがあります。
運動が苦手なポメラニアンの女の子は「ラッキー!」という様子ですが、ごはんやおやつよりもお散歩が大好きなミックスの男の子にとって、お散歩の時間が短くなるなんて考えられないという様子を見せます。お散歩に満足できなかったときは、ごはんも食べず、すねて目も合わせてくれません。
こんな時に、我が家で実践している方法はこちら。
- 朝忙しいときは、状況に合わせて30分、1時間ほど早く起きて散歩に行く
- 帰宅が遅くなった日は、夜でも安全なドッグランへ車で連れて行く
- どうしても散歩に行けないときは、室内でできる運動や遊びをする
- 週末やお休みの日は愛犬が満足できるまでお散歩に付き合う
犬を満足させる方法とは?【遊び編】
犬が遊びに満足できない理由の一つに「強制運動」している可能性が考えられます。たとえば、飼い主さんがボールを投げて愛犬がもってくる遊びや、おもちゃを引っ張り合いする遊びなどです。
ボール遊びやおもちゃを引っ張り合うのは、犬が大好きな遊びでもありますが、ボールを投げても持ってこなくなったら、犬がその遊びに満足してもうしたくないというサインです。
また、夢中で引っ張り合っているうちは良いですが、おもちゃを引っ張らなくなったり、咥えることすらしなくなった場合は、もう満足だからこれ以上はしたくないと言うことです。
愛犬の満足したサインに気がつかずに遊びを続けてしまえば「強制運動」になってしまいます。また、ボール遊びや引っ張り合いがそもそも苦手な犬もいます。苦手なことに気がつかずに無理に遊ばせることは強制運動となり、犬が遊びに満足するもなく、ストレスになってしまうこともあります。
どんな遊びを取り入れてもかまいません。強制運動にならないよう愛犬が好きな遊びで満足させることが大切です。
監修ドッグトレーナーによる補足
人間も「明日から10km走れ」等と強制されたらやる気がなくなることがありますよね。犬も同じです。
それぞれに個性があるので、全ての犬が同じ遊びが好きなわけではありません。愛犬がどんな遊びを喜ぶのかを観察して満足させてあげましょう。ただし、遊ばせすぎには注意し、満足サインを見逃さないようにしてくださいね。
まとめ
犬が食事やお散歩、遊びなどに満足すると、お気に入りの場所でくつろいでいたり、体をすりつけて甘えてきたり、穏やかに過ごす様子を見せてくれます。
逆に、何かに満足していないときは、飼い主さんの周りをウロウロしたりまとわりついたりすることがあります。
愛犬が満足している時の仕草や満足していなサインを見逃さないよう、日頃からしっかりと愛犬を観察してあげましょう。