人見知りな犬がよくする仕草や行動
吠える
人見知りの犬は、人が近づいてきたり、横を通り過ぎたりするときに吠えます。
その程度は様々で、軽く「ワンワン!」と吠える子から、相手が見えなくなるまで激しく「ギャンギャン!ギャンギャン!」と吠え続ける子までいます。
「近づくな!」という意思表示なので、無理に近づいたり、撫でようとしたりすると、噛まれて怪我をしてしまうこともあるので、特に小さいお子さんは気をつけましょう。
このように吠える理由は、
- 飼い主さんを守ろうとしている
- 過去に人間からトラウマになることをされた
などが考えられます。
逃げる
来客などで、家の中に知らない人が入ってきたりしたとき、相手から十分な距離が取れるところまで逃げるという行動が見られます。
人見知りが治らないうちは、来客に備えて愛犬が心休まる避難場所を確保してあげることが大切です。
クレートトレーニングを愛犬に教えてあげる事でリラックス出来る環境を確保しやすくなります。次の動画を参考にしてみてください。
震える
人が苦手な犬は、知らない人に会って「怖い」「不安」な気持ちを震えるということで表現します。
その他にも、体調が悪いときや寒いときなどに震える犬も多いです。特にチワワなどとても小さくて寒さに弱い犬種の子は、震えているイメージがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
目をじっと見る
犬にとって相手の目をじっと見るということは、「敵意がありますよ」ということを表します。ですので、可愛い犬を見ていて目がじっと合えば「あなたは敵だ!あっちにいけ!」と犬からのメッセージだということになります。
反対に、人懐っこい犬の場合は、人間が見つめてきた場合は自らの目線を逸します。そうすることによって、「仲良くしてね!」というメッセージを相手に送っているということですね。
監修ドッグトレーナーによる補足
犬のしつけのアイコンタクトを教えている愛犬ちゃんや目をキラキラさせながら飼い主様の目を見る場合は、必ずしも敵意ではなく『信頼』『期待』の場合もあるため状況によって見極めが大切です。
人見知りの克服方法
1番の克服方法は「子犬の頃からたくさんの人と触れ合わせる」ことで、人は怖くないということを小さいうちから理解出来るようになることです。
ですので、なるべくワクチン接種は最短で済ませて、お散歩に行ったり、飼い主さん以外の多くの人と接したり、時にはお手本となる犬と触れ合って、勉強出来るようにしておくと良いでしょう。
また、成犬で人見知りの犬の場合でも決して手遅れではなく、少しずつ人に慣れることができれば、人見知りを克服する事ができます。
人の手からオヤツをあげてみたり、犬が自分から近づくまで我慢強く待ってみたりして、その子のペースに合わせて「人は怖くないんだよ」ということを理解してもらいましょう。
犬の人見知り改善に必要なことを動画で解説!
散歩中に人や他の犬に吠えてしまう場合の改善策を解説しています。簡単にできるしつけですが、続けることが大事なので、まずは一週間試してみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
犬にもそれぞれ性格があり、中には人見知りの犬もいるのは自然なことですよね。しかし、人間と暮らしていく上で、飼い主さん以外の人と接する機会も必ずあります。
そんなとき、愛犬がなるべくストレスを感じないようにするためにも、人見知りを克服してあげたいですね。
監修ドッグトレーナーによる補足
子犬の時期にたくさんの良い経験、楽しい経験を積ませる事が人見知り・犬見知りにならないためにはとても大切な事になります。
成犬になると人見知りを改善していくには確かに時間も労力もかかってしまうのですが、決して諦めずに今出来る事を愛犬と正面から向き合っていく事で必ず方向に進んでいきますので、飼い主様から諦めてしまう事がないように頑張っていってもらえたらと思います。いつも応援しております!