申し訳なさそうな顔をしている時の心理1:怯えている
犬が申し訳なさそうな顔をしているのはどんな時が思い浮かびます?例えば、飼い主さんに怒られた時や、犬にとって嫌なことがあったりしたときにそのような表情をすることが多いと思います。
犬は人間全く同じように道徳心から、相手にしてしまったこと、迷惑をかけたことに対して「申し訳ない」と後悔するようなキモチが起こることはないと言われています。
したがって、申し訳なさそうな表情に見えるのは、「飼い主さんが怒っているな」「大きな声や音が怖いな」といった気持ちから怯えている表情をしているからなのです。
申し訳なさそうな顔をしている時の心理2:落ち着いて欲しいな
犬はその場の状況や相手の様子から、相手のキモチを感じ取って考えることができる動物です。実際に、犬同士のジェスチャーのようなものである「カーミングシグナル」には、相手を落ち着かせるためのシグナルがあります。
例えば、犬の「あくび」や、「鼻を舐める」といった行動は相手に対して、「まぁまぁ落ち着こうよ」ということを伝えようとしていると言われています。人間で言うところの「深呼吸」や「唾を飲み込む」などの時の気持ちに似ているでしょう。
したがって、あくびや鼻を舐めながら申し訳なさそうな顔をしている場合は、相手に「落ち着いてほしい」ということを表現していると考えられます。
飼い主さんや人が怒っていたり、イライラしたり、悪い雰囲気を出していれば、申し訳なさそうな顔に見える仕草をすると言えるでしょう。
申し訳なさそうな顔をしている時の心理3:困っている
犬にとって理解できないことが起こっているとき、「申し訳なさそう」な顔に見えることがあります。特に、恐怖やストレスが伴う状況のときは、申し訳なさそうな顔で肩をすくめたり、隠れたりしながら困っているように見えるでしょう。
例えば、雷が嫌いなワンちゃんにとっては、嵐で雷が鳴っているときにこのような仕草が見られることもありますし、人見知りのワンちゃんがたくさんの人に囲まれて触られているときなどにも見られるでしょう。
愛犬が困ることや恐怖・ストレスの原因となるものが分かれば、すぐに取り除いてあげましょう。愛犬にとって頼りになる存在になれれば、もっと仲良くなれますよ!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
犬が申し訳なさそうな顔をしていても、人間と全く同じように「申し訳ない」と思っているとは限らないのですね。それは犬が人間独自の“道徳心”に基づいて「申し訳ない」と考えることは無いと言われているからです。
考えられる犬の気持ちとしておさらいすると、
- 怯えている
- 相手に落ち着いてほしい
- 困っている
の3つでしたね。
しつけの中で、犬に反省してもらうことも大切ですが、犬に対しては「褒めて伸ばす」ことを意識した方が上手くいくかもしれませんね。是非、参考にしてみてください!
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50代以上 男性 シャンティ