情緒不安定になっているときの仕草1:出来ていたことができなくなった
- 今まで難なくこなせていた「マテ」や「フセ」「オスワリ」などが急にできなくなった
- オシッコやうんちがトイレでできなくなった
- 「ハウス」や「オイデ」ができなくなった
このような症状が表れた場合、情緒不安定になっている可能性があります。心の不安が強すぎて、飼い主さんの指示に従うことができない状態になっています。
愛犬を叱るのではなく、どうして失敗をしてしまうかの原因を考えてあげましょう。
情緒不安定になっているときの仕草2:吠えやすくなる
特に意味もなく吠え続ける場合、情緒不安定になっている場合があります。
今まで無駄吠えをあまりしたことがないワンちゃんが、急にこのような状態になっていれば、不安な気持ちを「吠えること」によって解消しようとしているのでしょう。
穏やかでストレスや不調がない状態の犬が吠え続けることはありません。「犬は吠えるもの」として放っておかずに、吠える以外にストレスを発散できる手段(散歩、一緒に遊ぶ、一緒に出掛ける等)を提案してあげましょう。
情緒不安定になっているときの仕草3:家のものを破壊する
家の柱をかじってたり、ソファーやクッションを壊したり、時には飼い主さんの大切なものを破壊する行動が見られます。
情緒不安定になるのは主に過度のストレスが原因で、ストレスを発散するため、物を壊したりかじったりする「破壊行為」を行ってしまうのです。
情緒不安定になっているときの仕草4:同じ行動を繰り返す
同じ場所を行ったり来たりしたり、自分の尻尾を噛もうとぐるぐる回ったり、自分の手や足を舐め続ける・・・といった行動が見られます。心の不安が行動に表れてしまっている状態ですね。
この場合、情緒不安定の原因を取り除くことはもちろん、犬が適度に疲れるまで散歩に行ったり、遊んだりして、犬の気を違うことへ向けられるようにしてあげましょう。
情緒不安定の対処法
情緒不安定になる原因は様々ですが、主に挙げられる原因として「ストレス」や「分離不安症」があります。「分離不安症」の場合は、愛犬との距離を見つめ直すということが一番の対処法です。ストレスが原因の場合は、愛犬のおかれている環境が適切かどうか(お留守番が長すぎないか、運動量は十分か、愛情表現は足りているか等)を再チェックしてみてください。
また、補助的な対処法として、食品やハーブ、サプリメントを利用することも効果があるそうです。そこで有効な成分の例として、
- ギャバ(アミノ酸の一種、リラックス効果がある)
- テアニン(お茶の成分の一種、リラックス効果がある)
- カゼイン(ミルクに含まれる成分。分解されると、リラックス効果のある物質になる)
- カノコソウ(ハーブの一種で、鎮静効果が期待される)
などが挙げられます。これらの成分が含まれる食品をフードのトッピングやおやつに取り入れてみたり、サプリメントを試してみたりするのもいいですね。ただし、即効性や劇的な変化が見られることはないので、継続して習慣づけることを目標にしたいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
愛犬が情緒不安定になっているかも?と感じる仕草や行動に気づいた場合は、この記事で触れたことを思い出して、適切な対処をしてあげてくださいね。